┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~<岩上安身による最新インタビュー報告!>米国とイスラエルがイランの体制転覆を図れば、イランの東隣の核保有国パキスタンと、北のアゼルバイジャン、そのさらに北のロシアだけでなく、トルコとイスラエルの密通同盟にも、莫大な影響を与える!戦争となれば中東を超えて、ユーラシア全体の戦争に! 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(後編)
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┠■今期最後の月、7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと半月です! 7月のご寄付・カンパは、43万6700円で12%の目標達成率です! 88%、306万3300円が不足しています! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2140万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■<シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第18回>反グローバリズムが大看板の参政党は、地方議会でグローバリズム勢力の自民党と日本維新の会と共同会派を多数組んでいた! しかも神谷宗幣代表自身が演説で、「選挙後は与党の自公に寄り添っていく」と反グローバリズムのポリシーをあっけなく翻すトンデモ発言! そればかりか、神谷代表と関連会社2社に4年間で約1億円の政治資金が流れていた! 参政党鹿児島県連に架空支出疑惑も! れっきとした政党である参政党は、選挙前にこれらの裏金疑惑に対して、有権者に対する説明責任があるはず!
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■はじめに~<岩上安身による最新インタビュー報告!>米国とイスラエルがイランの体制転覆を図れば、イランの東隣の核保有国パキスタンと、北のアゼルバイジャン、そのさらに北のロシアだけでなく、トルコとイスラエルの密通同盟にも、莫大な影響を与える!戦争となれば中東を超えて、ユーラシア全体の戦争に! 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(後編)
IWJ編集部です。
昨日7月15日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(後編)」を撮りおろし初配信しました。
※米国とイスラエルは、イランの体制転覆や分裂を狙うが、核保有国パキスタンは断固反対! 中国製兵器の存在感が増す陰で、中東とインド亜大陸の情勢が直接的に連動し始めた! 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528289
前日の14日に初配信したインタビューの前編は、以下のURLよりご視聴ください! 会員登録も、ぜひ、お願いいたします。
※ロシアはインドに最新兵器を輸出する一方、ウクライナ紛争でロシアにドローンを輸出したイランには、最新兵器を渡さず、イランはロシアに不信感を持っている!? イスラエルはイランの体制転覆を望んでいるが、そんなことができるのか!? 倒した後、民主的な指導者が出てくるのか!? 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528228
多民族・他宗教国家であるイランについて、高橋氏は「9000万人ぐらいいるイランの人口の、およそ半分ぐらいはペルシャ系の人で、ペルシャ語をしゃべっていますが、あとの半分ぐらいは、(北部に居住していて、国境をへだててアゼルバイジャンと隣接している)アゼルバイジャン人(アゼリー人)だったり、トルコ系の人もいるし、アラブ系の人もいるし、クルド系の人もいる、(南部に集住している)バローチ人もいる」と指摘し、以下のように述べました。
「だから、マイノリティがたくさんいるんです。
ただ、マイノリティだから抑圧されているということもなくて、例えば、最高指導者のハメネイさんはアゼリー人ですし、大統領のペゼシュキアンさんも、お父さんがアゼリー人です」。
一方で高橋氏は、人口の9割がシーア派のイランの中で、「クルド人とバローチ人はスンニ派が多い」と述べ、「自分達は少数民族だし、宗派も違う、という意識がある」とした上で、次のように明らかにしました。
「イランを、少数民族を使ってひっくり返そうという人達(米国とイスラエルとその従属国)は、このクルド人とバローチ人に期待してるわけです。
クルド人は、伝統的に、イスラエルと近いんです。
で、実は、イスラエルが、クルド人を使って(イランの体制を)引っかき回そうとすると、トルコと対峙することになるわけですね(※トルコは自国内にクルド人を抱えていて、独立を志向するクルド人に対して厳しい政策をとっている)。
(イスラエルは)トルコとは既に、(アサド政権崩壊後の)シリア内で今、陣取りゲームをやっていますが、これから、トルコとイスラエルが、どういう関係を結ぶのか、その中で、クルド人をどう利用するのか、ということです」。
