岩上安身は11月16日、京都大学名誉教授でワクチン問題研究会代表理事の福島雅典氏に、新型コロナのmRNAワクチンの問題について、名古屋でインタビューを行った。
福島氏は、あまりにも多忙で、基本的には、メディアの単独インタビューをほとんど受けない。しかし、IWJのコンテンツで、過去の岩上安身によるインタビュー出演者のラインナップに共感し、今回、特に「IWJだから」と、インタビューを受けていただいた。非常に希少なインタビューである。
福島氏は、mRNAワクチンを「ワクチンと称するmRNA脂質ナノ粒子製剤」だと指摘し、その接種による死亡や健康被害の危険性について、声をあげ続けてきた。
IWJはこれまで、福島氏が代表理事を務めるワクチン問題研究会の記者会見を報じてきた。
- 日時 2023年11月16日(木)15:00~17:00
- 場所 一般財団法人 LHS研究所(愛知県名古屋市)
京都大学に日本で初めて「薬剤疫学(医薬品の適正使用と副作用被害の防止の科学)」という講座を立ち上げた福島氏は、「副作用のない薬はない」と述べ、「薬はすべて、生体にとって異物」「リスクは、便益より重んじられなければならない」と指摘する。
ワクチン接種後の健康被害について、福島氏は次のように語った。
「実際の被害について、厚労省は隠しているわけじゃない。ちゃんと、ネットで、『ワクチン接種後の死亡』のデータを、ワクチン接種開始したときから、きちっと公開しているんです。
刻々とあがってきた報告は、(接種開始から)半年経った時には、0.002%の死亡率だと弾き出されていた。何千万人もの国民がどんどんワクチンを打って、はっきりと0.002%という数字が出ている。
0.002%というのは、10万人ワクチンを打ったら、ふたりぐらい必ず死ぬんです。これがサイエンスですから、この統計的事実というのは、怖いですよ。
でも、0.002%だから、開業医の先生が、1000人ぐらい患者さんをみていても、当たる確率は、すごく少ないわけです。
10万人にふたりって、大したことないと思うかもしれないけど、死んでるんですからね。ワクチンだから、薬と違って、健康な人に投与しているんです。健康な人が死んでいるって、どういうこと? っていう話じゃないですか」。
厚労省の発表によると、「予防接種法にもとづく医療機関からの死亡報告」は、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社、武田薬品工業の4社のワクチンをあわせて、2023年7月30日までに、2122件が報告されている。
福島氏は「だけど、ワクチンのせいだと思って患者さん(の遺族)が医者に言ったって、死亡診断書をすぐには書いてくれない。医者の方が『(死因は)ワクチンに違いない』と思ったから、報告しているわけですよ」と述べ、この報告例が「氷山の一角」だと指摘して、次のように語った。
「私の知っている人でも、何人も、ワクチンを打ったあと死んじゃったという話を聞く。そういうのだけで、もう軽く5人ぐらい。
ある弁護士には、『それで、届けたか?』と聞いたら、届けていないと。『だめでしょ』って言ったら、届けた。
だから、(報告数として)あがってこない。みんな知らずに、泣き寝入りになっている。ひどい話ですよ」。
さらに福島氏は「厚労省は何兆円も使って、ワクチンを国民の80%以上に投与したなら、ワクチンを打ったあと、調子が悪くなって死んだ人について、ちゃんと調査をしなきゃいけない。これは、国の義務ですよ」と強く訴え、「ワクチンで死んだ人は『臭いものに蓋』なのか? とんでもない話ですよ。絶対許せない。絶対に日本国民は許しちゃダメだと思うから、私は先頭に立って、情報開示請求もするし、裁判もする」と語った。
さらに福島氏は、コロナワクチンの有効性について「国民はみんなはぐらかされた」と、次のように述べた。