福島第一、3号機の使用済み燃料プールがれき落下は現地規制事務所が対応~規制庁定例ブリーフィング 2014.9.2

記事公開日:2014.9.2取材地: テキスト動画
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 2014年9月2日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発3号炉のSFP(使用済み燃料プール)内へのがれき落下事案について、規制委員会は現地規制事務所が対応しているという。

■全編動画

  • 日時 2014年9月2日(火)14時~
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区六本木)

平成26年度第22回規制委員会予定

  • 日時:9月3日(水)10:30~ 12:00
  • 場所:原子力規制委員会庁舎 会議室A
  • 議題 1 原子力規制委員会マネジメントシステム規程(案)及び関連内規の一部改正(案)について
  • 議題 2 平成26年度原子力総合防災訓練計画に関する意見について
  • 議題 3 原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会第2回合同審査会の実施状況報告について
  • 議題 4 「空気と水の相互作用による消火系配管内部での腐食」に係る対応方針について
  • 議題 5 平成27年度原子力規制・防災対策の重点について
  • 議題 6 職員の人材育成に係る施策の進め方について

原子力規制委員会 検討チーム等会議開催予定

  • 9月2日(火)14:00 第134回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 冒頭、更田豊志委員、島崎邦彦委員出席、志賀原発に論点提示。その後、更田委員担当で泊、高浜、柏崎刈羽原発それぞれの事業者から説明を受ける
  • 9月 3日(水)14:30 田中俊一委員長定例記者会見
  • 9月 4日(木)10:00 敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 第4回追加調査評価会合
  • 9月 4日(木)13:00 第128回放射線審議会総会
  • 9月 5日(金)13:30 第135回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 9月 5日(金)14:00 定例規制庁ブリーフィング

東電福島第一のSFP内へのがれき落下事案について

 東京電力福島第一原子力発電所にて、3号炉使用済燃料プール内に落下した天井クレーンを撤去する作業中、天井クレーンの操作卓など約570kgのがれきがプール水中に落下した。この事案について、規制委員会の対応を記者が質問した。

 「作業の再開、開始見通しを言える状態ではないが、随時東電から報告を受け、現地の規制事務所が対応している」と片山審議官は回答した。

 続けて記者が、この事案の重み、どの程度の問題と認識しているかを質問。片山審議官は、「がれきを撤去しないと使用済燃料の取り出しができない。がれきは物理的に撤去するしかなく、落下事故について抜本的な解決策がある訳ではないので、より慎重に作業を進めてほしい」と答えた。

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