■■■ 日刊IWJガイド「『ナチスの手口』は戦前の昔話じゃない! 21世紀に蘇ろうとする『緊急事態条項』はすべての秩序を崩壊させる独裁者の『切り札』! ~年始からIWJは飛ばしていきます!」 2016.1.3日号~No.1207号~ ■■■
(2016.1.3 8時00分)
おはようございます! IWJの原です。あけましておめでとうございます! 本年もIWJをよろしくお願いいたします!
本日の日刊は、大晦日に「渋谷越年越冬活動」を取材してきた城石裕幸記者の取材報告や、その城石記者の長女であり、現役の早大生である城石エマ記者より、早稲田の文化祭で行われて「波紋」を呼んだ山本太郎氏の講演の記事アップ報告、そして最近、7年の歳月をかけて一本のドキュメンタリー作品を完成させた、映像作家であり、IWJスタッフでもある「青樹劇場」こと青木浩文記者による告知など、どれも見逃せない内容となっております!
キャラクター豊かなIWJスタッフが総出でお送りする「日刊IWJガイド」。本日も最後までおつきあいください! まずは僕から、2016年の最重要事項である「緊急事態条項」について触れたせていただきます! ・・・と、その前に、IWJの「死活問題」である経理スタッフの募集をさせていただきます!
■IWJがピンチ! 経理スタッフを緊急募集!
IWJでは現在、経理スタッフを緊急で募集しています。これまで経理の中軸をお願いしていたベテランの方が、昨年末に体調不良のために急遽戦列を離れることになってしまったからです。
経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方、ぜひともご応募願います!
経理はIWJの経営の心臓部です。穴があいたままでは、IWJの経営が立ち行かなくなります。大晦日、岩上さんは真っ青でしたが、元旦からは、気持ちを切り替え、新しい人材の募集に期待を賭けることにしました。どうか、経験とスキルとIWJへのシンパシーのある方、ぜひともお力をお貸しください!
◆応募条件
※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ
■戦後もあらゆる国で乱発された「ナチスの手口」、緊急事態条項の猛威
さて、油断ならぬ2016年に突入し、憲法改正を賭けた運命の参院選まで残り6ヶ月となりました。新年早々ではありますが、今、僕は床についても貧乏揺すりが止まらないほど、猛烈に焦っています。
というのも、IWJは代表の岩上さんのイニシアティブのもと、昨年のうちから安倍政権が改憲でまっさきに着手すると公言している「緊急事態条項」の創設こそが参院選の真の争点である、と訴え続けてきましたが、タイムリミットが刻一刻と迫る中、まったくと言っていいほど緊急事態条項の危険性が広まっていないからです。
自民党改憲草案に規定された「緊急事態条項」は、有事の際に総理大臣が「緊急事態宣言」を発することで、憲法を一時停止することができるというもので、内閣が法律と同等の政令を制定でき、予算を自由に設定できる一方、国民や地方自治体は国家の命令に従うことが義務づけられており、人権が著しく制限される内容となっています。
12月9日に行われた「ロックの会~IWJ Night」第一部で登壇した澤藤統一郎弁護士は、緊急事態条項について、歴史学者である大江志乃夫さんの「戒厳令は憲法秩序のシステム崩壊のジョーカー」であるという指摘を引用しました。
「『国家緊急権規定』は立憲主義崩壊へのレッドカード。大江志乃夫さんの『戒厳令』(岩波新書)で、戒厳令は『トランプで言うとジョーカー』と書かれている。つまり、すべての秩序を崩壊させる『切り札』ということです」
・【実況ツイ録】ナチスの生みの親「緊急事態条項」は独裁者が喉から手が出るほど欲しがる「切り札(ジョーカー)」! 参院選まで7ヶ月、「ロックの会~IWJ Night」で梓澤和幸、澤藤統一郎両弁護士が警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279522
不気味すぎますよね。ということで、澤藤さんの愛読書である大江志乃夫『戒厳令』を僕もさっそく購入し、まさに今読んでいる最中なのですが、これはマジで洒落になりません。『戒厳令』では、冒頭に、「チリ・クーデター」の事例が紹介されています。
■チリで敷かれた「戒厳」――特色は軍隊による大量虐殺、令状なしの大量逮捕、非公開・一審制・弁護人なしの軍事裁判による処刑の「3要素」
冷戦真っ最中の1970年、南米チリでサルバドール・アジェンデ博士を指導者とする社会主義政党「人民連合」が自由選挙によって政権を獲得。アジェンデ大統領が誕生しました。ちなみに、南米における自由選挙で社会主義政党が選ばれた初の事例だったそうです。しかし、アジェンデ政権の行う社会主義的な政策に富裕層や軍部、南米の左傾化を警戒する米国は反発。73年にアウグスト・ピノチェト将軍率いる軍部がクーデターを起こしました。
軍は、ただちに「戦時状態宣言」(戒厳宣言)を行い、アジェンデ政権を支えた社会党・共産党などの左翼政党を非合法化。マルクス主義教育の温床と目されてきたチリ大学の全学部長を罷免し、「赤狩り」と虐殺・処刑の嵐を巻き起こします。
戦時状態宣言は1年間続きました。この1年で虐殺された犠牲者数は3万人とも4万人とも8万人とも言われています。その後、チリは軍事独裁政権に移行。戦時状態宣言は事実上、恒常化したといいます。
戒厳下の弾圧は、軍隊による大量虐殺、令状なしの大量逮捕、そして非公開・一審制・弁護人なしの軍事裁判による処刑によって特徴づけられており、この3つの特徴は、かつての大日本国憲法のもとの日本の「戒厳」の布告にも共通する特徴で、戒厳令が軍事独裁確立の武器として有効性を発揮するのは、これら3つの要素が大きく働いていると大江さんは説いています。
