┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~歴史に残る利権と欺瞞の東京コロナ五輪が開幕! IOCコーツ副会長が東京五輪開会式に出席しないことを表明した2032年五輪開催地豪ブリスベンのあるクイーンズランド州女性首相をメディアの面前で恫喝! 日本でも女性差別発言で会長を辞任した森元総理が名誉最高顧問として大会組織委に復帰!? IWJの今期第11期も残り8日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJに、どうか期末となる今月末までに緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
┠■【中継番組表】
┠■まさにコロナ五輪! 大会関係者のコロナ感染が、開会式当日に時点ですでに100人を突破! 選手村でも12人! 感染拡大に米女子体操チームが入村拒否! 安心安全のはずのバブル方式は破綻している!選手村は感染のハブに!? 選手村に入らない選手団も! 共同通信は「日本で『地の利』を生かす」と恥知らずな見出し! 山口香JOC理事が指摘していた五輪におけるフェアネスが問われている!
┠■<IWJ取材報告1>人々の生命を危険にさらす東京五輪開催を断じて認めない! 開会式当日、聖火リレーを迎える都庁前で市民らが五輪反対を訴えて抗議行動――7.23五輪は中止だ!抗議アクション~都庁前トーチリレー到着抗議行動
┠■<IWJ取材報告2>東京五輪開会式と同時進行で神宮橋から千駄ヶ谷までを五輪中止を求めて700人がデモ〜7.23五輪は中止だ!抗議アクション :Lock Down!東京五輪 開会式抗議デモ
┠■<本日の撮りおろし初配信>本日午後8時から「責任逃れに終始した4人の旧経営陣への尋問は終了! 海渡雄一弁護士は『どういう構造で判決を書こうとしているのか、大体はっきりしてきた』と手応えを表明!〜7.20東電株主代表訴訟 第61回口頭弁論期日後の記者会見」を撮りおろし初配信します!
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■はじめに~歴史に残る利権と欺瞞の東京コロナ五輪が開幕! IOCコーツ副会長が東京五輪開会式に出席しないことを表明した2032年五輪開催地豪ブリスベンのあるクイーンズランド州女性首相をメディアの面前で恫喝! 日本では森元総理が名誉最高顧問として大会組織委に復帰!? IWJの今期第11期も残り8日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1158万円の大規模赤字! どうか期末となる今月末までに緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
おはようございます。IWJ編集部です。
昨日23日、利権まみれの五輪の中でも最大の利権イベントである、東京五輪開会式が行われました。
しかも、世界的にデルタ株によって感染が再拡大し、日本でも緊急事態宣言下でありながら、連日、五輪の主舞台である東京は、新規感染者数がうなぎのぼりに増えているこの時期での開幕です。森喜朗組織委会長、佐々木宏氏と大会関係者の中から次々と差別意識と倫理観の欠如、被害者の痛みへの共感の欠落にもとづく暴言や愚劣な企画や、小山田圭吾氏、小林賢太郎氏の過去の暴行・虐待事件や虐殺に対する冒涜などが明るみに出て、倫理観に欠ける者たちが主催者に多いことが特徴づけられた残念な五輪となりました。
コロナ禍でも五輪を強行しようとすること自体、著しい倫理観の欠如かもしれません。コロナ五輪、ノー倫理五輪として、長く歴史に刻まれることになるでしょう。
開会式に先立ち、航空自衛隊のブルーインパルスが東京上空を飛行し、国立競技場上空で五色の五輪を描きました。
57年前の1964年10月10日を再現したのでしょう。しかし、戦犯訴追を免れた昭和天皇が第18回オリンピック東京大会の開会を宣言したその同じ国立競技場で、1943年10月21日に学徒出陣壮行会が行われ、「天皇万歳」を三唱した2万5000人の学生が戦場に連れて行かれた歴史を、昨日どれだけのメディアが報じたでしょうか。
小山田圭吾氏が20代の時に、10代の頃、障害者への暴行・虐待を行っていたことを笑いながら雑誌に語っていたことが明らかになり開会式スタッフ辞任を報じたメディアは、1964年の東京五輪で「東京オリンピック・マーチ」を作曲した古関裕而氏が、戦時中「嗚呼神風特別攻撃隊」など、数多くの軍歌を作曲したことを批判を込めて報じたのでしょうか。
その東京五輪開会式への出席をめぐり、IOC(国際オリンピック委員会)副会長であり、AOC(豪州オリンピック委員会)会長でもあるジョン・コーツ氏が、2032年夏季五輪開催地に決まったブリスベンがある、オーストラリアクイーンズランド州の女性首相であるアナスタシア・パラシェ氏を公の場で恫喝したことが報じられました。
22日付けBBCは「コーツ氏は21日、同州ブリスベンが2032年の五輪開催地に選ばれたことを受けて、パラシェ氏と共に記者会見に出席した」「パラシェ氏は、パンデミック中に来日したことを批判され、開会式には出席しない意向を示していた」と報じました。
※コーツIOC副会長、女性の州首相に対する「マンスプレイニング」で批判(BBC、2021年7月22日)
https://www.bbc.com/japanese/video-57926290
22日付けAFPBBは、その記者会見後のコーツ氏の言動を、次のように詳細に報じています。
「腕を組んで椅子に深く座ったコーツ氏は、パラシェ氏に向かって『君は開会式に出るんだ』と言った。『私はまだ(2032年夏季五輪)招致委員会の副会長で、私が知る限り、2032年にも開会式と閉会式がある。君たち全員には、あそこで交流して伝統的な部分、開会式のなんたるかを理解してもらう』
さらにコーツ氏は、『君たちは誰一人として部屋に残ったり隠れたりはしない、そうだな?』と続けた。
