東京電力福島第一原発の放射能汚染水漏洩問題について、「FoE Japan」をはじめとする各種NGO団体が、汚染水を意図的に海洋放出しないことを求め、安倍総理ら宛に署名を提出した。
署名は国内から8694筆、海外からはそれを上回る10394筆が集まった。
原発立地自治体の市民やいわき市の漁師らは、署名提出後、原子力規制庁と資源エネルギー庁の担当者と直接交渉を行った。
9月18日、気象庁気象研究所の青山道夫主任研究官が国際原子力機関(IAEA)の科学フォーラムで、原発北側の放水口からセシウム137とストロンチウム90が一日あたり約600億ベクレル原発の港湾外に放出されていると報告していた。
この青山研究官の報告について市民から聞かれた規制庁の担当者は「600億ベクレルという数字に関しては、現地で測っているわけではないので分からない」と言葉を濁した。