東京都の舛添要一知事は9月30日(火)、都庁で定例の記者会見を行ない、ヘイトスピーチ団体と安倍内閣閣僚との関係性や、渋谷~六本木間の都バス24時間運行廃止などについて、それぞれ見解を示した。
(IWJ・石川優)
東京都の舛添要一知事は9月30日(火)、都庁で定例の記者会見を行ない、ヘイトスピーチ団体と安倍内閣閣僚との関係性や、渋谷~六本木間の都バス24時間運行廃止などについて、それぞれ見解を示した。
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東京都内や全国各地で近年繰り返されているヘイトスピーチに対し、舛添知事は批判の声をあげ、対処していく姿勢を示している。国連の人種差別撤廃委員会も法規制を求め、大阪市の橋下徹市長もヘイトスピーチに批判の声をあげている。
これに関連し、今月3日に発足した第2次安倍改造内閣のうち、山谷えり子国家公安委員長と松島みどり法務大臣が9月25、26日にそれぞれ日本外国特派員協会で会見した。山谷えり子大臣は、ヘイトスピーチ団体との親密関係をはじめ、ヘイトスピーチ問題で、記者から集中砲火を浴びた。
松島大臣も、このヘイトスピーチ問題をはじめ、記者から様々な質問がぶつけられた。
安倍総理や山谷大臣らが、ヘイトスピーチ団体と2ショート写真を撮っていたこともわかっており、ネット上にもその写真が出回った。
海外のメディアなどは、その団体と安倍内閣との親密さを「問題」だと報道している。
この件について自身の見解を求められた舛添知事は、「政治家の仕事は結果を出すことなんで、前を向いて仕事をしてもらいたいと思います。過去、どうであれ、どういう思想をもっていようと、どういう歴史的な考え方をもっていようと、職責をしっかり果たすということに、全力を挙げるべきだと思います」と話し、安倍内閣を擁護。
「政治家の仕事は結果を出すこと」と発言した舛添知事だが、日本の警察は、ヘイトスピーチ団体を守るかのような警備を敷いたり、ヘイトスピーチ団体が暴行を働いても、逮捕に踏み切らなかったりしているのが現状だ。そんな中、ヘイトスピーチ団体との親密関係がささやかれている山谷大臣が、警察行政のトップとして、ヘイトスピーチの規制や取り締まりの強化をできるのか、甚だ疑問である。
東京都は、都心の虎ノ門や新橋などを通る環状2号線の隅田川に架かる橋を「築地大橋」との名称にすることを決めた。中央区は、公募で募集していた名称を参考にしたという。
これについて、舛添知事は会見で「東京の新たなランドマークとなるもの」と説明したが、築地市場の移転が進まなければ、環状2号線の本線開通は不可能だ。
2013年4月、猪瀬直樹前都知事がニューヨークに出張した際、東京都が運営する都バスの渋谷~六本木間の終夜運行(24時間運行)を発表した。その年の12月に試験運行を開始していたが、利用客が少なく、終夜運行の業績が赤字で膨れていたという。
舛添知事は終夜バスの廃止を決めた理由について、「赤字を垂れ流すわけにはいきません。利用者がほとんどいなくて、赤字が続いて8月末で270万円。通年運行したら、340万円も掛かるというので、これはとても説明できる話ではありません」と話し、猪瀬前知事肝いりの終夜バス運行廃止を宣言した。
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【東京】ヘイトスピーチ団体と安倍内閣閣僚との2ショット写真で舛添知事、関係性を非難せずに擁護 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171798 … @iwakamiyasumi
どうして差別主義者と安倍政権を擁護する議員が多いのか、疑問に思ったら調べてみよう。答えはすぐに出るはず。
https://twitter.com/55kurosuke/status/517269155297255424