パラシェ氏は豪政界でも地位の高い女性のひとりだが、コーツ氏の発言の間、見るからに居心地の悪そうな様子で始終黙っていた。その後の会見で、パラシェ氏は『誰の気分も害したくないので』と述べ、その場を後にした」
※IOCコーツ氏、五輪開会式めぐり豪の州首相「どう喝」 マンスプレイニングだと批判(AFPBB、2021年7月22日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3357937
前述のBBC記事は「マンスプレイニングは、『Man(男性)』と『Explain(説明する)』を合わせた言葉。女性を無知だと決めつけ、男性が本来必要のない説明をしたり指図したりする行為を指す」と報じています。
コーツ氏の女性蔑視の差別的態度はもちろん大問題ですが、AOC会長が政治家に対して報道陣の面前でこのような高見から指図をすることにも驚かされます。五輪関係者とはそんなに偉いのでしょうか?
政治家は、民主主義国であれば、その国の国民から選ばれた存在です。五輪関係者なるものは民主的な手続きを経て選出された存在ではありません。非民主的な特権を持つ者が、民主的に選ばれた国民の代表に対して上から目線でモノを言う。このこと自体が、五輪の非民主性と勘違いもはなはだしい特権性を象徴しています。特権を自分が持っていると自認する者が特権を持たない他者を見下し、差別し傲慢にふるまうことは珍しくありません。特権意識と差別感情は常にセットです。
一方国内では、女性蔑視発言で辞任した森喜朗前大会組織委会長を、組織委が「名誉最高顧問」に就けることを検討していると、23日付け朝日新聞が報じました。
記事は「複数の組織委や政府関係者が明らかにした。森氏が2014年から今年2月まで組織委会長を務めた功績を踏まえ、安倍晋三前首相と同じ組織委の『名誉最高顧問』としたい考えで、組織委幹部と政府側が水面下で調整している」と報じています。
※森元首相に「名誉最高顧問」就任案 五輪組織委が検討(朝日新聞デジタル、2021年7月23日)
https://www.asahi.com/articles/ASP7Q6G0PP7QUTFK00J.html
組織委会長を辞任した森氏は、18日の迎賓館でのIOCバッハ会長の歓迎会に出席し、21日には福島県で無観客で行われた女子ソフトボールの日本対オーストラリア戦を観戦していたことも報じられています。
※森元首相、どんな権限で五輪観戦?ソフトボール無観客試合(東京新聞、2021年7月22日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/118505
何の特権があって森氏は「無観客」のはずの大会を観戦できたのでしょうか?こうしたことが問題視されたので、「特権的に五輪競技を観戦したい」肩書なしではまずいからと組織委が忖度して「名誉顧問」などという冠を急ぎでつけることを思いついた、ということなのでしょうか?森氏は「不名誉」な女性差別発言について、組織委員会会長の座にふさわしくないと見なされ、その座を失ったはずの人物です。そうした人物が「名誉顧問」とされたならば、差別発言の存在を含めて「名誉顧問」に値すると評価したことになります。森氏の、特権が欲しいという欲望のために、事実、五輪組織委の全体の見識が問われることとなります。それとも、最初から今に至るまで、その程度の「見識」の五輪組織委なのかもしれません。
「いかなる種類の差別」も禁じ、多様性と調和を訴える五輪憲章を踏みにじる問題が今回の東京大会では噴き出しています。
セネガル出身で1995年から日本で活動するパーカッショニストのLatyr Sy(ラティール・シー)氏は22日、フェイスブックに「(五輪のオープニングセレモニーへの)決まっていた出演に対しJOCが一方的に私の出演をキャンセルした。理由は『なんでここにアフリカ人が?ってなる』だからだそうです。これって差別では?」と投稿しています。
※Latyr Sy(ラティール・シー)氏のフェイスブック
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=186826413467038&id=100064190406824
そもそも政権に返り咲いた直後に朝鮮高校を無償化から除外する「差別」的措置を行い、2016年の7月22日には全国から沖縄県へ機動隊を送り込んで辺野古の基地建設反対の住民運動を弾圧した安倍晋三前総理が福島原発事故で放出された放射線は「アンダーコントロール(コントロール下にある)」と大嘘をついた上で誘致した五輪です。
安倍・菅両政権で副総理をつとめた人物は、改憲について「ナチスの手口に学んだらどうか」と発言し、「朝鮮半島有事の際の難民が日本に押し寄せる可能性」について「武装難民かもしれない。警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」と韓国・朝鮮人への差別意識をむき出しにし、困窮する難民を射殺するなどと、まったく倫理観のない暴言を重ねてきた麻生太郎氏です。
しかも開催都市の現都知事である小池百合子知事は関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者への追悼文をやめ、過去にはネオナチと関わりの深いレイシスト団体の集会で講演を行ってきた人物です。現在、沖縄県知事である玉城デニー氏が国会議員時代、「日本語を読めるんですか!?」と沖縄県民に対する差別語を投げつけた人物でもあります。
※玉城デニー氏に「日本語を読めるんですか」とヘイト野次を飛ばした小池都知事が佐喜真候補の応援へ! 辺野古推進を明言してきた小池氏は何を語るのか? 辺野古推進? 差別の肯定? 2018.9.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432100
こんな面々に招致された東京五輪が、差別問題や倫理の欠如や弱者・暴力の犠牲者への共感を著しく欠く不祥事が続出する大会になっているのは、ある意味で当然のことかもしれません。この10年の日本を象徴する大会であり、日本人の一人として恥ずかしく思うとともに流されることなく、妥協することもなく、誇らしいと思える日本に少しずつでも変えていくべく、微力ながらつとめたいと改めて思います。