高橋氏によると、「トルコとイスラエルが対立する可能性がある」一方、イランとトルコは、対峙する局面もありながら、「対クルド人問題に関しては、協力的」だといいます。
中東地域のクルド人について、高橋氏は、次のように解説しました。
「クルド人の問題は、クルド人という意識はあるんですけど、盆地ごと、部族ごとに、意識が強い。(中略)
だから、イランから支援を受けているクルド人もいれば、トルコから支援を受けてるクルド人、イスラエルから支援を受けているクルド人など、いろいろな人がいるという状況です。
でも、どちらにしろ、クルド人の力が伸びることは、トルコが望んでいないので、イスラエル(がイラン国内のクルド人を使ってイランの分裂を図ろうとする)と、トルコとの大きな対立要因になります」。
イランの体制転覆について、高橋氏は、現在米国に亡命中の、元パフラヴィー朝イランの皇太子、レザー・パフラヴィー氏が、「現体制を倒し、民主的(=米国追従的)なイランを建設しようと訴えて、米国とイスラエルの支持を受けている」と、明らかにしています。
しかし高橋氏は、「今回の戦争で、1000人以上が殺されて、数千人が傷つけられて、そのイスラエルに『ありがとう』と言ってる人が帰ってきて、イラン国民が本当に歓迎するだろうか」と、疑問を呈しました。
また、ヨーロッパを拠点に活動する、モジャヘディーネ・ハルク(人民の聖戦士・MKO)という組織も、現体制崩壊後の新政権の候補者としてあげた上で、高橋氏は、次のように解説しました。
「この組織は、そもそもシャア(パフラヴィー朝の君主で、米国の傀儡、モハンマド・レザー・シャー・パフラヴィー)の時代、1960年代に、イランの大学生の間で広まった運動で、地方から来て、テヘランで社会の矛盾を感じるような、真面目な人達が、都市ゲリラを始めたんですね。
彼らが一番人気を博したのは、アメリカの軍事顧問団を暗殺した時です。
弾圧されても、弾圧されても、組織は生き続けて、イラン革命の時に浮上してきて、今の権力の中枢を握った宗教勢力と、血で血を洗う権力闘争をやって、結局敗れて、イラクに逃げるということになったんですね。
(MKOは)爆弾テロで知られていまして、今の最高指導者のハメネイさんは、よく見ると、右手が効かないんですね。それで、左手で挨拶するんですけど、それは、爆弾テロのせいですね。
ですから、最初はすごく尊敬されている組織だったんですけど、イラクに移って、サダム・フセインの手下になってしまったので、イラン人としては、裏切り者ということになりますよね」。
このMKOは、ヨーロッパで大きな大会を開き、多額の講演料を支払って、ジョン・ボルトン元国家安全保障問題補佐官や、マイク・ポンペオ元国務長官(いずれも、第1次トランプ政権)を招いています。
高橋氏は、MKOの資金の出所について、「サウジの諜報機関とか、イスラエルかなって、みんなが疑ってる」と指摘し、次のように続けました。
「もともと、アメリカ人を殺していますから、テロ組織に指定されていたんですけど、途中でそれが解除になってるんです。
それも、アメリカの政治家に、すごいお金を使ったんですよね」。
高橋氏は、「仮にイランの現体制を転覆できたとしても、国家の統一を維持できる新たな政権が生まれない可能性もある」と指摘した上で、しかし「イランの分裂・混乱は、イスラエルにとっては脅威ではなくなり、悪くはない展開」であるとして、次のように語りました。
「シリアやイラクが、今、そうですよね。
今の体制が倒れるという前提自体が、難しい前提ですけど、代わりの政権ができてこなければ、そうなる。
ただ、そうなると、周辺の国は、難民が来るとか、迷惑ですよね。そして、イランの、例えばバローチ人が独立、みたいなことになると、やはり多民族国家である隣のパキスタンが、自分の国のバローチ人が騒ぎ出すんじゃないかという(懸念を持つ)」。
イランとパキスタンは、(南部で)国境を接して隣国同士です。バローチ人は、南部イランと、パキスタン西南部に、国境をまたいで居住していますが、クルド人と同じく、独自の国をもっていません。クルド人ナショナリズムと同様に、バローチ人ナショナリズムに火がつくと、イランもパキスタンも困るのです。
「今、(隣国同士である)インドとパキスタンが対立していて、その裏では、パキスタンと(国境を接する)アフガニスタンも、国境紛争がある」と述べた高橋氏は、英国が19世紀に引いた国境線をめぐって、「もうアフガニスタンとパキスタンは、恒常的に関係が悪い」と解説しました。
その上で、高橋氏は、以下のように指摘しました。
「もし、イランがひっくり返って、親米とか、親イスラエル国家になったら、パキスタンは、インドと、アフガニスタンと、親米イランに囲まれるわけです。
だから、絶対に、イランの体制がひっくり返るなんて、受け入れられない」
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■今期最後の月、7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと半月です! 7月のご寄付・カンパは、43万6700円で12%の目標達成率です! 88%、306万3300円が不足しています! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2140万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJの財政が、危機的状況です!
IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、6月末で11ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと半月となりました。
7月は、1日から15日までの15日間で、21件、43万6700円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約12%に相当します。
ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!
残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、6月までの11ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!
この不足総額は、寄付部門だけで、2140万5645円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、限界があります! その限界は近づいています!
IWJが7月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
今期11ヶ月間の累計のマイナス約2140万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!
インフレが続きますが、会費の値上げをせず、値段を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。
今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!
目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、ぜひとも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!
なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!
公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!
皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!
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6月末現在、IWJ会員の総数は1720人、このうちサポート会員の方は664人でした。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!
また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
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同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
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どうぞ、皆様、米国の従属下のまま、憲法に緊急事態条項を導入し(自民党、公明党、維新、国民民主らが賛成)、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力(与野党を問わず)に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
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◆中継番組表◆
**2025.7.16 Wed.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.7.17 Tue.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
ロシアはインドに最新兵器を輸出する一方、ウクライナ紛争でロシアにドローンを輸出したイランには、最新兵器を渡さず、イランはロシアに不信感を持っている!? イスラエルはイランの体制転覆を望んでいるが、そんなことができるのか!? 倒した後、民主的な指導者が出てくるのか!? 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528228
「芸能人は政治を語るなと言われた。ならば政治を語ることを選んだ」ラサール石井候補~7.12 参院選 社民党 合同街宣(社民党党首:福島みずほ、全国比例候補者:大椿ゆうこ、ラサール石井、かい正康、兵庫県選挙区候補者:きし文男)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528342
米国とイスラエルは、イランの体制転覆や分裂を狙うが、核保有国パキスタンは断固反対! 中国製兵器の存在感が増す陰で、中東とインド亜大陸の情勢が直接的に連動し始めた! 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(後編)https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528289
「国民を守るための福祉や政策は、国の責務だ。しかしそれを財源がないといいやらないのは、詭弁でしかない!」西田昌司候補 ~7.12 参院選2025 京都選挙区 自民党公認 西田昌司 候補者
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528343
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
<シリーズ特集! 7.20.2025参院選>イスラエル大使館前での選挙演説で、「ユダヤ人批判ではなく、シオニズム批判だ!」と強調する甲斐正康候補が、イスラエル・パレスチナ研究者・早尾貴紀氏による応援メッセージを読み上げ!「ガザを開放せよ! パレスチナを開放せよ!」~7.9 社民党全国比例公認候補・甲斐正康氏 駐日イスラエル大使館 街宣!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528273
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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367
40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763
フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782
ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633
イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726
「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058
「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531
2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988
ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575
「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515
イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713
「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653
対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527
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■<シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第18回>反グローバリズムが大看板の参政党は、地方議会でグローバリズム勢力の自民党と日本維新の会と共同会派を多数組んでいた! しかも神谷宗幣代表自身が演説で、「選挙後は与党の自公に寄り添っていく」と反グローバリズムのポリシーをあっけなく翻すトンデモ発言! そればかりか、神谷代表と関連会社2社に4年間で約1億円の政治資金が流れていた! 参政党鹿児島県連に架空支出疑惑も! れっきとした政党である参政党は、選挙前にこれらの裏金疑惑に対して、有権者に対する説明責任があるはず!
