コンテンツ種別: テキスト
「もんじゅ」、設置変更許可取り消しの可能性も捨てずに今後議論する考え~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2015.10.21
保守管理の不備に伴い保安措置命令違反が続いている「もんじゅ」について、事業者JAEAの監督省庁である文科省から意見を聴取した委員長は、具体的な対応は今後議論するが設置変更許可の取り消しという選択肢もありうる考えを示した。
【スピーチ全文掲載】「希望の光をまだ見ぬ絶望の世代は、いつだって前を向くことに長けています」――SEALDsわかこさんが「10.18安保法制に反対する渋谷街宣」でスピーチ! 2015.10.21
特集 安保法制
『もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、常に簡単なことだ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外にはなにもする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ』——。
2015年10月18日、学生からなる団体SEALDsが主催した「安保法制に反対する渋谷街宣」で、スピーチを行なったSEALDsの中心メンバーのわかこさんは、その冒頭でヒトラーの後継者とも言われたナチ党の政治家で軍人であったヘルマン・ゲーリングの言葉を引用した。
TPPで農産品の8割が関税撤廃!「聖域」ですら3割撤廃という結果にも森山農水大臣「しっかり守れた」と強弁! 2015.10.20
特集 TPP問題
※10月29日テキストを追加しました。
TPPで「大筋合意」が発表された翌日、2015年10月6日、安倍総理は記者会見で「自由民主党がTPP交渉参加に先立って掲げた国民の皆様とのお約束はしっかりと守ることができた」と豪語した。しかし2週間たらずで、それが「真っ赤な嘘」であることが、政府から明かされた。
農水省は2015年10月20日、TPP交渉における農産品全品目の関税交渉の結果を公表。ふたを開けてみれば、全体の8割(2,328品目中1,885品目)で関税撤廃、政府が「守る」と言い続けてきた「聖域(重要5品目)」でも3割(細目で586品目中174品目)が撤廃されるというもので、「国益を守れた」とは到底言えない結果となった。
塩ビ配管が破断し、RO装置から淡水化処理後の水が漏えい~東京電力定例記者会見 2015.10.19
RO濃縮淡水化装置(RO-2)の、予備用配管が破断し、淡水化処理後の水が席内に漏えいした。漏えい量は約1トン。すべて回収済み。原因を調査しているが、配管が破断したことから劣化や作業場のミスなども考えられ、対策が待たれる。
「福島の小児甲状腺がんの発症率、日本の平均比では20~50倍」!! ~岡山大学・津田敏秀教授が警告「県や県立医大は認識が甘い。チェルノブイリ並みの『多発』に備えた対策を」 2015.10.8
※10月17日テキストを追加しました!
「福島では日本全国と較べて、高いところで約50倍の甲状腺がんの多発が起こっていることが推定された。低いところでも20倍」
2011年3月に起きた東京電力福島第一原発事故のあと、福島に多発している小児甲状腺がんは、そのかなりが「被曝」によるもの、と示唆する学術論文が発表された。
米国の狙いは最初から日本の富の収奪だった!「TPPは目くらましで日米並行協議が問題」 〜TPPアトランタ閣僚会合出張報告で専門家、国会議員らが警告! 2015.10.8
特集 TPP問題
※10月17日テキストを追加しました。
「米国にとってTPPは、世論もあって、面倒くさいからずっと漂流していた方がいい」——。
PARC(アジア太平洋資料センター)の内田聖子氏は、米国の本音をこう分析した。では、ここまでTPPを推進する米国にとって、その「うまみ」は何なのか。
内田氏は「TPPよりも、保険、表示義務、サービス、貿易などの非関税障壁の撤廃がメインである日米並行協議が問題だ」と警告、TPPが生きている限り、日米並行協議が実効性を持つこと、2013年4月からはその内容を書簡のみで決めていることに触れて、「この協議内容は外務省管轄で、TPPよりもさらに中身が見えにくい」と警鐘を鳴らし、国会議員に調査してもらいたいと希望した。
この警告に、会場は静まり返った——。
「政治がとんでもなく民意とかけ離れてしまっている」 ~河野洋平元衆議院議長が語る「贖罪」の思い 政治劣化の背景に経団連の「政治献金」と、河野氏らが導入した「小選挙区制」の問題 2015.10.15
特集 安保法制反対メッセージ
※10月16日テキストを追加しました!