※朝鮮高校を無償化から排除した下村博文元文科相は「裁量権の逸脱」!!「処分は違法・無効」!! ――東京判決を前に~広島・大阪判決を考える学習会~ 2017.7.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/393889
※「処罰されないヘイトスピーチ」「朝鮮学校への高校無償化排除」に抗議の声! メディアの嫌韓煽動がはびこる中で、多民族が共に生きられる日本社会を!~9.7関東大震災96周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式 2019.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/456654
※「島尻安伊子落選の腹いせなのか!」高江ゲート前から現地レポート~早朝4時から150台で車両バリケード!強行姿勢を崩さない国が市民らを強制排除 2016.7.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/319470
※政府による高江での米軍ヘリパッド強行建設工事と市民による抗議の模様 2016.7.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/319749
※【高江・写真レポート!】「Xデー」に何が起きたのか!? 沖縄県東村高江〜500人の機動隊が150人の村に襲いかかった長い1日の写真記録を時系列で公開! 2016.7.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/321639
※【国会ハイライト】「ナチスの手口に学べ」麻生発言の真意を維新・柿沢氏が直接追及!「緊急事態条項はナチス独裁のプロセスにそっくりだ」〜麻生氏「おもしろいですな」と余裕を演じつつ議論からは「逃走」! 2016.2.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287880
※関東大震災時の「不逞鮮人」虐殺を彷彿とさせる麻生副総理の「武装難民」射殺発言!!〜追及しない記者クラブメディア!? 官邸内記者会見から締め出されるIWJ!! 2017.9.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/399302
※「極右政治家」の本性!「関東大震災での朝鮮人虐殺はなかったか?」との質問には明確に答えず!震災被災者を追悼したから虐殺被害者に追悼文を出す必要はない!?~小池百合子都知事会見 2017.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396292
※今年の「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」にいまだ公園使用許可が出ず! 追悼式つぶしにうごめく極右ヘイト団体「そよ風」の戦慄の手口! 「極右政治家」小池百合子東京都知事の「追悼文取りやめ」の裏事情! 2020.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/474863
連日ご報告しておりますが、IWJは現在、設立以来最大の財政危機状態に陥っています。
IWJの今期最後の月となる7月は、今期6月までの累積の不足額から算出したご寄付・カンパの新たな目標金額を、1329万1661円としなければならなくなりました。
7月1日から20日までの20日間で、134件、目標額の17%にあたる225万9000円のご寄付を頂戴しています。
コロナ不況が深刻化する中、ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心からお礼を申し上げます。
一方で、IWJの今期期末となる7月31日までは、残り8日しかありません。この8日間で、あと約1158万円のご寄付・カンパが必要となっています。
今期、このままの状態で、約1000万円以上の赤字に転落すれば、8月以降の来期は、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。
ご存知の通り、日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。
IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。
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また、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。
前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。
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今現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。
多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。
岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。
今期、IWJが大幅に赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。
私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。
日本は今、コロナ禍の陰で、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで日本は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。この事実を、マスメディアは本気で国民に知らせようとしていません。