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.3 Sun.**
【Ch4】14:00~「第4回 高田馬場☆ニューイヤー脱原発デモ!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「反原発西武線沿線連合」が主催する、脱原発デモを中継します。
【録画配信・IWJ_SF】17:00~「島ぐるみ会議訪米取材3 ~滞在2日目:バークレー市議会・平和と正義の委員会との交流会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※2015年11月16日に行った、「島ぐるみ会議訪米取材」の滞在2日目、「バークレー市議会・平和と正義の委員会との交流会」を録画配信します。Twitterアカウント、 @IWJ_AreaCh1 では、当日の模様を配信にあわせ、実況ツイートします。
【シリーズ特集37 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】19:00~「『95%超の憲法学者は違憲だと回答する』 長谷部恭男氏、小林節氏、改めて『安保法案=違憲』を主張 ~安倍自民を陰で支える『日本会議』への言及も」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/249275
※2015年6月4日の衆議院憲法審査会で、「安保関連法案=違憲」と表明した早稲田大学教授の長谷部恭男氏と、慶応大学名誉教授の小林節氏は、2015年6月15日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で揃って記者会見を行い、「安保関連法案は撤回すべき」と重ねて強調しました。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.4 Mon.**
【Ch4】12:00~「戦争法廃止!安倍内閣退陣!1・4 国会開会日総がかり行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催する、「戦争法廃止」、「安倍内閣退陣」を訴える抗議行動を中継します。
【録画配信・IWJ_SF】17:00~「島ぐるみ会議訪米取材4 ~滞在3日目:サンフランシスコ記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※2015年11月17日に行った、「島ぐるみ会議訪米取材」の滞在3日目、「サンフランシスコ記者会見」を録画配信します。Twitterアカウント、 @IWJ_AreaCh1 では、当日の模様を配信にあわせ、実況ツイートします。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
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(前半の続き)…
■フリードマンによって「新自由主義」の実験台となったチリ ~軍事と経済の「ショック・ドクトリン」の始まり
チリにおける軍事クーデターを指揮し、大統領となって独裁政権を樹立したピノチェト将軍の横には、独裁に加担した自由主義者・ミルトン・フリードマンがいました。
ピノチェト大統領の経済顧問を務めたフリードマンは、チリを自分たちの経済理論の実験台として見立て、減税、自由貿易、民営化、福祉・医療・教育などの社会支出の削減、規制緩和、といった経済政策の転換を強行するようアドバイス。社会的公正さと平等を追求していたアジェンデ政権とは反対に、チリではあらゆるものが民営化され、世界的にも例がないほど急速な資本主義の大改革が断行されました。
『経済ジェノサイド : フリードマンと世界経済の半世紀 』(平凡社新書)の著者である中山智香子さん(東京外国語大学大学院教授)は、2013年10月5日、東京・渋谷の東京ウィメンズプラザ・ホールで行われたドキュメンタリー映画『ショック・ドクトリン』上映会後に、フリードマンがチリで行った経済改革について、次のように述べています。
「虐殺や拷問が横行したピノチェト将軍の軍事独裁と、新自由主義でマーケットを開いた経済政策とは別もの、と理解されていたが、実は一体。自由競争で国内のインフレ、失業、貧困が進み、反対者が増えると弾圧する構図は、そもそも民主主義に合わない」
・2013/10/05 「この映画の延長線上に、私たちの今がある」 ~『ショック・ドクトリン』上映会後のトークライブ 中山智香子氏×内田聖子氏
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/105319
『ショック・ドクトリン』の著者であるナオミ・クラインさんは、フリードマンが経済的「ショック療法」を発明した第一人者であると位置づけ、拷問の電気ショックと経済的なショックを同質のものとして結びつけています。チリで成功した軍事と経済の「ショック・ドクトリン」は、その後もアフガンやイラクにおける米国の振る舞いとして重ねられていった、ということですね。
■「ナチスの手口」は昔話ではない! 「戒厳令」は今も昔も独裁政権維持に欠かせない「武器」