「自民党が変質した理由の一つに『小選挙区制』の問題がある。私は小選挙区制の導入に関わった人間ですが、“贖罪”の意味を込めて、小選挙区制度の導入が悪かったのではないかという気持ちを持ち続けているんです」
自民党総裁や衆議院議員議長、外務大臣を歴任した河野洋平元衆議院議員が2015年10月15日、日本外国特派員協会で会見を行い、今国会で成立した安保関連法制や近年の自民党の変質、さらには近隣諸国とのあるべき関係についての私見を語った。
父親の高木孝一元敦賀市長が「50年後、100年後に生まれた子どもが片輪になるかもしれない」が「原発は金になる」と言い放った約30年前、息子は女性宅に侵入して下着を盗んでいた――「パンツ泥棒」スキャンダルに狼狽する高木毅新復興大臣に被災地復興の重責が担えるのか!? 2015.10.16
「高木といえばパンツ」――
「下着ドロボーが復興大臣」――
2015年10月15日は、朝からこんな言葉がツイッター上で賑わい始めた。『週刊新潮』や『週刊文春』が一斉に報じた高木毅・新復興大臣(59)の「下着ドロボー」事件だ。
「人文科学が光る時は、乱世。これから、宗教、哲学など、人文系が注目される時が来る」 〜内田樹氏と白井聡氏、人文系学部廃止の危機に警鐘! 2015.10.5
※10月16日テキストを追加しました!
「教育とは、われわれの共同体の存続維持に不可欠なもの。継承することを尊ぶ人類学的な仕組みなのだ。特異な集金システムにすぎない株式会社のやり方が、もっとも合理的で効率がいいと考えて、それで教育を軽視するのは倒錯的であり、狂気の沙汰だ」。
内田樹氏はこう述べて、今年6月に文部科学省が打ち出した、国立大学の人文・社会科学系学部廃止の方針に異を唱えた。
集団的自衛権の解釈改憲の「公文書」がない!? 真実は闇に葬った法制局!――「公文書管理」と「情報公開」は民主主義の両輪 瀬畑源氏は「開示請求文化の広がりが、日本を正す」と指摘 2015.10.6
特集 秘密保護法
※10月16日テキストを追加しました!
公文書のライフサイクルを管理する「公文書管理法」と、国民に開示請求権を与える「情報公開法」は車の両輪だ。一方が上手く回転しなければ、国民の「知る権利」は侵害される――。
9月28日付の毎日新聞のスクープ記事は、これを象徴する事案の存在を、安保法制というタイムリーな題材で明らかにした。
安倍政権の「官民対話」を「国家社会主義」と痛烈批判――枝野・民主党幹事長が定例会見で沖縄辺野古問題に言及 「基地問題の事態を悪化させているのは、現政権による『上から目線』」 2015.10.14
※10月16日テキストを追加しました!
「まさか事実とは思いたくないが、事実とすれば、もはやこの国は国家社会主義だと言わざるを得ない」
枝野幸男民主党幹事長は2015年10月14日の定例会見で、安倍内閣が景気回復対策の一環として創設した「官民対話」を痛烈に批判した。
「平和」デモへの爆弾テロで大混乱に陥ったトルコ 米国に追従し「対IS戦線」で中東に首を突っ込む日本も同様の「テロの標的」に ~岩上安身による緊急インタビュー 第590回 ゲスト 内藤正典氏 2015.10.15
特集 中東
※10月22日テキストを追加しました!
もし国会前や官邸前で行われているデモで爆弾テロが起こり、100人以上が死亡したらどうなるだろうか。日本社会は大パニックになるだろう。しかしその可能性は、「イスラム国(IS)」と対峙する国の宿命でもある。
2015年10月19日、トルコの首都アンカラで自爆テロが起こり、106人が死亡した。トルコはこれまで西欧化を推し進め、イスラム圏では唯一と言っていいほど、安定した西欧システムの国だった。そんな国の首都ど真ん中で起きた「虐殺」に、今、トルコ社会は大混乱に陥っている。
議事録の「改竄」を公聴会公述人が徹底批判! 壊れつつある議会制民主主義にSEALDs奥田愛基氏「正当なプロセスが踏めないなら国会や委員会の必要性がなくなる」 2015.10.15
特集 安保法制
特集 安保法制反対メッセージ
始まりから終わりまで、一貫して非民主的だった安保関連法制の国会審議。
参院安保特別委員会における「強行採決」に至っては、採決そのものが本当に存在したのかさえも疑わしい。しかし、議事録はあとで「改竄」され、まるで正当な手続きが行われたかのように仕上がっている。
2015年10月15日(木)、参議院議員会館で「参議院安保特議事録『改竄』に対する抗議記者会見」が開かれた。会見には、9月16日に行われた横浜地方公聴会の公述人である水上貴央弁護士(青山学院大学法務研究科助教)、広渡清吾前日本学術会議会長と、中央公聴会の公述人を務めたSEALDsの奥田愛基氏 が列席した。
【IWJブログ・特別寄稿】『マイナンバー導入によって予想される詐欺被害』インターネット・セキュリティ評論家の滝本圭氏がマイナンバーに警鐘を鳴らす! 2015.10.15
特集 マジありえない共謀罪・盗聴法・マイナンバー
※全編映像は会員登録するとご覧いただけます。一般会員の方は、記事公開後の1ヶ月間。サポート会員の方は無期限でご覧いただけます!→ご登録でIWJをご支援ください!
