2020年12月16日(水)から20日(日)まで、目黒区美術館区民ギャラリーにて『香港人は変幻自在展-友よ、水になれ』が開催されている。
この展覧会は、現在の香港において民主化運動を行っている人々の、運動の記録とアート的アピールであり、在日香港人活動家グループ「Stand with HK@JPN」らの主催によって行われている。
会場内では豊富な資料によって、記録と運動史がわかりやすく詳述され、デモの際の装備や路上封鎖の再現、ポップな感覚にあふれた政治風刺・抗議アートなどが展示されている。
IWJ記者は「Stand with HK@JPN」のメンバーである、ケンさんとウィリアム・リーさんにお話しをうかがった。
現在21歳、日本で学ぶ学生のケンさんは、「思いがけず立派な政治犯になってしまいました(笑)。もう香港ではこのような展覧会は許されない。そのことを知ってもらいたい。日本から飛行機でわずか4時間でいける国で、非人道的なことが起きている。そして、それは日本にも起こりうることだと考えてほしい」と述べた。
また、在日香港人活動家グループのスポークスマンとして活躍しているウィリアム・リーさんは、「デモや政治活動にもこのようなクリエイティビティを発揮する、香港人とその文化を知ってほしい。これまで知識や関心がなかった人にこそ、この展覧会に来てほしい」と語った。
『香港人は変幻自在展-友よ、水になれ』は、目黒駅より徒歩10分、目黒川沿い目黒区美術館区民ギャラリーにて、12月20日(日)まで、連日10時から18時の開催(最終日は14時まで)。