少し話がそれてしまいましたが、『戒厳令』の中では、他にも、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイなどの東南アジア諸国で同様の事例が報告されています。戒厳を利用して「全権委任法」を作り、ワイマール憲法を無効化して独裁の道を歩んだ、これが「ナチスの手口」である。ロックの会で岩上さんや澤藤さんはこのように指摘していましたが、戦後、あらゆる国で「ナチスの手口」が真似されていたということですね。
つまり、「ナチスの手口って言ったって、もうずっと昔の話だろ(笑)」などと楽観視はしていられないということです。寝呆けていられるのも正月のうち。我が身に必ずふりかかってくる話です。
もちろん、「安倍政権は、ピノチェトのように、国民を虐殺するつもりだ!」などとは言いませんが、安倍政権が今、緊急事態条項を新設しようとしているのも、まさに国民の人権を無視し、あらゆる対抗勢力を弾圧できる「ナチスの手口」に倣おうとしているからではないでしょうか。
残念ながら、国家緊急権の脅威にスポットを当てた書籍は、日本ではあまり見かけません。大江さんの『戒厳令』も、1978年に刊行された本ですので、もうかれこれ40年も前のものになります。・・・ということで、緊急事態条項のヤバさを認識するためには、『前夜・増補改訂版』をオススメするしかありません! 今、緊急事態条項に警鐘を鳴らした、日本でもっとも重要な一冊に仕上がっていると思います。
増補改訂版では、まるまる新書一冊分が加筆されておりますので、『前夜』をご購入いただいた方もためらわずにご購入ください!
・『前夜・増補改訂版』のご購入はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=186
■「本丸は9条」!? メディアの「緊急事態条項」に対する著しい危機感の欠如に気が気でない!
さて、そんなわけで、緊急事態条項は一発で国の体系が変わる「ジョーカー」に他ならないということですが、なかなかリアルに差し迫った危機として認知されていないのが現状です。
お正月で政治的なニュースが少ない中、「緊急事態条項」でニュース検索をしてみると何件かヒットしますが、その中身はどれも「もう一考してくれよ…」と肩を落とす内容ばかり。
元旦の毎日新聞は、「政権幹部が、首相の描く改憲構想を明らかにした」として、次のように報じています。
「安倍政権は、大規模災害を想定した『緊急事態条項』の追加を憲法改正の出発点にする方針を固めた。特に衆院選が災害と重なった場合、国会に議員の『空白』が生じるため、特例で任期延長を認める必要があると判断した。与野党を超えて合意を得やすいという期待もある」
さらに、「国会議員の任期延長だけでなく、一時的な私権の制限も盛り込んだ。同党がこれを基にした主張を展開すれば、他党の反発を招く可能性がある」と、緊急事態条項の中身を論じず、政局的な分析を展開。緊急事態条項は9条改正などの本丸に切り込む「お試し改憲」の意図も見え隠れする、と述べるにとどまっており、はっきり言って、毒にも薬にもならないどころか、緊急事態条項のもつ「ジョーカー」としての危険性を、意識的にか、不勉強ゆえにか、隠蔽してしまう「危うい」記事だと思います。こんな記事ばかり目にしていたら、多くの人々はたいしたことではないと、すっかり油断してしまうことでしょう。
・災害想定「緊急事態条項」の追加から着手の方針 毎日新聞2016年1月1日
http://mainichi.jp/articles/20160101/k00/00m/010/070000c
こうした弛緩しきったマスメディアの報じ方に対し、政権に対して毅然とした態度をとる地方紙は少なくありません。徳島新聞は元旦の社説で、参院選に備えよといった論調で立憲主義を踏みにじる安倍政権に警鐘を鳴らし、「なぜ今『改憲』なのか」と疑問を呈しました。おおむね共感できる、骨のある社説になっているとは思うのですが、惜しいかな、緊急事態条項に関する指摘は次の一点のみ。
「その道(平和主義の道)が今、見失われつつある。安倍首相が参院選後に憲法改正を目指す意欲を示しているからだ。緊急事態条項の新設などが想定されているが、9条が本丸なのは間違いない」
・・・いや、そうじゃなくて・・・9条を「本丸」と位置づければ、それを守るためには「緊急事態条項」という出城くらいは落としてもかまわないという方向に流れてしまうでしょう。それは戦略・戦術を知らない者の言葉だと岩上さんは指摘しています。野党第一党の代表を前にしても、そうした「9条本丸論」の危うさを端的に指摘しました
昨年2015年12月25日に行なった民主党・岡田克也代表インタビューを昨日(1月2日)、再配信しました。ご覧になった方は岩上さんの理の通った指摘のほうが説得力があると感じられたと思います。まだ見ていない方は、わずか30分のインタビューですので、ぜひご覧になってください! 緊急事態条項の危険性を指摘する岩上さんの質問・発言に対する岡田代表の返答は歯切れが悪く、やはり「総理は9条改正を本丸としているはず」とくり返し続けました。
※2015/12/25 岩上安身による民主党・岡田克也代表インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280184
こうした風潮に喝を入れるため、IWJでは連日、目が覚めるようなコンテンツを配信し続けています。題して「シリーズ特集37 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9」。
本日は昨年6月に外国特派員協会で行われた記者会見、「『95%超の憲法学者は違憲だと回答する』長谷部恭男氏、小林節氏、改めて『安保法案=違憲』を主張 ~安倍自民を陰で支える『日本会議』への言及も」を配信します! 是非ご覧ください!