日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「刺し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。
その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の最前線の戦場とされてしまう悲惨な事態です。日本がうっかり配備しようとしているミサイルは、中露を強く刺激しており、日本はいきなりミサイル軍拡で中露を相手にしなければならなくなる恐れがあります。
大手メディアは、まともにこうした危険性を十分に伝えようとせず、あろうことか、改憲CMを無制限に受け入れて改憲に加担するだけでなく、金儲けすらもくろんでいます。
そんな「改憲ビジネス」にどっぷりつかった記者クラブメディアに、真実の報道や論評は期待できるはずがありません。
従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません! ですからなおのこと、IWJは使命感を持って徹底的にこのミサイル軍拡問題を直視し、正面からお伝えしていかなければと思っています!
6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!
※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691
※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703
※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288
IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます! IWJがなくなれば、こうした破滅的戦争への危機について報じ、警告を発し続けるメディアはなくなってしまう怖れがあります!
改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!
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◆中継番組表◆
**2021.7.24 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】20:00~「東電株主代表訴訟 第61回口頭弁論期日後の記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
7月20日に収録した、「東電株主代表訴訟事務局」主催の記者会見を配信します。これまでIWJが報じてきた東電株主代表訴訟関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e9%9b%bb%e6%a0%aa%e4%b8%bb%e4%bb%a3%e8%a1%a8%e8%a8%b4%e8%a8%9f
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◆中継番組表◆
**2021.7.25 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・OKINAWA1】14:00~「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwjokinawa1
「ジュンク堂書店 那覇店」主催の出版記念対談を中継します。これまでIWJが報じてきた沖縄戦関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%96%e7%b8%84%e6%88%a6
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【タイムリー再配信 953・IWJ_YouTube Live】19:00~「『植松聖死刑囚の特異性ばかりが取り沙汰されているが、その考えはどこで育まれたのか? 事件と施設、社会は無関係ではない』――11.29 津久井やまゆり園事件は終わらない ~障害者施設の虐待について考える~」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2020年11月に収録した、「津久井やまゆり園事件を考え続ける会」主催の集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた相模原殺傷事件関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9b%b8%e6%a8%a1%e5%8e%9f%e6%ae%ba%e5%82%b7%e4%ba%8b%e4%bb%b6
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485560
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◆昨日再アップした記事はこちらです◆
(再掲載)「市民レベルの追及はやり尽くした」財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を!~岩上安身によるインタビュー 第830回 ゲスト木村真 豊中市議(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408662
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■まさにコロナ五輪! 大会関係者のコロナ感染が、開会式当日に時点ですでに100人を突破! 選手村でも12人! 感染拡大に米女子体操チームが入村拒否! 安心安全のはずのバブル方式は破綻している!選手村は感染のハブに!? 選手村に入らない選手団も! 共同通信は「日本で『地の利』を生かす」と恥知らずな見出し! 山口香JOC理事が指摘していた五輪におけるフェアネスが問われている!