参政党は、7月13日(日)の夕方、千葉県柏市の柏駅前で、多くの聴衆を前に、千葉選挙区から立候補している、なかやめぐ候補と神谷宗幣参政党代表がスピーチをしました。
※街頭演説 in 千葉 柏駅東口 令和7年7月13日(日)18:45頃 【参議院選挙2025 参政党 Live】(参政党、2025年7月13日)
https://www.youtube.com/live/87mkW3TqZ3s
集まった聴衆は、神谷代表自身が、千葉で過去最高の人出と演説の中で述べています。
1000人以上だったと報告しているX(旧ツイッター)のアカウントもあります。
※@Ugusan0213のXへの投稿(2025年7月13日)
https://x.com/Ugusan0213/status/1944389014099833122
13日の演説の画像をアップしているXのアカウントを見ると、「1000人以上」は、やや大げさと思えますが、数百人が集まり、聴衆の反応がよく、熱気にあふれています。
※@sansei_nakayaのXへの投稿(2025年7月13日)
https://x.com/sansei_nakaya/status/1944397065137561817
神谷代表が演説を始めると、支持者の拍手や声援も聞こえますが、カウンターの男性と女性の大きな声も、演説を遮るように、たびたび聞こえました。
神谷代表の演説からは、反参政党のプラカードを掲げる人達も複数いたように推測されます。
途中で業を煮やした神谷代表が「うるさい!」(21:23)と一喝する場面も見られました。
その後、神谷代表が、「政治的主張をするのはいいですが、マナーがないのは、人として最低です。いいですか、そういうことをするから対立が起きるんですよ。我々は、政治的な主張をしているだけです。皆さんも言いたいことがあったら、自分達で、政治団体を作り、主張されたらいいです。演説を聴きに来る人達の自由を奪わないでください」と述べると、聴衆から大きな拍手と「その通り!」という声が複数起こりました。
※街頭演説 in 千葉 柏駅東口 令和7年7月13日(日)18:45頃 【参議院選挙2025 参政党 Live】(21:23~ 参政党、2025年7月13日)
https://www.youtube.com/live/87mkW3TqZ3s?t=1283
神谷代表は、この演説の中で、たびたび、野党然として、与党の自公政権の失政に言及しました。
たとえば、以下のようなものです。
「(前略)我々は、もともとの問題であるグローバリズムを見直して、日本人がちゃんと所得を稼げて、低賃金で働かなくていいようにしようということを訴えているんです。
まともでしょ、みなさん(そうだ、そうだの声)。
それをどんどんどんどん潰してきたから、そして、どんどん外国人も入れるって言うから、だから、止めたいって言ってるだけじゃないですか。
みなさん、そこに、賛同いただいているんじゃないですか。そうですよね(そうだの声)。
昔は、一億総中流って言われていたんです。
私の小さい頃は。それがいつの間にか、国民の6人に1人が貧困みたいになっちゃって、子供の9人に1人が貧困になって、子供がご飯を食べれないからと言って、全国に1万軒以上、子供食堂ができているんですよ(おかしー、おかしーの声)。
中学校の数より多いんですよ、子供食堂の方が。
おかしいじゃないですか。
そういう状況なのに、政府が、国際援助だとか言って、何千億とかもまくし、留学生、留学生といって、いっぱい留学生を連れてきて、そこに何十万も渡すから、それは順番がおかしいでしょ、って言っているだけです(拍手とそうだの声)。
これが差別だという意味がわからないです。
政策批判をしているだけです。
なんなんですか、ほんとに、どんどん、国民を貧しくしたいんですか。
人口を減らしたいんですか。
日本を外国の人に乗っ取って欲しいんですかね。
私には、そういうふうに見えますよ! 自公政権の政策が!」(25:52~)
※街頭演説 in 千葉 柏駅東口 令和7年7月13日(日)18:45頃 【参議院選挙2025 参政党 Live】(25:52~ 参政党、2025年7月13日)
https://www.youtube.com/live/87mkW3TqZ3s?t=1552
演説の「言葉」だけを聞けば、非常に素晴らしい演説をしています。このように自公政権を批判して、街宣のたびに啖呵を切っている神谷代表ですが、参政党の地方議会での「行動」を観察すると、この「言葉」と大きく矛盾していることがわかります。
