「さようなら原発1000万人アクション」「首都圏反原発連合」「原発をなくす全国連絡会」の三団体の呼びかけによって、6月28日、明治公園で「NO NUKES DAY 川内原発を再稼働させるな!さようなら原発★首都大行進」が開かれた。
(取材・ぎぎまき 記事・原佑介)
「さようなら原発1000万人アクション」「首都圏反原発連合」「原発をなくす全国連絡会」の三団体の呼びかけによって、6月28日、明治公園で「NO NUKES DAY 川内原発を再稼働させるな!さようなら原発★首都大行進」が開かれた。
■ハイライト
ルポライターの鎌田慧氏はデモに先立って行われた集会で、「集団的自衛権行使は火曜日(7月1日)に閣議決定するという。そして川内原発も秋には稼働したいと九州電力は言っている。しかし7、8月のもっとも暑い時期は、原発ゼロでこのまま行く。これは私達の力です」と語った。
さらに、「原発ゼロを推進していく力で集団的自衛権も絶対行使させない。再稼働させないのは市民の責務。集団的自衛権の行使も再稼働もさせない、という思いで頑張っていこう」と呼びかけた。
集会の呼びかけ人の一人である経済評論家の内橋克人氏は、国が原発推進を諦めない理由について「日本が核武装したいからだ」との持論を展開した。
「(集団的自衛権で)米国へ向かうミサイルを撃ち落とすというが、ミサイルを撃ち落とす前に、日本中がミサイルの攻撃を受ける。戦争とはそういうもので、ルールはない。攻撃しようとすれば先制攻撃でやられる。そのために『抑止力』として核を持つということを考えている」。
内橋氏は、原発と集団的自衛権行使容認の問題はつながっているとし、「集団的自衛権の先に待っているのは、日本の核武装。新たな核兵器を持って抑止力にする、という次の政策が明らかだ」と指摘した。
続けて、「日本はすでに44トンものプルトニウムを保有している。いつでも核保有できる。核保有の第一歩が集団的自衛権であり、秘密保護法。原子力発電を可能にするということは、原子爆弾を作るということ。こうした中で原発を再稼働して私たちの命や安全を守れるのか。厳しく問わねばならない」と核の問題へ言及した。
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経済評論家・内橋克人氏「原発を推進し、集団的自衛権行使の先にあるのは『抑止力』という名の核武装だ」日本はすでに44トンものプルトニウムを保有している。核保有の第一歩が集団的自衛権であり、秘密保護法だ」