川内原発1号機が運転開始後30年を経過、高経年化技術評価へ~規制庁定例ブリーフィング 2014.7.1

記事公開日:2014.7.1取材地: テキスト動画
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 2014年7月1日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。7月3日に運転開始後から30年を経過する九州電力川内原発1号機は、運転を前提とした「30年の高経年化技術評価」を行っており、方針について改めて委員会で議論されることが報告された。

■全編動画

  • 会見者 片山啓氏(原子力規制庁長官官房審議官(官房担当))
  • 日時 2014年7月1日(火)14:00~
  • 場所 原子力規制庁庁舎(東京・六本木)

平成26年度第15回規制委員会

  • 日時 2014年7月2日(水)10:30~ 12:00
  • 場所 原子力規制委員会庁舎 会議室A
  • 議題 1 東北電力株式会社女川原子力発電所第1号機原子炉建屋天井クレーンの損傷に関する法令報告に対する評価について
  • 議題 2 九州電力株式会社「川内原子力発電所保安規定変更認可申請」(1号炉の高経年化技術評価等)の審査状況について
  • 議題 3 日本機械学会溶接規格に係る技術評価の実施について(案)

原子力規制委員会 検討チーム等会議開催予定

  • 7月 2日(水)14:30 定例田中俊一委員長記者会見
  • 7月 3日(木)15:00 [相談員制度について] 帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム
  • 7月 4日(金)13:30 第122回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 冒頭、島崎邦彦委員、更田豊志委員が出席し、日本原電東海第二、東北電力東通原発について論点整理を行う。その後、島崎委員の地震、津波についての審査会合
  • 7月 4日(金)14:00 定例規制庁ブリーフィング

川内1号機、7月3日に運転開始後30年を経過

 明日2日に開催される第15回原子力規制委員会の議題2で、九州電力川内原発1号機の運転を前提とした、30年の高経年化技術評価にかかる審査状況の途中経過について、委員会で議論することが報告された。

 九州電力川内原発1号機は、2014年7月3日に運転開始後30年を経過する。そのため、高経年化技術評価を行うことになっている。法令上の要求は、新規制基準適合性審査の”工事計画認可”が確定された後、事業者自らが評価し、今後10年先までの保守管理方針を定め、保安規定に反映されることになっている。しかし、川内原発に対する新規制基準適合性審査の進捗から、認可が下りるのはまだ先のことだと考えられる。

 そこで規制庁は、30年の高経年化技術評価の審査状況について委員会に報告し、方針を確認することとしている。

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