東京都の舛添要一知事は9月12日(金)、都庁で定例の記者会見をおこない、今後10年の都政の政策目標である「東京都長期ビジョン」の中間報告を発表した。
この中間報告の発表を受けて、東京都は今月26日(金)までパブリックコメントを受け付ける。
(IWJ・石川優)
東京都の舛添要一知事は9月12日(金)、都庁で定例の記者会見をおこない、今後10年の都政の政策目標である「東京都長期ビジョン」の中間報告を発表した。
この中間報告の発表を受けて、東京都は今月26日(金)までパブリックコメントを受け付ける。
■ハイライト
この日発表された中間報告には、地下鉄東京メトロ日比谷線に、虎ノ門近辺にあらたに新駅を設けることを明記。その他にも、2020年の東京五輪に向け、WiFi環境の整備を進めるなど、五輪を中心にした政策が進められる。他にも、少子高齢化・人口減社会への対応や災害対策が課題としてあげられた。
舛添知事は、中間報告に盛り込まれた日比谷線新駅構想について「日本橋や丸の内が再開発によって変貌を遂げたような形にしたい」と話し、にぎわいのある街づくりを進めたいと意気込みを見せた。
クラブの規制について、政府の規制改革会議などで、風俗営業法の改正を検討する議論があがるなど、クラブ規制の緩和に向けた動きが進んでいる。
こうした動きについて舛添知事は「日本の都市の中で東京の一つのマイナスと言われているのは、アフターディナー。夕食後のエンターテインメントがないこと」「エンターテインメントが少ないということが一つの東京のマイナスになっている」と持論を語り、2020年の東京五輪を契機に、国民全体で議論を進めたいとの考えを示した。