野党やメディアのリアクションを見ていると、選挙結果に関わらず、緊急事態条項はすんなりと新設されるのではないかという気さえしてきますが、IWJは「炭鉱のカナリア」としての役割を果すためにも、しつこいくらい緊急事態条項の危険を訴えていきます。これからも毎日、緊急事態条項の危険性を指摘していきますし、すでに緊急事態条項特集を組み、再配信シリーズも放送してまいりました。
・【年末年始の再配信シリーズ】 9条改正よりヤバい!? 安倍政権が目論む緊急事態条項!
http://bit.ly/1YVj6rV
また、現在、DVDを鋭意作成中の「饗宴VI」も、岩上さんの強い危機感から、緊急事態条項に焦点を絞ったテーマを掲げてディスカッションを繰り広げました。年末年始にプレス工場が稼働しないのは痛いですが、それでも超特急で作成しており、1月15日前後には発売できそうです! 今、日本で一番注目しなければならないDVDであるかと思いますので、是非、『前夜・増補改訂版』とともにご購入ください! まもなく予約受付を開始します!
・【念押し!】『前夜・増補改訂版』の購入はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=186
ここで、大晦日に「渋谷越年越冬活動」を取材し、大晦日も元日も2日も連続して出勤して、取材VTRを編集していた城石裕幸記者から取材報告です。
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■「渋谷越年越冬活動」取材報告! IWJ記者は渋谷区への怒りで「ムカムカ」
おはようございます。おもに中継動画班で撮影を担当している方の、城石です。
同じ中継動画班の高橋記者と私は昨年の大晦日、渋谷で行われた「渋谷越年越冬活動」の模様を取材に行ってきました。
この活動は渋谷で野宿者の支援を続けている団体「のじれん」が、年末年始に共同炊事を中心に毎年行っているもので、今年は12月28日昼から1月3日夜まで渋谷区仮庁舎のある美竹公園行われています。
みなさんは「炊き出し」というとどんなイメージをお持ちでしょうか。私は愚かにも「うつろな目をしたホームレスの方が行列を作り、はつらつとして慈愛に満ちた支援者の方(多くは年配の女性)から申し訳なさそうに食べ物を受け取り、もそもそと無言で食べてどこへともなく立ち去っていく」という映像を想像していました。で、実際はどうだったか? それは、昨日の録画配信のあと現在も公開中の動画を是非ご覧いただき、皆さんご自身の目でお確かめください!
・2015/12/31 2015-2016 渋谷 越年・越冬闘争(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280682
また、渋谷の野宿者といえば「数年前に宮下公園を『ナイキ公園』にするために公園内で寝泊まりしているホームレスを渋谷区が強制的に排除して公園出入り口を夜間施錠した、人道的にやりすぎ」な問題としてご記憶の方も多いでしょう。
しかし、今もあるこの「ナイキ公園」、その後どういう話になっているかご存知の方はどれくらいいらっしゃるでしょうか? そのあたりの詳しい経緯を高橋記者が支援者の一人に、また私は「みんなの宮下公園をナイキ公園化計画から守る会」の方に聞いてきましたので、そちらもぜひご注目ください。
こちらのテキスト記事は近日中にアップする予定で現在取り組んでいますが、この話、どうにも渋谷区への怒りでムカムカし通しです。大人ってキタナイ。
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以上、渋谷区の態度に虫の居所が悪い城石パパ記者でした! 城石パパ記者はスチールカメラマンのプロでありながら、昨年夏からIWJでムービーやテキストの腕も磨き上げている最中。今後ますますIWJの重要ポジションを担っていくと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
続いて、虫の居所が悪い城石パパ記者の長女であり、現役早大生として卒論に忙殺されていた城石エマ記者にご登場願います!
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■昨年11月に行われた山本太郎議員の早稲田祭登壇記事をアップ! 主催者の学生には会場から非難轟々!
