審査結果の説明責任はあるが、「再稼働の理解を得る責任はない」~規制庁定例ブリーフィング 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画
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 2014年7月11日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。九州電力川内原発の適合性審査合格を示す”審査書案”について、規制庁は現在「読みこんでいるところ」だとし、元々委員会で議論する日程は確定していないと状況を説明した。

■全編動画

  • 会見者 片山啓氏(原子力規制庁長官官房審議官(官房担当))
  • 日時 2014年7月11日(金)14:00~
  • 場所 原子力規制庁庁舎(東京都港区)

平成26年度第17回規制委員会

  • 日時:7月16日(水)10:30~ 12:00
  • 場所:原子力規制委員会庁舎 会議室A

原子力規制委員会 検討チーム等会議開催予定

  • 7月11日(金)14:00 第123回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 島崎邦彦委員担当、九州電力玄海発電所を対象に説明を受ける
  • 7月14日(月)13:00 第2回原子力規制委員会平成26年度行政事業レビューに係る外部有識者会合
  • 7月14日(月)14:00 第25回核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 7月15日(火)14:00 定例規制庁ブリーフィング
  • 7月16日(水)14:30 田中俊一委員長定例記者会見
  • 7月18日(金)09:30 第9回東北電力東通発電所敷地内破砕帯調査に関する有識者・評価会合
  • 7月18日(金)13:30 第124回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 7月18日(金)14:00 定例規制庁ブリーフィング

事業レビューは全3回行い結果を取りまとめる

 7月14日に「原子力規制委員会平成26年度行政事業レビューに係る外部有識者会合」が開催される。4月21日に続いて第2回目になる。

 行政事業レビューの対象となる事業のうち、金額の大きいものなどから選んで第1回目でレビューしたが、それ以外の前回対象としていなかった事業について、レビューを行うという。さらに、第3回の行政レビューも追って行い、そこで行政事業レビューとしての結果の取りまとめる方針だ。

川内原発審査書案「精読しているところ」

 九州電力川内原発の新規制基準への適合性審査合格を示す”審査書案”について、9日水曜日の規制委員会で議論するとのメディア報道があったが、そうならなかった。片山啓審議官は「元々、具体的に日にちが確定していたものではない」と答え、規制委員が判断するため、「審査書案の精読に時間が必要だ」と状況を説明した。

 7月13日の滋賀県知事選への影響を考え、委員会の議題を遅らせたのではないか、と記者が質問したところ、「承知していない」と答えた。

審査結果の説明責任はあるが、理解を得るところではない

 4月11日に閣議決定された、新しい「エネルギー基本計画」には、「原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める。その際、国も前面に立ち、立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう、取り組む」とある。一方、田中委員長は繰り返し、「再稼働の判断は規制委員会としては”しない”」と言及している。両者をどうとらえているのか、記者が質問した。

 片山審議官は、「規制委・規制庁は、審査結果についての説明責任、自ら行った許認可や行政処分についての説明責任はある」としたが、「再稼働について理解を得る責任というのは、ないという風に認識しています」と答えた。再稼働について、住民の理解を得たかどうかに責任を持つ行政機関ではないという認識だ。

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