首相官邸前や経済産業省前で、平日、休日を問わず抗議の声を上げる火炎瓶テツ氏。その対象は、原発だけにとどまらず、TPP、ACTA、特定秘密保護法、憲法改悪など、非常に多岐に渡る。
問題意識を一つに絞る「シングルイシュー」ではなく、ともすれば視点や活動の方向性が分散しかねない「マルチイシュー」の方法を取るのはなぜなのか。テツ氏が街頭に立ち続ける理由について、岩上安身が聞いた。
(IWJ・平山茂樹)
首相官邸前や経済産業省前で、平日、休日を問わず抗議の声を上げる火炎瓶テツ氏。その対象は、原発だけにとどまらず、TPP、ACTA、特定秘密保護法、憲法改悪など、非常に多岐に渡る。
問題意識を一つに絞る「シングルイシュー」ではなく、ともすれば視点や活動の方向性が分散しかねない「マルチイシュー」の方法を取るのはなぜなのか。テツ氏が街頭に立ち続ける理由について、岩上安身が聞いた。
記事目次
■イントロ
火炎瓶テツ氏が街頭でのスピーチを始めるきっかけとなったのは、2001年9月11日の同時多発テロと、その後のイラク戦争だったという。「対テロ戦争」という名目のもとでイラクを侵略した米国と、それに唯々諾々と追随した日本の小泉純一郎政権に抗議し、議員会館前やアメリカ大使館前などでスピーチを行った。
「9.11の後、当時のラムズフェルド国防長官などが、米軍の兵器がいかに優秀か、ということについて頻繁に会見するんですね。彼らは、自分たちの話している言葉に疑いを覚えないのか、非常に疑問でした。
そして、それに追随してしまった日本の小泉純一郎政権。まるで映画を見ているようでした」
(…サポート会員ページにつづく)
アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。
サポート会員 新規会員登録単品購入 550円 (会員以外)単品購入 55円 (一般会員) (一般会員の方は、ページ内「単品購入 55円」をもう一度クリック)
官邸前に行ったとき、テツさんの声がビルに反響して響き渡っていました。建物の中よりも、夜空に届いている感じ。
抗議活動や選挙演説や、選挙フェスや、講演会など、IWJで視聴していますが、
突発的な出来事に関する対応がそのまま映ってます。
テツさんもそのひとり。特定秘密保護法が参議院で強制採決された夜。抗議活動もちょっとした混乱がありましたが、テツさんはどれも誰も傷つかないやり方で静めました。
山本太郎さんが渋谷の選挙フェスで体調不良の人を助けたときの呼びかけ。
「体調不良の方の お隣の方、手を挙げてください。」さっと手が挙がり、誘導が行われた。
三宅洋平さんのチャランケじゃなくて、ウコイタク。
俺はアイヌだと名乗るおじさんが挑発するが、三宅洋平さんは丁寧に語らい合う。
おじさんは最後に、「お前に投票する。」
鎌仲あゆみさんの講演会での地震発生時。
地震がおきているのを物静かに客席と確認。
後方の扉近くの方に、「少し寒いですが扉を開けておいて頂いていいですか。」 避難経路確保。
岩上さんと中田孝氏のお話の途中、客席で体調を崩された人がいて二人とも手助け行ってしまい、画面に誰も残っていません。
目の前で起きていることに敏感に対応できる、助け合える人たちが伝えていることは、規模を変えても互いに助け合うためのことばかり。