おはようございます! IWJの城石エマです。今日、私からご紹介させていただくのは、昨年11月8日(日)に、早稲田大学の学園祭に山本太郎議員が登壇した際の取材記事です。長らくお待たせしてしまいましたが、昨日テキスト記事をアップいたしました!
※2015/11/08 「バカなこと言っているのを見に行ってやろう! という入り口でいい。現状に気づいてくれる人がいるんだったら」―経団連の提言という名の命令に従う政治―早稲田祭・山本太郎講演会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274219
会の終了直後から、ツイッター上で主催者に対する非難の声が相次いだ、あの、いわくつきの講演会です。この日取材に行った青木浩文記者が、暗い顔をして事務所に戻ってきたのをよく覚えています。
早稲田大学は、現在私が通っている大学です。早稲田祭にも行きたかったのですが、どうしても行くわけにいきませんでした。この日は、お台場で孫崎享さんが大会委員長を務めたフレンドリーランに出場していたのです。
そこで、IWJの取材映像を後で観ようと楽しみにしていたのですが、青木記者の表情から、何かあったのだろうと推察し、非常に気になっていました。講演会の行われる前から、ツイッター上に出回っていた告知ポスターを見て、「色物」臭に嫌な予感もしていましたが…。
※「早大人物研究会」による告知ポスター
https://twitter.com/jinken_2012/status/663187710148894721
何があったのか? 詳細は、アップされた記事をお読みいただきたいのですが、11月初めと言えば、9月に参議院で安保法案の採決の「強奪」が行われて間もない頃。若者によるデモが多くの人々の共感を呼び、安保法制への危機感もぐっと高まっていた中で、採決の「強奪」という、国民の民意を無視した許すまじき暴挙が行われました。
その光景を目のあたりにして、「ここで終わりではない! 法案は必ず廃案にしなければならない!」という気持ちを新たにし、多くの人々の団結が、まさにこれから必要になってくる――。
そんな気運が高まる中、国会で「牛歩」や「お焼香のしぐさ」のパフォーマンスによって、必死に与党政治家たちの暴挙を牽制しようとした山本議員の登壇に、多くの参加者が期待をもって参加していたはずです。
また、山本議員自身も、この会を通して少しでも現在の危機的状況への意識が高まってほしいと語っています。かねてから、奨学金の問題に切り込むなど、若者のための政治を展開してきた山本議員ですが、同時に、未来を担う若者には「期待」も抱いているはずです。
多くの参加者や山本議員の「期待」に、この日の主催者の学生たちが応えたとは言い難いものです。SEALDsやT-nsSOWLの登場に、「若者も真剣に政治を考えている!」と希望を見出した方も多いかもしれません。しかし一方で、政治を我が事として受け止めきれない若者(若者だけではないでしょうけれども)がいまだ多いのも、また事実です。
安保法案によって、日本は「戦争できるかいなか」の決定的一線を踏み越えてしまいました。来る夏の参院選は、いよいよ「基本的人権を守るかいなか」の一線を争う、天王山です。改憲勢力が勝利すれば、「緊急事態条項」を盛り込んだ自民党改憲草案が現実のものとなるでしょう。そうなれば、わたしたちは、もう声をあげることさえできなくなってしまうかもしれません。
そんな中で、この早稲田祭の学生サークルの進行には、同じ早稲田の学生の1人として、恥ずかしさを感じます。しかし、政治家もダメだ、若者もダメだ…と、新年早々、落ち込んでしまった方! ここは、落ち込まずに、今、声をあげられるうちに声をあげていきましょう! 声が枯れてしまうくらいです!
また、主催の学生はさておき、この日の山本議員のトークには、励まされる言葉がたくさんあります。気分の落ち込んだ方も、ぜひ読んでみてくださいね!
※2015/11/08 「バカなこと言っているのを見に行ってやろう! という入り口でいい。現状に気づいてくれる人がいるんだったら」―経団連の提言という名の命令に従う政治―早稲田祭・山本太郎講演会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274219
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「城石(娘)」こと、エマ記者でした! エマ記者は卒論の第一稿を年末に書き上げるなり、元日に出勤。パパのほうは年末年始皆勤賞。以上、年末年始のIWJを支えてくれている城石家でした!!
続いて、自称「輪郭のはっきりしない変なおじさん」ではあるが、そのストイックさと腰の低い謙虚さから社内で尊敬を集めている青木浩文記者(55歳)より、重要な告知がございます! 要注目です!!
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■自称「輪郭のはっきりしない変なおじさん」――IWJカメラマン兼記者の青木浩文制作の映像作品「陶芸家 三上亮 作陶ドキュメンタリー『STARDUST』」完成――IWJで一度限りのネット配信決定!
IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。年が明けて誕生日がきますと、56歳になります。
「青木さんの肩書きって何ですか?」
先日、先輩の原記者(30歳)からこんな質問を受けました。実はこれが自分にとって一番苦手な質問なのです。
魚を売っていれば魚屋ですし、野菜を売っていれば八百屋、人様の髪を切っていれば床屋と言えるのですが、はたして自分は何を売って、どんなサービスを提供して生きているのだろうかと、いつも答えに窮するのです。
IWJでお仕事をさせていただくようになったのは1年程前からです。他方、「青樹劇場」という名前の自分の会社も経営しておりまして、そこでは映像作品を創ったり、ウェブページを作成したり、文章を書いたりして暮らしております。
「じゃあ、代表取締社長ですね」と言われても、自分が社長で社員でもあるたった一人の会社で、その肩書きでは人様に誤解を与えてしまいます。では、映像作品を創っているのだから「映像作家」がよいのでは、とも思うのですが、なぜかそう呼ばれると身体のどこかがむず痒くなり、居心地の悪さを感じてしまうのでした。
結局、私は「何屋かわからない」、人様から見たら、じゃがいものような外見も相まって「輪郭のはっきりしない変なおじさん」だと思うのでした。
外から見ているIWJは、岩上さんがエネルギッシュに引っ張り、原さんや佐々木さんのような若者が縦横に駆けまわるというイメージが強いですが、そんなIWJの一角に、「輪郭のはっきりしないおじさん」がいて、コツコツ仕事をこなしている、ということが世間に知られるのは、IWJのイメージにとっていいのかどうなのか。
岩上さんにおうかがいをしたら、「『輪郭のはっきりしないおじさん』というコピーは味があっていいね!」と、逆にキャッチコピーとして「採用」されてしまいました。
しかし、このぼやーっと滲んでしまった輪郭を、もう少しはっきりなぞる必要が出てきたようです。
昨年末、7年越しで完成した自主制作のDVD映像作品、拙作「陶芸家 三上亮 作陶ドキュメンタリー『STARDUST』」を、なんとIWJで一度限りのネット配信をしていただけることになりました。
ドキュメンタリーの出演者である三上亮さんは、東京芸術大学大学院出身、日本橋三越などでも何度となく個展を開催している陶芸家ですが、私の中学校時代の1年先輩でもあり、高校時代は一緒にバンドも組んでいました。
ドキュメンタリーの中では、彼が大病を患ったり、東日本大震災、福島第一原子力発電所事故などを経験しながら、彼の作品作りが変化してゆく様子を紹介しています。また、個展で訪れたニューメキシコ州サンタ・フェへの旅がきっかけとなり、ロスアラモス研究所での原爆開発の歴史、ウラン鉱山のおける先住民の被爆労働などについても知ることになります……
と、「変なおじさん」の話は冗長になりがちなので、本日はここまで。
「陶芸家 三上亮 作陶ドキュメンタリー『STARDUST』」、IWJでの一度限りのネット配信を、ぜひご覧いただければ幸いです! 配信は1月6日予定です!
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以上、青木記者でした! 青木記者、もとい、映像作家・青樹劇場の渾身の力作「陶芸家 三上亮 作陶ドキュメンタリー『STARDUST』」の特別配信にご注目ください!
続いて1月2日の昨日、スタッフの川島アンナさんお手製のおしるこがふるまわれ、事務所で舌鼓を打っていた安道幹記者よりご報告です!
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■注目!ジャーナリスト・カレル・ヴァン・ウォルフレン氏へのインタビューをまもなく配信します!!
昨年11月17日、岩上さんがオランダ出身のジャーナリスト・カレル・ヴァン・ウォルフレン氏にインタビューを行いました。翻訳や字幕の作成などにたいへんな時間がかかりましたが、それがようやく完成。まもなく日本語と英語両方の字幕付きで動画配信いたします。どうぞご期待ください!
『日本/権力構造の謎』や『人間を幸福にしない日本というシステム』などの著書で、日本に特有の政治権力の構造を明らかにしてきたウォルフレン氏。『永続敗戦論』で一躍時の人となった白井聡氏との対談をまとめた『偽りの戦後日本』も、昨年4月に発売され、話題となっています。
※2010/12/11 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/711
※2012/03/29 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー「日本を追い込む5つの罠」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/6966
※2014/12/18 ウクライナ危機、イスラム国、TPP…アメリカ帝国主義の世界戦略を読み解く ~岩上安身による『日本に巣喰う4つの“怪物”』著者 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214711
インタビューでは、昨年11月にパリで起きた同時多発テロ事件を中心に、ロシアによるシリア介入によって新たなステージに突入したシリア問題、そこに絡むサウジアラビアやイスラエルの思惑、米国の覇権主義の行方、さらには安保法制を「可決・成立」させた日本の政治状況に至るまで、幅広いトピックに話題が広がりました。
「大半の人が20世紀のままで考え、生きています。事態の推移について、徹底して最先端で最新の理解を追及すべきです」
ウォルフレン氏はこのように指摘し、我々が囚われている20世紀的な認識の一つとして、「米国が果たそうとする役割」を強調されています。「米国はもはや、かつてニクソンやキッシンジャーが活躍していた時代とは異なり、理性を重んじる人々が治める国ではないのです」と。
米国にある複数の国家機関(軍産複合体、金融制度、安全保障制度、ネオコン、リベラル・ホーク=タカ派など)は、もはや米中央政府の有効な統制下にはない。シリア情勢などで、オバマ政権はもはや舵取りをしていない。それは例えるなら、1930年代の日本の状態に似ている・・・。
インタビューではその他、多岐にわたるテーマについて、たっぷりと最新の知見が語られています。ウォルフレン氏の視界には、今の世界で起きている様々な事象や日本の今後の運命がどのように見えているのでしょうか?どうぞご注目ください!
