【大義なき解散総選挙】公明党は「安倍総理の足を引っ張るだけ」――自民党のパートナーの座を望む、石原・田母神氏ら次世代の党が第一声 2014.12.2

記事公開日:2014.12.2取材地: テキスト動画
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(取材:IWJ・松井信篤、記事:IWJ・ぎぎまき)

 「公明党を切り離し、次世代と自民党が連立を組まなければ、日本は取り戻せない」

 岡山県津山市で、次世代の党の平沼赳夫党首が第一声をあげている頃、東京・新宿の小田急百貨店前では、石原慎太郎最高顧問や田母神俊雄候補、アントニオ猪木参議院議員ら次世代の党のメンバー6名が、有権者に向かって支持を訴えた。

 「国交大臣を公明党に任せていては、日本の領海は守れない」。自公分断を訴えた田母神俊雄候補は、太田昭宏公明党候補と闘うため、東京12区から立候補。田母神氏は終始、公明党批判を展開し、「打倒公明党」をアピールした。

 「日本の名誉を守るため、従軍慰安婦問題を取り上げ続けてきたのは、次世代の党だけ」

 従軍慰安婦問題について触れたのは、元杉並区長であり、次世代の党幹事長の山田宏前衆議院議員だ。朝日新聞が32年前の記事を取り消した件では、次世代の党が「風穴を開けた」と強調。

 他方で、「公正で公平な社会を守る」ため、生活保護費の不正受給防止に取り組むことを宣言した。その中で、生活保護制度が外国人に適応されていることに疑問を呈すると、聴衆からは拍手が起きた。山田幹事長からは、「なぜ、背中を丸めて外国人に媚びないといけないのか」と、制度そのものではなく、外国人敵視を煽りかねない発言まで飛び出した。

 石原慎太郎最高顧問は、小笠原諸島で珊瑚を密猟しているとみられる中国漁船が確認されていることに触れ、「中国はやっかいな国」と名指しする場面もあった。

■ハイライト

  • 弁士 石原慎太郎最高顧問、山田宏幹事長、浜田和幸議員、田母神俊雄候補予定者、渡辺徹候補予定者
  • 日時 2014年12月2日(火) 12:00〜
  • 場所 JR新宿駅西口 小田急百貨店前(東京都新宿区)

※以下、発言要旨を掲載します

「公明党をぶっつぶせ」田母神候補、自民党との連立政権を目指す

田母神俊雄候補「小笠原の海で日本の漁船が自由に操業できないのに、中国の船は勝手に操業する。これは本当におかしい。国交大臣がずっと公明党で、あの海を守れるのか。安倍自民党内閣が『日本を取り戻す』と言っていることは、支持する。

 次世代の党も皆、そう思っている。しかし、公明党との連立政権では日本を取り戻すのは無理。公明党を切り離し、次世代と自民党が連立を組まなければ、日本は取り戻せない。

 公明党は、憲法改正・国防軍構想・集団的自衛権の行使容認すべてに反対している。安倍総理の足を引っ張るだけ。景気回復もさせたくない。景気が悪くなれば、みんな仕事を失って、創価学会に頼るようになる。景気が悪くなれば、公明党は儲かる。

 「公明党をぶっつぶせ」が私のスローガンです。自公分断、これを進めなければ、日本はかつての素晴らしい日本を取り戻すことはできません。公明党の、太田昭宏さんと闘うために、私は東京12区から出馬しました。次世代の党の勢力を伸ばし、自民党と連立が組めるように近づけたい」

山田宏前杉並区長、外国人敵視を煽る発言も?

山田宏幹事長「私たちは従軍慰安婦問題を取り上げ続け、朝日新聞がとうとう、32年前の自らの記事を『嘘』だとして取り消すまでに至った。自公でもない、民主党でもない、人数が少ない私たち、次世代の党が風穴を開けたのです。次世代の党だけが、日本の名誉、公正で公平な社会を守ろうと努力してきた。

 自民党議員は、のほほんとしてしまって、委員会に出てこない。だらけている。国民にとって、もっと大事な課題があるのに、『うちわ問題』で3日も4日も審議に応じないなんて、馬鹿げていますよ。

(…会員ページにつづく)

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  1. 斉藤のりよし より:

    中国が厄介って、まあ事実ですからね。
    砂漠のようになってしまった海底みて
    泣いていた漁師さんがかわいそうです。

斉藤のりよし にコメントする コメントをキャンセル

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