2014年3月14日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。委員会で決まった川内原発の適合性審査書案の作成は、現在準備段階で体制も検討中。森本次長は、パブコメや公聴会などについて、これから検討すると説明した。
2014年3月14日(金)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。委員会で決まった川内原発の適合性審査書案の作成は、現在準備段階で体制も検討中。森本次長は、パブコメや公聴会などについて、これから検討すると説明した。
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来週の委員会が休会の理由について、森本次長は「議題となるものが今のところ上がってきていない」と答えた。
13日の委員会で、川内原発1、2号機の適合性審査書案の作成準備に入ることが決まった。しかし、提出された申請について、規制委が事業者に対して課す課題がまだ残っており、事業者から「申請の補正」がなければ、正式な形での審査書案は作れないという。
「申請の補正がなければ何もできないのか」という記者からの質問に対して、森本次長は「建前としてはその通りだが、審査書案の準備作業でどんな章立てにするかとか、そういうふうな案にするかとか、ある程度はできるので、そこは申請を待たなくてもよい」と説明した。
今後、審査書案に対するパブコメや公聴会などをどうするかが課題になるが、これについてもどうするかはまだ決まっていない。川内原発の審査はまだ継続しており、「申請の補正」もされていないため、いつ委員会での議題に取り上げるかについても、「できるだけ早くと考えている」との回答だ。
審査書案の作成は決まったが、担当チームはどのように人選するのか。「今の段階では未定、それを踏まえて今後検討していきたい」と、森本次長は説明する。「具体的な体制については、審査チームの中で議論している」という。
14日に締め切り予定の中途採用枠の募集について、まだ確定していないが、14日の午前中までに40件の応募があったという。80人の枠に対して、半分ほどしか集まっていない。その原因について、質問を受けた森本次長は、「こういうのは、だいたい最後の日にどっと来るもの。まだ締めきっていないので、それについて予断をもって申し上げられないと思う」と答えた。
規制庁としては、さらなる追加採用も考えており、継続的に募集の窓口を開いていくとの方針を示した。
■jaikoman氏によるツイート