EUでは再生可能エネルギーの数値目標達成した国も ~国会エネ調 第37回 2014.3.19

記事公開日:2014.3.19取材地: テキスト動画
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(IWJ・松井信篤)

 原発を「重要なベースロード電源とする」との文言を盛り込んだエネルギー基本計画の閣議決定が間近と言われる中、37回目となる国会エネ調が3月19日(水)、衆議院議員会館で行われた。

■ハイライト

  • 報告・提言:松原弘直氏(環境エネルギー政策研究所 主席研究員)、大林ミカ氏(自然エネルギー財団 事業局長)
  • 説明:資源エネルギー庁
  • 討議・意見交換:出席国会議員、有識者を交えて

自然エネルギーの導入目標、すでに達成している国も

 冒頭、環境エネルギー政策研究所・主席研究員である松原弘直氏が、エネルギー基本計画の中に再生可能エネルギーの目標がない理由について、「エネルギー基本計画では『原発維持』ありきで、原発の数値目標が現実的に出せず、再生エネルギーだけの目標数値を先に決められないのでは」と語った。

 そのうえで、EU各国では2020年に向けて自然エネルギーの導入目標が掲げられており、すでにスウェーデンなど3カ国が目標達成を果たしたという実績があると説明した。

燃料費は政府試算の半分以下という財団試算

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