東京五輪開会式当日の昨日23日、大会関係者の新型コロナ陽性が100人を超えました。
23日の大会組織委の発表によると、23日に新たに明らかになった東京五輪関係者の新型コロナ陽性は19人。このうち3人が晴海の選手村の滞在者です。また、19人のうち3人が選手で、そのうち1人は選手村滞在者です。
これにより、7月1日から23日までに陽性が確認された大会関係者は106人になりました。このうち12人が選手村滞在者です。また、106人のうち11人が選手です。
※大会関係者の新型コロナウイルス感染症の陽性者情報(TOKYO2020、2021年7月23日)
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/lf9ns5gz2fe0zcvsbljq.pdf
一方、NBC(米放送局)は、ホームページ上の見出しで「Simone Biles and rest of U.S. women’s gymnastics team skip the Olympic Village」(シモーネ・バイルズと他の米国体操チームはオリンピック村(選手村)をスキップします)と、紹介し、本文の冒頭で 「The United States women’s gymnastics team won’t be bunking in Tokyo’s Olympic Village.」(米国の女子体操チームは東京のオリンピック村に集まることがありません)。と記しています。
※imone Biles and rest of U.S. women’s gymnastics team skip the Olympic Village(NBCホームページ、2021年7月21日)
https://www.nbcnews.com/news/olympics/simone-biles-rest-u-s-women-s-gymnastics-team-skip-n1274455
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■<IWJ取材報告1>人々の生命を危険にさらす東京五輪開催を断じて認めない! 開会式当日、聖火リレーを迎える都庁前で市民らが五輪反対を訴えて抗議行動――7.23五輪は中止だ!抗議アクション~都庁前トーチリレー到着抗議行動
7月23日、正午から東京都庁前にて、反五輪の会 NO OLYMPICS 2020、「オリンピック災害」おことわり連絡会主催による、「五輪は中止だ!抗議アクション~都庁前トーチリレー到着抗議行動」が開催されました。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494646
抗議行動の最中、12時40分ごろ、上空に飛来した航空自衛隊曲技飛行隊ブルーインパルスが五色のスモークで五輪マークを描きましたが、抗議行動参加者からはすかさずそれに対する抗議、批判の声も上がりました。
また、反五輪の会 NO OLYMPICS 2020、「オリンピック災害」おことわり連絡会は以下の声明文を配布しました。同会は五輪開催中も引き続きオリンピックの中止、廃止を求めて活動を続けるとのこと。7月23日18時半からは原宿からオリンピックスタジアム周辺でデモを行いました。
以下が抗議声明の全文です。
【東京五輪開催強行に対する抗議声明】
私たち東京五輪の開催に反対する市民の要請にもかかわらず、本日東京五輪の開会式は強行された。
東京都は7月12日から8月22日にかけて4度目の緊急事態宣言下に入った。ところが東京都のコロナ感染者数はここ数日1000名を超え、人流を加速するオリンピックをやることが可能な状況にないことは明らかだ。
そもそも私たちの日常生活や仕事を大幅に制限する緊急事態宣言と五輪開催は原理的に共存できない。緊急事態宣言は人の活動を大幅に制限する。五輪開催は人の移動を活発化させる。両者は二律背反だ。世界各地から様々な種類のウイルスが侵入する危険とともに、アスリートや大会関係者の移動は確実に感染爆発のリスクを高める。事実大会関係者や選手村での感染は拡大しつつあり、とても「安心・安全」な五輪開催というにはほど遠い。
東京五輪開催によって感染爆発が発生し、犠牲者が拡大した場合、誰が責任をとるのか。中止を求める仮処分申請に対して司法でさえ責任の所在を特定しなかったように、責任の所在は常に曖昧にされてきた。このような無責任な体制で私たちの「命」を危険にさらす東京五輪開催を認められるはずがない。
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詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。
※人々の生命を危険にさらす東京五輪開催を断じて認めない! 開会式当日、聖火リレーを迎える都庁前で市民らが五輪反対を訴えて抗議行動――7.23五輪は中止だ!抗議アクション~都庁前トーチリレー到着抗議行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494646
