2014年9月2日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発3号炉のSFP(使用済み燃料プール)内へのがれき落下事案について、規制委員会は現地規制事務所が対応しているという。
2014年9月2日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発3号炉のSFP(使用済み燃料プール)内へのがれき落下事案について、規制委員会は現地規制事務所が対応しているという。
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東京電力福島第一原子力発電所にて、3号炉使用済燃料プール内に落下した天井クレーンを撤去する作業中、天井クレーンの操作卓など約570kgのがれきがプール水中に落下した。この事案について、規制委員会の対応を記者が質問した。
「作業の再開、開始見通しを言える状態ではないが、随時東電から報告を受け、現地の規制事務所が対応している」と片山審議官は回答した。
続けて記者が、この事案の重み、どの程度の問題と認識しているかを質問。片山審議官は、「がれきを撤去しないと使用済燃料の取り出しができない。がれきは物理的に撤去するしかなく、落下事故について抜本的な解決策がある訳ではないので、より慎重に作業を進めてほしい」と答えた。