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以上、安記者でした! 続いては、年末年始の休みを完全返上して訪米団完全密着レポートの連載真っ最中の山本愛穂記者より告知です!
■本日連載&配信3回目! 2016年 年始特別連載:辺野古基地建設反対「島ぐるみ会議」訪米団完全密着レポート~日本政府を飛び越えて―沖縄がアメリカと始めた直接対話
おはようございます。山本愛穂です。
新年から連載を担当させていただくことになり、人生初の経験を有り難く感じながら楽しんでいます。…といっても、かなりスリリングな楽しみ方です。
普段から文章を書くのは好きなのですが、基本的に作業は一人で完結しています。
ところが、報道機関では記事をひとつ公開するまでにも、動画やWEB担当者、翻訳スタッフまであらゆる分野のスタッフとのチームワークでやっていくものなんだなと最近実感しております。
お汁粉を作ってくれる物販担当スタッフがいたり、多方面から色々助けられていますし、何とかスムーズに連載を進めたい!と思いながら、いつも時間がぎりぎりになっていきます。
何故か。私の力量不足はもちろんあるのですが、とにかく、この「島ぐるみ会議訪米団」の映像資料を毎日見れば見るほど、辺野古基地建設の問題が、少数民族差別、従軍慰安婦問題、TPPと植民地支配など、現在の日本に深くコミットする問題であることに気付くことが多く、時間がいくらあっても足りないくらいなのです。
特に、従軍慰安婦問題を巡っては、現在の日本政府に対して、現地の市民団体、特に女性活動家らが非常に強い口調で非難する場面に居合わせることが何度もありました。
こちらは、「連載前編:サンフランシスコ編」内で取り扱いますので、ぜひご覧いただければと思います。
また、3日目の今日は、訪米2日目バークレー市議会との交流会の模様を、以下の日程で配信いたします。
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【IWJ_サンフランシスコCh.】
「島ぐるみ会議訪米取材(3)~滞在2日目:バークレー市議会との交流会」
[収録日時] 2015年11月16日(月)16:00~
[配信日時] 2015年1月3日(日)17:00~
[場所]サンフランシスコ市
※約2h
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連載記事第3回目も、配信時間の前後にアップロードされます。
IWJの各分野のスタッフと岩上代表が年末年始返上で日夜取り組んだ本企画を、皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
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山本愛穂記者でした! IWJのこれらのバラエティに富んだ取材活動は、会員の皆さんの会費や会員・非会員の皆さんのご寄付・カンパに支えられています!
波乱の2016年、IWJの取材活動費、スタッフの人件費は昨年以上に必要となることが予想されます。どなたも経済状況が厳しいご時世ではあるかと思いますが、少しでも明るい未来を切り開くため、どうかIWJの取材活動をご支援ください! よろしくお願いします!!
まずは会員登録をぜひ。すでに登録されている方は、継続的なご支援をぜひお願いします!
※ IWJ の会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
昨年はリーダーである岩上さんが倒れるなど、ピンチにつぐピンチでしたが、たくさんの方々の励ましと応援に勇気づけられました。また、会員数はまだまだ足りないなか、ご寄付・カンパによってお支えいただき、心から感謝しています。この場を借りまして、改めて御礼申し上げます! ありがとうございました! そして本年もまた、引き続きよろしくお願いします!
※また、ご寄付・カンパによるご支援も、どうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
■『米国が隠す日本の真実』絶賛発売中!
