ウクライナ戦争と安倍晋三銃撃事件の間にある「つながり」とは?そして、そもそもなぜウクライナ戦争は勃発したのか?~3.28たんぽぽ舎・新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」~台湾有事と日米軍事同盟―登壇:孫崎享氏(元外務省国際情報局長) 2023.3.28

記事公開日:2023.3.29取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2023年3月28日、午後7時より、東京千代田区のたんぽぽ舎(スペースたんぽぽ)にて、元外務省国際情報局長の孫崎享氏を講師に招き、「新ちょぼゼミシリーズ『オルタナティブな日本を目指して』~台湾有事と日米軍事同盟」が開催された。

 会場は満席。講義は、ウクライナ戦争を中心テーマに、孫崎氏からの質問に参加者が応じるかたちで進められ、孫崎氏と参加者との対話と熱気に満ちた講義となった。

 孫崎氏は、「去年の9月、ノルドストリームっていうのが爆破されましたよね。これが世界の経済を大インフレに導いた。だから、世界中は怒っている。まあ、こういう状況ですね」と前置きして、この爆破事件に、アメリカが介入した可能性について、次のように語った。

 孫崎氏「このウクライナ戦争が起こったときに、アメリカがやる手段というのは、多くの人の考えていることを超えている、もう。先ほど、『ノルドストリームをアメリカが破壊するということにコミットするか?』と聞いたら、ここ(会場)にいる人の7割くらいのひとが、『するだろう』と言った。

 じゃあ皆さん、自分の身の回り、職場環境、友だちに、『いや、アメリカがノルドストリームやったと思うよ』と言ってごらんなさい。『あんた一体、どうなってんの?』と言われると思う。ということで、こんなにすごいことを、今まではアメリカも、そこまで酷いことまではやっていなかったかもしれない。ところが、今回は、そうではない政権になっている」。

 アメリカが本当にノルドストリームの爆破を行なったのか?この点について、その可能性を検証した報道もまったくない中で、ノルドストリームがどのように爆破されたのかについて、かなり詳しく報道した人物として、孫崎氏は、ピュリッツァー賞を受賞したシーモア・ハーシュ氏(※)の名前を挙げた。

 ※これまでにIWJが報じたシーモア・ハーシュ氏関連の記事は以下でご覧いただけます。

 孫崎氏「ピュリッツァー賞を受賞している記者が、それくらい評判をとった人が書いた(記事)、それを、大手メディアは一切、出さないで、かつ、『シーモア・ハーシュはなんか言ってるけど、ひどい人間だ』と、そういう形になっているんですね」。

 孫崎氏は、ここまでの内容が講義の「序盤」であるとし、2022年7月8日、奈良県奈良市で起こった、元内閣総理大臣・安倍晋三氏銃撃事件とウクライナ戦争の間の隠されたつながり、そして、ウクライナ戦争勃発の原因について、随時、参加者からの質問に答えながら、わかりやすく、かつ、詳しく解説をした。

 詳細については、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2022年3月28日(火)19:00~21:00
  • 場所 スペースたんぽぽ(東京都千代田区)
  • 主催 たんぽぽ舎

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