まず、参政党は、各地方議会で、自民党と共同会派を組んでいるのです。
たとえば、新宿区議会は、参政党の青木仁美区議が、「自民・参政クラブ」という共同会派を自民党と作っています。
自民党の渡辺みちたか新宿区議は、4月10日付の公式ブログでこう述べています。
「新宿区議会の院内団体(会派)である自民党新宿区議団(8名)は参政党新宿まなびとまもりの会(1名)と会派を合同し、今後、ともに議会活動を行います。新しい会派名は自民・参政クラブです。
自民・参政クラブ(9名)結成により、私たちは区議会内の単独第一会派になります。議会での発言力や区政への提案力はさらに高まり、私たちが目指す社会の実現に向けて引き続き努力いたします(中略)。
議案への賛否については、会派内でそのつど話し合い、対応を決めていきます。(中略)
青木議員(参政党新宿区議)は保守的な国家観を持つ方で、これまでの議会での発言や賛否の姿勢も自民党議員と相性が良いものでした。このたび、お互いが議会内でともに活動できると判断し、統一会派結成に至りました。(後略)」。
※【新宿区議会】自民党新宿区議団は参政党・青木議員と共同会派を組みました(渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog、2025年4月10日)
https://watanabemichitaka.hatenablog.com/entry/2025/04/10/120000
なんのことはない、参政党と自民党は、肝心の「国家観」で一致できるから、会派を組んで、議案の賛否について話し合うというのです。
これでは、参政党の反グローバリズムも、移民制限の政策も、人口減少対策も、貧困対策や格差是正対策も吹き飛んでしまうでしょう。皮肉なことに、神谷代表の言う通り、それらは、間違いなく、長期にわたる自公政権の政策の結果です。代表の「言葉」と「党」としての行動が、ここまで正反対の政党は、なかなかお目にかかれません。
江東区議会では、吉田由紀子区議が参政党所属ですが、「江東区議会自民・参政・無所属クラブ」として自民党と会派を構成しています。
※江東区議会自民・参政・無所属クラブ(2025年7月14日閲覧)
https://www.city.koto.lg.jp/650103/kuse/kugikai/shokai/kaihabetsu/7838.html
仙台市議会では、大河原ふゆこ市議と、いとうよしあき市議が、参政党に所属しますが、大河原ふゆこ市議が、自民党と「せんだい自民・参政の会」という共同会派を形成しています。
※せんだい自民・参政の会(仙台市議会、2025年7月14日閲覧)
https://www.sendaijs.net/members/
所沢市では、参政党所属の斉藤かおり市議が、「自由民主党・維新・参政・無所属の会」として、自民党と会派を組んでいます。
※会派構成表(令和7年5月現在)(所沢市議会、2025年7月14日閲覧)
https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/shigikai/shokai/kaihaitiran.html
箕面市議会では、参政党の木下伸雄市議が、「自由保守の会」として、自民党と会派を組んでいます。
※議員名簿(箕面市議会、2025年7月14日)
https://www.city.minoh.lg.jp/giji/giinjyouhou/ginmeibopdf.html#kinoshita11
驚くことに、まさに、自民党以上のグローバリストと言っていい、日本維新の会とも、参政党は、共同会派を組んでいるのです。維新は「与党」か「野党」がわからない、という点で「ゆ党」と言われてきましたが、参政党は、まさしく「ゆ党」そのものです。
参政党の大看板は、「反グローバリズム」のはずなのです。維新も、ここまで与党と正反対の「理念」や「政策」を口にしていません。
たとえば、台東区議会では、参政党の吉岡誠司区議が、「台東むすびの会」として、維新の会と会派を組んでいます。
※議員名簿(会派別)(台東区議会、2025年7月14日閲覧)
https://www.city.taito.lg.jp/kugikai/shokai/kaihabetsu.html
足立区議会では、「是々非々の会」として、参政党の加地まさなお区議が維新の会と共同会派を組んでいます。
