東京都の舛添要一知事は10月17日、定例の記者会見を行ない、ミャンマーのヤンゴンとの間で、東京都水道局の技術を活用した無収水(※)事業を始めると発表した。
(IWJ・石川優)
東京都の舛添要一知事は10月17日、定例の記者会見を行ない、ミャンマーのヤンゴンとの間で、東京都水道局の技術を活用した無収水(※)事業を始めると発表した。
■ハイライト
この事業は、ヤンゴンの無収水率が約66%であることに対して、東京都の約3%という世界最高レベルの技術に注目し、ヤンゴン市からの要請に応じたもの。
(※)無収水・・・漏水に加え、盗水やメータ誤差等、料金収入につながっていない水量のこと
ミャンマー・ヤンゴンにおいて無収水対策事業に着手します!(2014年10月20日、東京都水道局HPより)
事業費は約5000万円で、日本のODAを活用する。全国の自治体で初めての取り組みとなる。 会見で舛添知事は、事業の抱負を次のように語った。
「幸い、東京の水道、下水道の技術が進んでいますので、こういう形で発展途上国を支援していく。それにODAを使うということは、発展途上国、地球全体の環境を守るために良いことなので、一石二鳥、三鳥にもなる。今はとにかく、事業としてやっていくことが第一歩ですけれど、やがてこれが、場合によっては大きなビジネスに発展する可能性もあるので、そうすると財政的にも、東京の技術が東京都民に還元されることになると思います」
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