■<IWJ取材報告2>東京五輪開会式と同時進行で神宮橋から千駄ヶ谷までを五輪中止を求めて700人がデモ〜7.23五輪は中止だ!抗議アクション :Lock Down!東京五輪 開会式抗議デモ
2021年7月23日(金)午後6時半から「五輪は中止だ!抗議アクション :Lock Down!東京五輪 開会式抗議デモ」が開催されました。
主催は「反五輪の会」「 NO OLYMPICS 2020」と、「『オリンピック災害』おことわり連絡会」です。主催者によると、参加者は約700人、日中に都庁前で開催された「トーチリレー到着抗議行動」の参加者350人とあわせて、1000人を超える人々が参加しました。
デモのスタートは原宿神宮橋。背後に国立代々木競技場の吊り屋根をささえる巨大な支柱がそびえています。
国立代々木競技場は1964年の東京オリンピックのために建設されました。日本を代表する建築家・丹下健三の設計で、東京にある名建築の筆頭に数えられる名建築ですが、新国立競技場が新しい時代を刻む名建築になり得るのかどうかは疑問です。
1964年東京オリンピックのメインスタジムを後ろに控えた神宮橋から、表参道を通って、神宮前の交差点を左折して明治通りを北上、北参道の首都高速道路のガード下までを行進し、そこでいったん解散して、各自で千駄ヶ谷駅前まで行き、千駄ヶ谷駅前で再集合してスタンディングの抗議を行う、という変則的なデモになりました。千駄ヶ谷駅は開会式が行われる新国立競技場の最寄駅です。
このような変則的なルートになった事情を、主催者の「反五輪の会 NO OLYMPICS 2020」は、以下のようにツイートしています。
「新国立競技場周辺は交通規制だらけでロックダウン状態。かなり離れたコースを余儀なくされています。デモ終了後、徒歩10分程の千駄ヶ谷駅(新国立競技場最寄り駅)に移動しスタンディングを行います。余力のある方は引き続きご参加を。途中合流、離脱OKです!
#CanceltheOlympics」
※反五輪の会 NO OLYMPICS 2020@hangorinnokai(ツイッター、2021年7月22日)
https://twitter.com/hangorinnokai/status/1418087914915852289
また、同じ7月23日に「新国立競技場8周デモ」を予定していた「オリンピック阻止委員会」は、東京都公安委員会が申請していたデモコースに不許可を出したと、怒りの報告をしています。反五輪の会 NO OLYMPICS 2020@hangorinnokaiもこれをリツイートしています。
「<表現の自由を破壊するオリンピック>
7/23金のデモ申請コースを東京都公安委員会は全て不許可。
不許可にすると議会への詳細な報告が公安条例3条で義務付けられているため、全然違うコースを許可条件とし許可書を交付。
ふざけるな!」
※ロバート@__riffraff__(ツイッター、2021年7月10日)
https://twitter.com/__riffraff__/status/1417004463647195137
「<同日開催!>
1年前からデモ申請していた「オリンピック阻止委員会」による新国立競技場8周デモが不許可になるという、とんでもない事態が起こりました。阻止委員会の方々はすぐさま東京地裁に申し立てを行うも却下。オリンピックが表現の自由も破壊しています」
※反五輪の会 NO OLYMPICS 2020@hangorinnokai(ツイッター、2021年7月22日)
https://twitter.com/hangorinnokai/status/1418092277474287622
午後6時半に神宮橋に集まった人々を前にして、井谷聡子・関西大学准教授がスピーチを行いました。
今回の東京五輪は招致の段階から大きな問題があり、「東京に招致が決まった時は、3.11からわずか2年半、これは日本人にとって大きな苦難になると感じた」と井谷准教授は述べ、今回の東京五輪の数々の問題点を整然と論じました。井谷氏のスピーチとデモの全容については、フルオープン中のIWJツイキャス6チャンネルで御覧ください。また、後日、井谷氏のスピーチの全文をIWJサイトで掲載する予定です。
スピーチの後、午後7時からでもが始まりましたが、終始一貫、先頭で誘導する警察車両と、道路に切れ目なく並んだ警官の列に囲まれ、常に「道路にはみ出さないでください」「3列に並んで行進してください」などと命じられながらのデモとなりました。
※IWJツイキャス6チャンネル
https://twitcasting.tv/iwj_ch6
※全編動画は後日以下で御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494655
■<本日の撮りおろし初配信>本日午後8時から「責任逃れに終始した4人の旧経営陣への尋問は終了! 海渡雄一弁護士は『どういう構造で判決を書こうとしているのか、大体はっきりしてきた』と手応えを表明!〜7.20東電株主代表訴訟 第61回口頭弁論期日後の記者会見」を撮りおろし初配信します!
