九電・川内原発の補正書再申請は最終的な語句の訂正のみ、技術的な変更はなし~規制庁定例ブリーフィング 2014.9.5

記事公開日:2014.9.5取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2014年9月5日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。

 九州電力川内原発の9月4日の補正書再申請は、もともと想定していた最終的な語句の訂正のみで、技術的な変更はないと考えていることを示した。

■全編動画

  • 会見者 片山啓氏(原子力規制庁長官官房審議官(官房担当)
  • 日時 2014年9月5日(金)14時~
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

平成26年度第23回規制委員会予定

  • 平成26年度第23回規制委員会予定
  • 日時 9月10日(水)10:30~12:00
  • 場所 原子力規制委員会庁舎 会議室A

原子力規制委員会 検討チーム等会議開催予定

  • 9月 5日(金)13:30 第135回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 9月 5日(金)14:00 定例規制庁ブリーフィング
  • 9月 9日(火)10:00 第27回核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 担当:更田豊志委員、対象:日本原燃(再処理施設)
  • 9月 9日(火)14:00 第136回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 担当:更田委員、対象事業者:未定
  • 9月 9日(火)14:00 定例規制庁ブリーフィング
  • 9月11日(木)09:30 第2回美浜発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合
  • 9月11日(木)14:00 東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合第10回評価会合
  • 9月12日(金)10:30 第4回原子力事業者防災訓練報告会
  • 9月12日(金)14:00 定例規制庁ブリーフィング

規制庁の人材育成女性についての回答に補足

 9月3日の田中俊一委員長の会見で、規制庁の人材育成、女性活用についての質疑回答について、補足説明があった。

 会見時、片山審議官は、現状では採管に男女差はないが、女性の管理職は少ない。今後、職員・人材の層が厚くなってくれば、より具体的に考えていくが、現状ではまだそこまで体系的な施策をたてるところまでいっていないと答えていた。

 これについて、「言葉足らずだった」と補足。人事担当参事官より、「登用の観点では層が薄いが、女性が活躍し易い環境作りは重要であり、それに向けて取組んでいくところだ」と報告を受けたと説明した。

内閣改造の影響はあるかと記者が質問

 第2次安倍内閣の内閣改造が行われたことから、規制庁に関係したことはないかと記者が質問。

 片山審議官は、「内閣改造について、何かをコメントする立場にはない」と答え、原子力規制委は独立性の高い賛助委員会として設置されており、委員それぞれ独立して合議して意思決定するものだと答えた。

九電・川内原発の補正書再申請、最終的な語句の訂正

 九州電力が9月4日に、川内原子力発電所1、2号機の新規制基準への適合性確認のための原子炉設置変更許可申請に係る補正書を再提出した。このことが審査、審査書に何か影響するのかと記者が質問。

 片山審議官は、「もともと最終的に語句の修正などの補正申請書を出してもらわないといけないと、規制委は認識している。技術的な変更を伴わない申請だと理解している」と答えた。

委員長と事業者トップとの面談、まだ未着手

 委員長が事業者のトップと順に会い、安全文化等について面談する意向を示しているが、まだ具体的なことは何も決まっていないという。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です