原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理と、大島賢三委員が就任から2年を迎えるにあたり、任期を更新せずに、委員を退任することが決まっている。
新たに委員として、前・日本原子力学会会長の田中知氏が候補として挙がり、今週10日に衆院で11日に参院で田中氏らの人事案が成立・可決した。田中氏の採決では、与党自民党と公明党を除く、全野党が反対したが、就任する見通しとなった。
13日、首相官邸前、国会正門前で行われた金曜原発反対抗議行動では、この新規制委員会人事に「とんでもない人事」「原発ムラの人間が送り込まれてきた」など、相次いで、批判の声が挙がった。