※会派別名簿(足立区議会、2025年7月14日閲覧)
https://www.gikai-adachi.jp/g07_Kaiha.asp
愛知県の津島市議会では、「市民・維新・政治参加クラブ」として、参政党の野口航希市議が、維新の会と共同会派を組んでいます。
※会派別名簿(津島市、2025年7月14日閲覧)
https://www.city.tsushima.lg.jp/shigikai/shigikaikousei/kaihabetsumeibo.html
地方議会で、共同会派を自民党や維新の会と組む意味は、会派を組むことで発言権・質問時間が増加し、議会運営委員会への参加権や議案提出権の強化など、会派規模が大きいほど得られる権限が増すからです。
国政政党としての、代表である神谷氏の日頃の主義主張をかなぐり捨てて、地方議会では、グローバリズム推進と組んで、少子化対策・人口減少対策を放棄し、外国人の大量受け入れを進め、労働者の賃金を下げて、富裕層と大企業を税金面で優遇し、格差拡大を広げてきた新自由主義政党である自民党と日本維新の会と共同会派をがっちり組み、反グローバリズムと日夜国政でグローバリズムと日夜戦っているのです。
参政党の目的は、反グローバリズムという看板を掲げておきながら、地方議会の現場では、真逆の理念や政策を行って、党勢拡大をしています。
地方議会での参政党の「行動」を見る限り、党勢が拡大するなら、なんでもやる政党なのではないでしょうか?
国政では、今のところ、自民党や日本維新の会と会派を組んではいませんが、参院選挙が終わり、「反グローバリズム」「反貧困」「反格差」「反移民」といった表看板を信じた、多くの有権者の票を得て、議席を獲得できれば、国政でも共同会派形成か、あるいは与党案に賛成する、事実上の第2与党としての動きが出てくる可能性が大いにあります。
現に、7月14日にアップされた参政党の神谷代表の演説の動画では、神谷代表は、議席を取ったら、自公に寄り添うと、はっきり述べています。
「今回の参議院選挙、議席を取ればいいってものじゃありません。
議席を取ったあと、何をするかが大事。
与党の自公に寄り添ってですね、ただ、丸め込まれることは絶対にありません。
これは信用してください」。
※参政党のフェイスブックのリール(2025年7月14日)
https://www.facebook.com/reel/1229577125584238
この言葉を聞いてなお、野党然としたこれまでの神谷代表の発言を信じて、投票できるでしょうか?
参政党の問題は、政治的な「言行不一致」だけではありません。
7月8日付『しんぶん赤旗』が、政治資金規正法違反の可能性がある、参政党鹿児島県連の2件の架空支出疑惑を報じたのです。
※参政党鹿児島県連に架空支出疑惑(しんぶん赤旗、2025年7月8日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-07-08/2025070813_01_0.html
「参政党は、お金に関してはスーパークリーン!」。
これが、神谷代表の口癖ですが、同日付『赤旗』は、こう伝えています。
「参政党元広報部長が経営する映像制作企業に、同党鹿児島県支部連合会が、2023年に発注した選挙用チラシやのぼりなどが、実際には作られておらず、架空支出の疑いがあると、複数の同党元衆院候補者が本紙に証言しました。
架空支出を政治資金関連書類に記載した場合、政治資金規正法違反にあたる可能性があります」。
架空発注分は、約22万円分の名刺、のぼり、チラシ、個人用リーフレットです。
「参政党元衆院鹿児島4区候補の横井さくら氏によると、同党鹿児島県第4支部の『活動費 利用明細報告書』に見たことがない名刺、のぼり、チラシ、個人用リーフレットの約22万円分が、映像制作企業『ブリンクジャパン』(鹿児島市)に発注されていました」。
なんと、この22万円分は、横井さくら元候補のガソリン代に充てる予定だったというのです。
「横井氏は、ある党員から架空支出を、横井氏のガソリン代に充てるつもりだったと聞いています。この話を同第4支部長にLINEで『本当ですか』と問いただしたところ、『はい。そのように聞いておりました』との返事が返ってきています」。
たとえば、選挙カー(街宣車)を使って選挙区を巡回する、ポスター貼りのためにスタッフを運ぶなど、選挙運動に直接関係していることであれば、ガソリン代は、選挙運動費用として計上するべき経費です。