7月20日、東京都千代田区の司法記者クラブで、東電株主代表訴訟の第61回口頭弁論後の記者会見が行われました。被告人尋問を終えた原告と弁護団が、尋問の結果などについて説明を行いました。
本日午後8時から、この記者会見を撮りおろし初配信します。
東電株主代表訴訟は、原発事故の起こる以前から東電に対し、原発路線をやめるよう求めてきた42人の個人株主によって2012年3月に提訴され、福島第一原発の事故で東京電力が被ったとされる22兆円の損害について、旧経営陣5人に対し個人の財産で同社に賠償するよう求めた民事訴訟です。
当初被告人の数は多数いましたが、最大の争点が津波対策となるに伴い、現在は勝俣恒久・元会長、清水正孝・元社長、武藤栄・元副社長、武黒一郎・元副社長、小森明生・元常務の5人となっています。また、被告が東電や国といった集団訴訟と異なり、個々の経営陣の時々の経営判断について、その責任を問うというのが特徴です。
※東電株主代表訴訟 第二回口頭弁論 事前集会 2012.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/30331
※東電株主代表訴訟 第二回口頭弁論後の報告会 2012.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/30333
※「(東電の体質は)原発事故を起こした時点から何も変わっていない」 〜89回定時株主総会及び汚染水問題についての東京電力への抗議 2013.7.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/93716
※「吉田調書」をめぐり国民不在で行われる朝日vs産経報道、東電株主代表訴訟の原告らが調書公開を求め国を提訴 2014.8.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/162817
※東電株主代表訴訟 第17回口頭弁論期日~裁判報告・学習会「第一原発1号機・原子炉建屋4階現場調査結果報告」田中三彦氏 2015.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/244193
※東電株主代表訴訟 第21回口頭弁論期日後の記者会見 2015.11.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/273702
※田辺文也氏×海渡雄一氏、福島原発事故「事実隠ぺい」の裏を読む ~政府事故調・報告書「意図した『真相未記述』は今や明白」 2015.11.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/273704
※東電株主代表訴訟
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
会見で訴訟団事務局長の海渡雄一弁護士は「長く続けてきたが、今日は証拠調べのほぼ最後で、被告人3名の反対尋問と裁判官の補充尋問を行った」と述べ、「10月29日の(裁判官による東京電力福島第一原子力発電所内視察の)現場進行協議も裁判所ははっきり法廷で言明した」として「11月30日に結審と結審までの行程が全て示された」と明らかにしました。
20日に原告側弁護士の尋問を受けたのは5人のうち、勝俣元会長、清水元社長、武黒元副社長の3人です。武藤元副社長は7月6日に原告側弁護士の反対尋問を受けました。小森元常務は健康上の理由で尋問が遅れています。
※10月29日に裁判官が初めて福島第一原発の現地調査へ! IWJ記者の質問に海渡雄一弁護士は「なぜ事故の前に(津波対策の)工事がちゃんとできなかったのかを示したい」!~7.13東電株主代表訴訟 進行協議期日後の記者レク 2021.7.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494287
海渡弁護士はさらに、法廷での武黒・元副社長に対する裁判官からの尋問に触れて、武黒氏が原子力・立地本部長だった2009年5月に、部下から政府の地震調査研究推進本部(推本)による長期評価と15.7メートルの津波試算の詳しい報告を受けたにも関わらず、土木学会に再評価を依頼していた点について「(裁判官からは)3人3様の尋問があったが、『具体的に検討している間に地震や津波が来るかもしれない。その時に安全性は確保されているのか。もし推本の言っていることが正しかった時にはどうなるのか』との問いが繰り返し行われていた」と述べ「(武黒氏ら)原子力担当の役員について、どういう構造で判決を書こうとしているのか、ということが大体はっきりしてきた」と語りました。
判決は、2022年3月の予定であることも明らかとなりました。
詳しくはぜひ、本日の撮りおろし初配信をご視聴ください。
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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】20:00~
「責任逃れに終始した4人の旧経営陣への尋問は終了! 海渡雄一弁護士は『どういう構造で判決を書こうとしているのか、大体はっきりしてきた』と手応えを表明!〜7.20東電株主代表訴訟 第61回口頭弁論期日後の記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
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IWJ編集部(岩上安身、千浦僚、渡会裕、村上良太、城石裕幸、六反田千恵、中村尚貴)
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