えん罪事件は「原因究明が先決」 ノースカロライナ州の刑事司法改革とは?―えん罪原因調査委員会の設置を求める院内集会 2013.11.26

記事公開日:2013.11.26取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・須原拓磨)

 日本弁護士連合会は、2011年1月20日、えん罪原因調査究明委員会の設置を求める意見書を作成し、衆参両院議長、内閣総理大臣、各政党に提出し、法務大臣、検事総長、警察庁長官及び最高裁判所長官に送付した。

 11月26日の12時から、参議院議員会館で、この「えん罪原因調査究明委員会の設置を求める院内集会」が行われ、元裁判官の木谷明弁護士や元検察官の郷原信郎弁護士らが登壇した。

■ハイライト

  • 日弁連意見書の説明 泉澤章弁護士(日弁連えん罪原因究明第三者機関ワーキンググループ事務局長)
  • 講演 指宿信氏(成城大学法学部教授)
  • 元裁判官・元検察官の立場から 木谷明氏(弁護士、元裁判官)、郷原信郎氏(弁護士、元検察官)

えん罪事件は「まず、原因究明を」

 日弁連えん罪原因究明第三者機関WG事務局長の泉澤章弁護士は、同委員会の設置意義について説明。「取り調べの可視化など様々な課題があるが、まずえん罪が起こってしまう原因を明らかにすべき」と、第三者委員会の設置が日本の刑事司法にとって、喫緊の課題であると語った。重ねて泉澤弁護士は、同委員会のあるべき姿として、「えん罪原因究明のための機関であること」、「政治的な意見に左右されないこと」を強調した。

日本は、ノースカロライナ州の刑事司法改革に学べるか?

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です