「個人番号カードを持ち歩いて軽減税率の還付を受けなさい、というのは、常に『実印』を持ち歩きなさい、と言われているのと同じくらいリスクを負うものだ」――。
安全性に多大な疑問を残すマイナンバー制度の中止を求めるべく、インターネットセキュリティ専門家の滝本圭氏から、IWJに特別寄稿が寄せられた。
滝本氏は、大手プロバイダー管理者としての自身の豊富な経験から、【IWJブログ・特別寄稿】元・大手プロバイダー管理者が明かす! セキュリティ突破は想像以上にたやすい! マイナンバー施行開始 <前編>の中で、パスワードの管理者がアルバイトに任される現場の実態や、パスワード持ち出しの容易さを暴いた。
3号機燃料プールからがれき撤去が進む。燃料取り出しスケジュールに変更はなし~東京電力定例会見 2015.10.15
3号機使用済み燃料プールに落下したがれきの撤去作業が進み、2mほどの大きさのCUWFDハッチが取り出されたことがわかった。大きな形状のがれきはほとんど取り除かれ、比較的小さながれきの撤去に移っていく。収容されている燃料の取り出しスケジュールは変更なく、2018年1月頃からを目指している。
小林節氏と志位和夫氏が「野党連携」で一致! ~「今は非常事態。立憲主義を取り戻すための『選挙協力』は時代の要請、憲政上の大義だ」 2015.9.28
「あれだけ乱暴で強引なことをしたのに、安倍政権の支持率がさほど下がらないのは、受け皿が存在しないからだ」──。
日本共産党がインターネットで配信する生番組「とことん共産党」の2015年9月28日の放送回で、志位和夫委員長はこう指摘した。ゲスト出演した憲法学者の小林節氏(慶応大学名誉教授)も、「受け皿が誕生すれば、投票棄権層にも求心力を発揮するだろう」と応じた。
【特別寄稿】川内原発再稼動反対! 「原発ゼロ」の日を毎日カウントし続けた記録動画! 「戦争に反対する肉球と仲間たち」 2015.10.14
「世界一厳しい安全基準をクリアしています」――。
未曾有の原発事故を経験し、科学技術の「100%安全」は不可能だ、と学んだのではなかったのか。
事故原因の究明も、被災者の救済も不十分なまま、2015年8月、事故からわずか4年半、九州電力・川内原発が再稼働された。
保安規定違反状態のもんじゅ、監督省庁の文科省からも考えを聞きたいと委員長意向~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2015.10.14
保安規定違反状態が解消しないJAEA日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅについて、監督省庁である文科省の担当課長に定例委員会への出席を要請、JAEAに対してどのように監督・対応をしているのか話を聞く意向を示した。
川内原発2号炉再稼働前夜! 穴だらけの運転再開!? 巨大噴火リスクに阪上氏「3ヶ月でどうやって核燃料を避難させるのか。とても不可能だ」 2015.10.14
川内原発2号炉の再稼働に向けて最終点検作業が2015年10月14日(水)に終了し、九州電力は翌15日の午前中にも核分裂反応を抑える制御棒を引き抜き、起動させる。川内1号炉は今年8月11日に再稼働しており、2号炉の再稼働によって、2基ある川内原発はすべて再稼働することになる。
「原子力規制を監視する市民の会」は14日、東京六本木の原子力規制庁前で、川内原発2号炉の再稼働に対する抗議行動を行なった。
「安保法案は『違憲』『欠陥』『不当』!まさに、憲法を守らず国滅ぶ」「公聴会は単なるセレモニー」とタンカを切った水上貴央弁護士へ岩上安身がインタビュー~岩上安身によるインタビュー 第589回 2015.10.13
特集 安保法制|特集 安保法制反対メッセージ
※10月23日テキストを追加しました!
「この公聴会は単なるセレモニーなのですか」──参議院平和安全特別委員会が、安保法案への有識者の見解を聞くため、2015年9月16日に横浜で開催した地方公聴会で、鴻池祥肇委員長に対して、こう迫った公述人が弁護士の水上貴央氏である。
水上氏のこの発言と、安保法案の欠陥部分への指摘は多くの注目を集めた。にもかかわらず、特別委員会への公聴会の内容報告は省略され、9月17日、与党議員らが『人間かまくら』を作って鴻池委員長を囲い込み、混乱の中で強行採決が行われた。