新型コロナウイルスの英国型変異株の特徴とされる「高い感染率」は、実は死者数を「鼠算式」に増やすことから、「高い致死率」よりも、格段に死者を増やす恐ろしさを持つと、ロンドン大学の数理疫学者、アダム・クハルスキ氏が警告した。
IWJが、東京都を例に試算したところ、致死率が50%するアップよりも、感染率が50%アップするほうが、なんと死者数は約5倍、従来の株の7倍以上にも上るという恐怖の事実が判明した。
この震撼すべき変異株は、日本で12月に空港検疫で5名、空港検疫以外で2名から確認された。しかし、実は2020年12月には1日約150名が英国から日本に自由に入国しており、感染力が最大70%高い点からも、すでに日本国内で急激に幅広く増殖している可能性が高い。2021年1月18日に明らかになった感染経路不明の市中感染のケースは、その何よりの証拠である。
恐ろしい変異株が、我々の身近に迫っていることは間違いない。政府の行うべきは、公費による、無感染者を含む大量無差別の検査であることは論を待たないが、菅政権はいったいなぜ、この期に及んでも検査拡充に消極的なのか!? このままでは、日本は感染爆発によって手遅れとなる!
▲ボリス・ジョンソン首相(Wikipediaより)
変異株が従来の株と異なっているのは「感染率」で、ボリス・ジョンソン首相は、変異株は従来の株に比べて最大で70%感染力が強い可能性があると述べている。
こうした報道だけ見ると、致死率や重症化率に変化はないのだから、それほど警戒する必要はない、強い感染力をもった変異株に対しては、これまで以上の感染対策をすれば大丈夫だと考える人が少なくないのではないだろうか。
実際問題として、これ以上の感染対策は、個人のレベルではやりようもない。「自助」では限界がある。
しかしその捉え方は、文字通り「致命的」誤りの可能性がある。
英国型変異株の「高い感染率」は、死者数を「鼠算式」に増やす!! 「高い致死率」よりも格段に死者を増やす恐ろしさ!!
2020年12月13日に英国南部のケント州で初めて発見された新型コロナウイルスの変異株「VUI-202012/01」について、WHOもイングランド公衆衛生庁も、現時点では、「致死率」や「重症化率」に大きな変化は確認されていないなどと述べている。しかし、これらは「気休め」に過ぎない。
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