岩上さんが執筆陣の一人に名前を連ねている新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』が発売されました! 政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、鹿児島大学教授の木村朗氏の4人で行なったクロストークの他、各執筆者の単独原稿が収録されています。
本書に通底するテーマは、タイトルが示す通り、いかに米国が日本の真実の姿を「見えなくさせているか」、すなわち「暗部」が作られているか、ということです。
原発再稼動、集団的自衛権行使容認、TPP、辺野古新基地建設など、いずれも米国からの強い要請にもとづくものですが、これによって、日本の本来あるべき姿が大幅に歪められてしまっています。我々は、こうした米国からの圧力を繰り返し指弾し、日本を、独立した国家へと建てなおす必要があるように思えてなりません。
本書は、多様なテーマを扱っています。先にあげたものの他にも、IS(イスラム国)による日本人殺害事件、消費税増税、9.11、アベノミクスの嘘、「オフショア・バランシング戦略」、刑事司法の闇、などなど・・・。
本書を読めば、いかに日本が米国の意のままに操られているか、お分かりいただけるかと思います。現実のあまりの酷さに布団から出る元気さえなくしてしまうかもしれませんが…、しかし、日本の未来は、よくも悪くも米国との関係抜きには語れません。2016年の年頭は、まずは本書を手に取っていただけたら幸いです!
『米国が隠す日本の真実』は、全国の書店、Amazonなどのネットストアの他、「IWJ書店」でもお買い求めいただけます。ぜひ、この機会に、お買い求め下さい!
※『米国が隠す日本の真実』ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159
■岩上さんの早稲田での講義録を収録した『「今を伝える」ということ』、絶賛発売中!
12月20日、「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 記念講座2015」と銘打って行われた講座の講義録を収録した『「今を伝える」ということ』が発売されました。
大手紙の新聞記者、フリーのジャーナリストに混じり、岩上さんが早稲田大学で行なった講義録も収録されています。タイトルはずばり「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?~ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について」です。刺激的なタイトルですよね。気になる中身は、というと・・・。
UstreamやTwitterを駆使するネットメディアは、テレビや新聞といった既存メディアとどのような点で違い、どのような武器となる特性を持っているのか。そしてそれは、2011年3月11日の東日本大震災のような大災害の際に、どのような威力を発揮したのか。
岩上さんの話は、こうしたネットメディアの特性から、ジャーナリストとしての資質にまで及びます。「マスコミ業界の人」「大手新聞社の会社員」ではなく、ジャーナリストになるとは、どういうことなのか。岩上さんが母校である早稲田大学の学生に伝えたかったメッセージとは? 詳細は、ぜひ、お買い求めになってお読みください。
そして実はこの講義、続きがあるのです。紙幅の関係上、本に収録できなかった部分に関しては、IWJのホームページに掲載しています。陸山会事件、福島第一原発事故、TPP、尖閣諸島をめぐる日中間の領有権問題、日米同盟をめぐる問題など、様々なトピックについて扱っていますので、こちらもぜひチェックしてみてください!
※「王様は裸だ」と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について~『「今を伝える」ということ』岩上安身講演続編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279798
サイトをチェックされた方は、ぜひ、『「今を伝える」ということ』をお読みください。マスコミ志望の学生だけに向けた講演集ではありません。メディアのあり方について疑問や関心、問題意識をもつすべての方々に読んでもらいたい好著です!「IWJ書店」に申し込んでもらえれば、岩上さんのサイン入りでお届けいたします! ぜひ、この機会にご購読ください!
■IWJスタッフ募集のお知らせ
IWJでは現在、一緒に仕事をし、お雑煮を食べるスタッフを大募集中です! 皆さんの応募をお待ちしています! 今年は昨年以上に決定的な、波乱の年になるであろう予感を、スタッフ一同、ひしひし感じています。そんな波乱に満ちた1年を乗り切るためにも、新規スタッフの力がどうしても必要です!
経理・総務スタッフ、Webスタッフ、事務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています!
※IWJスタッフへの応募はこちらから
http://bit.ly/1ALJypQ
■わとはぷ~What happened today?
本日はお正月の風物詩「箱根駅伝」の復路の日です!
昨日の往路では、連覇を目指す青学大が、1区から1位を譲らず、大会11年ぶり、のべ14校目の往路完全優勝を達成し、昨年に続き、往路連覇を遂げました!
2位は3分4秒差で2年ぶりの優勝を狙う東洋大。僕の母校です。
続く3位は駒大、4位・山梨学院大、5位・早大となりました。
青学大は1区・久保田和真さん(4年)が終盤のスパートで区間賞を獲得。3区・秋山雄飛さん(3年)、4区・田村和希さん(2年)も区間賞の走りでリードを広げ、”山の神”こと5区の神野大地さん(4年)がガッツポーズで芦ノ湖のゴールテープを切りました。
復路は、本日の午前8時、ちょうどこの日刊IWJガイドが届くと当時に、神奈川・箱根町の芦ノ湖駐車場をスタートします。日頃はあまり駅伝に関心がない僕も、東洋大の逆転優勝を祈りつつ、今日も1日、箱根を走る選手たちに負けないよう、本気で頑張って仕事していきたいと思います。
それでは今日も1日、よろしくお願いします!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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