東京都の舛添要一知事は10月7日、定例の記者会見を行ない、同月末にロンドン・ベルリンに出張することになったと発表した。2012年に五輪が開催されたロンドンには、2020年の東京五輪の後利用などを参考にするため、五輪の競技施設などを視察する。さらに、舛添知事の肝いりで準備されている東京国際金融センター構想のため、ロンドンにある金融街「ザ・シティ」にも赴き、金融関係者と意見交換する。
(IWJ・石川優)
東京都の舛添要一知事は10月7日、定例の記者会見を行ない、同月末にロンドン・ベルリンに出張することになったと発表した。2012年に五輪が開催されたロンドンには、2020年の東京五輪の後利用などを参考にするため、五輪の競技施設などを視察する。さらに、舛添知事の肝いりで準備されている東京国際金融センター構想のため、ロンドンにある金融街「ザ・シティ」にも赴き、金融関係者と意見交換する。
■ハイライト
10月末に出張するロンドンでは、2012年ロンドン五輪施設の視察に加えて、米国のウォール街に並ぶ金融街の「ザ・シティ」にも赴き、金融の専門家と意見交換する。
意見交換の目的について、舛添知事は「東京に国際金融センター、グローバルなものを作りたいという構想を持って、今、進めていますので、ロンドンのシティの経験から学びたいと思ってます」。
「かなり、突っ込んだ形で、例えば、証券、株式、これをどのようにして取引する形がいいのか。市場を何時から何時まで開けておくのが一番いいのだろうか。コストパフォーマンスの関係で、そういうこともあると思います。ウォールストリートと並んで、世界の金融の一つのセンターであるので、その経験から学びたいと思ってます」と話し、東京にも「ザ・シティ」や米国のウォールストリートのような金融街を作ることに意欲を示した。
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