2014年3月18日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。3月20日(木)18時から、東京電力廣瀬直己社長が田中俊一規制委員長に面会し、緊急安全対策に関する進捗状況を確認することが報告された。
2014年3月18日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。3月20日(木)18時から、東京電力廣瀬直己社長が田中俊一規制委員長に面会し、緊急安全対策に関する進捗状況を確認することが報告された。
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3月10日(月)および11日(火)に実施された核燃料取扱主任者試験の出題に、誤りのあることが発表された。小問三問に、複数の回答があるような出題ミスがあったという。この三問の配分は、100点満点中2点だが、当該の問題について、受験者全員を正解にする対応をとったという。問題の不備により、受験者に迷惑をかけたと謝罪した。
3月20日(木)18時に、東京電力廣瀬直己社長が田中俊一原子力規制委員長と面会することが報告された。17日に東京電力から申し出があり、東京電力が福島第一原子力発電所において実施している緊急安全対策について、進捗状況等の報告を行うことになっている。
福島第一原発に関する報告のため、田中委員長の他、委員会から、更田委員、中村委員も参加する予定で、面会はプレスフルオープンで行われる予定となっている。
3月24日、25日にオランダのハーグにおいて核セキュリティ・サミットが開催される予定だが、大島委員は出席しないという。規制庁から誰が出席するかは、まだ決まっていない。現在、管理職級で誰を参加させるか調整中。
東電福島第一原発の地下水バイパスの運用に関して、3月25日に福島県漁連の組合長会議で最終的な決定がされるのかどうかという段階にきている。このことに関して森本次長は、「規制委・規制庁は、ただちにコミットする立場にない」と明言を避けた。
汚染水対策ワーキンググループは、3月5日に第12回が開催されたが、次回の予定は決まっていない。
原発立地自治体が避難計画を策定しているが、規制委から「避難計画に役立つ基礎データ」を示したいと、田中委員長はこれまで言及してきた。この基礎データについては現在作成中で、今年度中の規制委員会にはかけられない状態だという。
3月20日(木)14時から開催される「第96回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」は、桜田部長が担当する。更田委員は、海外出張から帰国している予定だが、なぜ出席しないのか、記者から質問があがった。森本次長は、審査会合に委員が必ず出席すると決まっていない、つまり、審査会合に「委員が出る出ないというのは、マストではない」と説明。
ただし、20日に関しては、更田委員が帰国の直後に審査会合が開かれるということになり、委員の帰国後の予定が明確になっていないため、予定に入れていないという。