対コロナ戦争における世界で一番の戦勝国、中国! 新型コロナウイルスの感染が始まった場所であるにも関わらず、命も経済も守り切った中国に垣間見る「ポスト・コロナ」の世界! 中国通エコノミスト・田代秀敏氏による解説を特別公開!

記事公開日:2021.1.20 テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 中国は新型コロナウイルスが最初に発見され、感染が広まった場所であるにも関わらず、いまや感染はもっとも抑制された国のひとつであり、経済の回復も目覚ましい。2020年度のGDPはプラス2.3%となり、主要国で唯一の経済成長を成し遂げた。

 中国はいかにして、新型コロナウイルスの感染爆発を抑制し、その後迅速に経済を回復させ、対コロナ戦争における世界一の戦勝国となったのか。2021年1月14日に行われた岩上安身によるインタビューの中で、中国通エコノミスト・田代秀敏氏に解説していただいた。

 日本では中国脅威論ばかりが先行して報道され、「新型コロナが広まった最初の土地」としての汚名ばかりが広められているが、現状、中国における新型コロナウイルスの累計感染者数は8万8557人で世界83位(2021年1月20日現在)。日本(33万4328人で39位)の25%程度、米国(248万9841人で1位)の3.5%に過ぎない。

 累計死者数も4635人(2021年1月20日現在)で、日本(4548人)とほぼ同数。中国の人口は約14億人で、日本の10倍以上であることを踏まえると、驚異的だ。

 中国の感染者数の推移を表すグラフを見ると、2020年2月に1日5000人規模の大きな山があるが、それ以降は平坦で、沈静化している様子がよくわかる。田代氏は「第2波、第3波、来ているといえば来てるんです」「4月以降で(よく見ると)一応波はある」と解説するが、目視で判断できないレベルだ。

 さらに田代氏は、今年1月に四川省・成都で小学生たちのほとんどがマスクもせずに遊んでいる様子を紹介する。グズグズと新型コロナウイルスと「共存」する、などという「ウィズ・コロナ」などではない、他の国々とはまったく違う「ポスト・コロナ」の世界が、そこにある。

■田代秀敏氏による解説部分(Youtube動画)

※本記事は「note」でも御覧いただけます。
https://note.com/iwjnote/n/n11b2fb36b194

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です