LINEのやりとりには、「街宣車のガソリン代が通常の活動では出ないので確保していたそうです」となっており、このガソリン代が、選挙運動期間とは異なった期間の街宣だったことが示されているのです。
※参政党鹿児島県連に架空支出疑惑(しんぶん赤旗、2025年7月8日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-07-08/2025070813_01_0.html
もう一つの架空支出疑惑は、参政党鹿児島県第3支部の「利用明細報告書」に記載された計約26万円分のバナー、ポスター、のぼり、チラシ分の支出です。
これも、参政党元広報部長が経営する映像制作企業の「ブリンクジャパン」に発注されていました。
参政党元衆院鹿児島3区候補の池田祐晟鹿児島市議(無所属)は、これらの実物を受け取っても見てもいないと証言しています。
これも、池田元候補のガソリン代として確保する予定だった可能性があります。
これだけではありません。
『週刊文春』7月17日号は、神谷代表個人や、関連会社に巨額の政治資金が支払われたと報じています。
※神谷宗幣夫妻、参謀…参政党から“身内”に1億円が支払われていた(週刊文春電子版、2025年7月9日)
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11827
神谷代表個人に参政党から支払われた件は、次のように報じられています。
「党から神谷氏個人へ支払われたのは、20年からの4年間で約370万円。『出張費』の他、20年6月から11月までの毎月、5万円から20万円が『講師料』として支払われた」。
そして、現在は、神谷代表個人への支払いではなく、関連会社の『イシキカイカク株式会社』と『株式会社エドワークス』の2社への支払いが増えていると言います。
同日付『週刊文春』は、こう説明します。
「2社のうち『イシキ社』は、神谷氏が13年に設立した株式会社グランドストラテジーが名称を変えたもので、公式HPによると従業員は3名。
神谷氏は23年に代表取締役を妻に譲り、現在は取締役として役員報酬を得る。
そんな同社への支払いは、22年には『講師派遣料』や『会場費』の名目で約2800万円。23年には『映画製作費』として約320万円の支出もあった」。
「もう1社の『エド社』は22年11月、参政党が100パーセント出資して設立した、いわば党の子会社だ。
参政党アドバイザー(当時)で起業家の佐藤俊介氏が代表取締役に就任した。(中略)
22、23年の2年間で、党からエド社へは『講師料』『講師派遣料』として約5500万円を支払っている」。
同日付『週刊文春』は「党から神谷氏本人やイシキ社、エド社といった“身内”への支払い総額は、4年間で約1億円に上った」とし、参政党がイベントやパーティー、クラウドファンディングで集めた政治資金は、このように、神谷代表個人や2つの関連会社に流れていたのです。
この約1億円の政治資金の流れに関する参政党の主張は、以下の通りです。
「イシキ社への支出は収支報告書記載の通り、党の活動に必要な業務に対する対価として支出したものです。
(映画製作費支出は)同社代表は神谷代表の配偶者ですが、取引は党の決裁手続きを経ており、公私混同のない適正な契約に基づいて実施したものです。
エド社への支出も同様に、党の事業に即したものです」。
講師料を会社を通じて支払う理由について、神谷代表は、「講師の本名や住所、講師料などを公開するのを防ぎ、講師のプライバシーを守るため」と説明しています。
これは、本当に、講演が行われたのかどうか、講師料が、政治資金収支報告書通りに支払われたのか、検証ができなくなります。もし、金額が違ったり、支払われていなかったら、政治資金規正法違反だけでなく、脱税の疑惑すらかかります。まさしく、自民党政治を批判しながら、自民党と同様に「裏金作り」をしていたことになります。
参政党には、参政党鹿児島県連に架空支出疑惑があるのですから、本当に、講演が行われたのか、本当に、映画製作が行われたのか、会場費約2800万円は適切なのか、など、選挙の前に、全国の有権者に対して説明責任が求められます。少なくとも、神谷代表は、この問題に対する質問を受けつける記者会見を早急に開くべきです。
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