冤罪被害に遭われた川畑幸夫氏、桜井昌司氏、菅家利和氏の記者会見が9日(月)、外国人特派員協会で開かれた。
3名の被害者は、取り調べの全過程可視化と全証拠開示で、冤罪を無くす為の署名活動をインターネット上で行なっている。現状の取り調べ過程は、録音・録画の実施を取調官の意思に任せるというもので、冤罪の被害者としてこれには反対する立場を示した。
「警察は間違いをしないんだということに頼りきっている」と発言する桜井昌司氏。菅家利和氏は、「一審についた弁護士が始めから犯人扱いだった」と語り、川畑幸夫氏も「やっぱりこういう事件は一回逮捕されると『やったんだ』という声は消えない」と述べて、司法を取り巻く環境に問題が多いことを指摘した。