特定秘密保護法の差し止めを求めて東京地裁に提訴したフリーランス記者等43名の原告団らは、2015年4月27日、元経済産業省官僚の古賀茂明氏を講師に招き、講演会を開催した。
古賀氏は、「改革はするが、戦争はしない」を基本理念にして創設したフォーラム4などについて約2時間、話した。
(IWJ・石川優)
特集 秘密保護法
※4月29日テキストを追加しました!
特定秘密保護法の差し止めを求めて東京地裁に提訴したフリーランス記者等43名の原告団らは、2015年4月27日、元経済産業省官僚の古賀茂明氏を講師に招き、講演会を開催した。
古賀氏は、「改革はするが、戦争はしない」を基本理念にして創設したフォーラム4などについて約2時間、話した。
記事目次
■ハイライト
古賀氏は昨年2014年9月に「国家の暴走 安倍政権の世論操作術」(角川oneテーマ21)を出版。古賀氏自ら「安倍さんたちが嫌がっている本」と紹介しつつ、この著書で紹介した列強になるための13本の矢について触れた。
安倍政権になって、はじめて出てきたのが、日本版NSC法(国家安全保障会議)だと古賀氏は説明。
「これはほとんど反対がなかった。民主党も維新も全然反対しない。2番目に出てきた特定秘密保護法で、突然ワーッと盛り上がった。それで次に武器輸出3原則を無くしちゃった。
憲法9条改正と同じぐらい重要な問題ですが、あっという間に閣議決定だけでできるから決まっちゃった。それで集団的自衛権行使容認。こういうものは、全部セットです。バラバラにやるから、NSCというものがスーッと通っちゃう。
NSCと特定秘密保護法と集団的自衛権、3つ重なると、我々が全然知らない間に、最悪の場合、4人の閣僚で戦争を始めちゃう。そういう仕組みです」
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