2014年9月5日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。
九州電力川内原発の9月4日の補正書再申請は、もともと想定していた最終的な語句の訂正のみで、技術的な変更はないと考えていることを示した。
2014年9月5日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。
九州電力川内原発の9月4日の補正書再申請は、もともと想定していた最終的な語句の訂正のみで、技術的な変更はないと考えていることを示した。
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9月3日の田中俊一委員長の会見で、規制庁の人材育成、女性活用についての質疑回答について、補足説明があった。
会見時、片山審議官は、現状では採管に男女差はないが、女性の管理職は少ない。今後、職員・人材の層が厚くなってくれば、より具体的に考えていくが、現状ではまだそこまで体系的な施策をたてるところまでいっていないと答えていた。
これについて、「言葉足らずだった」と補足。人事担当参事官より、「登用の観点では層が薄いが、女性が活躍し易い環境作りは重要であり、それに向けて取組んでいくところだ」と報告を受けたと説明した。
第2次安倍内閣の内閣改造が行われたことから、規制庁に関係したことはないかと記者が質問。
片山審議官は、「内閣改造について、何かをコメントする立場にはない」と答え、原子力規制委は独立性の高い賛助委員会として設置されており、委員それぞれ独立して合議して意思決定するものだと答えた。
九州電力が9月4日に、川内原子力発電所1、2号機の新規制基準への適合性確認のための原子炉設置変更許可申請に係る補正書を再提出した。このことが審査、審査書に何か影響するのかと記者が質問。
片山審議官は、「もともと最終的に語句の修正などの補正申請書を出してもらわないといけないと、規制委は認識している。技術的な変更を伴わない申請だと理解している」と答えた。
委員長が事業者のトップと順に会い、安全文化等について面談する意向を示しているが、まだ具体的なことは何も決まっていないという。