2021年4月23日(金)午後3時半より衆議院第二議員会館にて、立憲民主党枝野幸男代表による臨時記者会見が開かれた。
この会見は、23日に緊急事態宣言発出が決定される見込みであることを受けて開催された。
枝野代表は、「この三回目の緊急事態宣言は、今までとは性格も質も違う。にもかかわらず、菅総理は議院運営委員会にも出てこない。そのためこちらはこのような会見の機会を設けた」と述べ、「この新型コロナウイルスの流行は太平洋戦争、東日本大震災にも匹敵する大きな国難だが、菅総理にはその局面にある自覚とリーダーシップがないのではないか」と、菅総理の総理としての資質に疑問を呈した。
続けて枝野代表は、以下のように菅政権のコロナ対応を厳しく批判した。
「今回の緊急事態宣言に至ったことは、菅政権を中心に、大阪府などの政治的な責任である。昨年は前例のない事態の中にあると解して、我が党はそれほど現政権を責めなかったが、ここに至ってはそれは通用しない。
また、先般国会で、西村コロナ対策大臣は、『どこの国も流行を繰り返している』と述べたが、それは事実でない。ニュージーランド、豪州、台湾は封じこめているし、地理的には日本も島国であることを活かせば、文字通り水際で海外からの流入を防げる条件は整っている。それをできないと言う西村大臣には感染を封じ込める力も意志もない」。
記者との質疑応答の中で枝野代表は、「コロナ対応に目途がついたら現内閣は総辞職すべきではないか」と訴えた。
会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。