2014年7月18日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。7月22日に開催される第125回適合性審査は、柏崎刈羽、女川、島根原発の各サイトについて、共通項目である「PRA(確率論的リスク評価)」の説明を受ける予定だ。
2014年7月18日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。7月22日に開催される第125回適合性審査は、柏崎刈羽、女川、島根原発の各サイトについて、共通項目である「PRA(確率論的リスク評価)」の説明を受ける予定だ。
記事目次
■全編動画
田中委員長米国規制当局と意見交換
島崎委員、地震学会出席
7月22日に開催が予定されている第125回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合では、柏崎刈羽原発が対象事業者として挙げられている。
この審査会合では、事業者ヒアリングを積み重ね、ある程度論点が煮詰まったため、審査会合で議論できるテーマとして各サイトに共通する部分の一つ「PRA(確率論的リスク評価)」について、事業者から説明を聴取するというものだと片山啓審議官は説明した。
柏崎刈羽原発のプラント固有のことでは、重要な論点だという認識が示されている”ベントの運用”に関する文書に関して、規制委が宿題を出しており、まだ事業者から十分な回答がないため、審査会合で議論するのはまだ少し早いテーマだと、規制庁は認識している。
本日7月18日の午前中に「第6回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」が開催され、中間報告書案が示された。検討会の中でも一週間以内で意見を求め、その後、正式版にまとめるとのことだが、委員会にかけるのかと記者が質問した。これに対し、「おそらくそうなるだろうが、まだ具体的な日取りが決まっているわけではない」と片山審議官は答えている。
島崎委員が米国地震工学会に出席するが、学会での発表内容を規制委として特に説明することは予定していないという。学会のことなので、公開できるものであれば公開するが、解説することは予定していないということだ。
来週は委員出張のため水曜の委員会、委員長会見は休会となり、連休明けのため火曜日のブリーフィングも休会となっている。