首都圏反原発連合の主催で7月4日(金)に首相官邸前と国会正門前で原発の再稼働に反対する抗議行動が行なわれた。
小雨降りしきる梅雨空の下、主催者発表で約1900人の人々が、川内原子力発電所の再稼働や大間原子力発電所の建設工事に反対する声を、国会や首相官邸に向けてぶつけた。
(IWJ・松井信篤)
首都圏反原発連合の主催で7月4日(金)に首相官邸前と国会正門前で原発の再稼働に反対する抗議行動が行なわれた。
小雨降りしきる梅雨空の下、主催者発表で約1900人の人々が、川内原子力発電所の再稼働や大間原子力発電所の建設工事に反対する声を、国会や首相官邸に向けてぶつけた。
■ハイライト
実際に川内原発の近隣地域を周ったというFoE Japanの満田夏花(みつた・かんな)氏もマイクを握り、「高齢者や障害者など要援護者の避難計画がなきに等しい」と訴えた。
鹿児島県では、川内原発から10km圏外の施設の避難計画を、「県は作らない」と知事が明言して怒りを買っているのだという。満田氏は、施設の管理者が計画作成を求められていることから、現地の医療機関や社会福祉施設からは、「到底無理だ」との声が出ていることを紹介した。
要援護者の受け入れ先の確保や、高潮の際に避難が困難と予想される漁村近くの一本道など、山積みの問題を前に、「行政は責任を放棄している。人道問題だ」と、怒りの声をあげた。