日刊IWJガイド・特別公開版「五輪利権のラスボス竹中平蔵氏が開催に疑問呈した尾身会長を『越権行為』と非難! IWJ今期末まで2ヶ月! 財政危機に対しご支援を!」2021.06.08号~No.3190号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~五輪利権のラスボス竹中平蔵氏がテレビ番組で東京五輪開催に疑問を呈した尾身茂会長を「越権行為」と非難!「やめますということはあってはならない」「世論が間違っている」と言いたい放題! IWJの今期末まではあと2ヶ月! このままではIWJは赤字となり、IWJの活動は窮地に立たされます! IWJの財政危機に対し、どうか緊急のご支援をお願いいたします!
■【中継番組表】
■新型コロナワクチンは万能ではない! 2回接種後でも発症する事例はあり、感染する・させる可能性も! IWJはあらためてPCR検査の大幅な拡充の必要性を訴えます!
■【緊急シリーズ特集!コロナ禍の陰で着々と進む戦時独裁体制樹立の改憲!今国会での改憲国民投票法強行採決を許すな!! 30】本日午後8時から5月22日収録「暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」を再配信! 明日はインタビュー続編!
■6月9日参院憲法審で国民投票法改悪案採決か!? メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」より、国民投票法「改悪」案がいかにひどい欠陥法案かをテーマにした「岩上安身による小西洋之参議院議員インタビュー」4本をすべて、IWJサイトで期間限定で特別公開! 改憲による緊急事態条項を止めるためにも、ぜひご一読を! お知り合いにも拡散してください! またこの機会にぜひ、まぐまぐでご購読の登録を! あるいはサポート会員に登録するとバックナンバーを含めてすべて読むことが可能です! サポート会員登録も、ぜひ、ご検討ください!
■<お知らせ>IWJは「憲法を着る!」をテーマに今夏も新たなTシャツを製作・販売する予定です。現行の日本国憲法で、皆さまが好きな条文を教えてください!
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■はじめに~五輪利権のラスボス竹中平蔵氏がテレビ番組で東京五輪開催に疑問を呈した尾身茂会長を「越権行為」と非難!「やめますということはあってはならない」「世論が間違っている」と言いたい放題! IWJの今期末まではあと2ヶ月! このままではIWJは赤字となり、IWJの活動は窮地に立たされます! IWJの財政危機に対し、どうか緊急のご支援をお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 元総務大臣でパソナグループ会長、東洋大学教授の竹中平蔵氏が6月6日の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演し、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が東京五輪開催について国会で「普通ならやらない」「こういう状況で何のためにやるのか」などと発言したことに対して「明らかに越権行為」だと批判しました。

 竹中氏はさらに五輪開催への反対世論が多いことについて、「なんでやるか、やらないか、あんな議論するか、私は分からない。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で世界のイベントをやめますということは、あってはならない」と主張。「世論が間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違いますよ」とも発言しました。

 また、国民が我慢していることについても「がまんしなきゃ仕方ない。それだったらコロナ菌に怒ればいいじゃない」などと述べました。

※そこまで言って委員会NP(読売テレビ)
https://www.ytv.co.jp/iinkai/

 竹中氏のこうした発言に、SNSでは竹中氏を利害関係者、菅総理のブレーンと指摘し、「誰のための五輪かよくわかった」などと批判があふれています。

 岩上安身によるインタビューでもお馴染みの郷原信郎弁護士は、7日、「戦前、国民が「欲しがりません、勝つまでは」と我慢させられたのと同様、五輪開催による感染拡大の恐怖にも「我慢しろ」ということか。五輪利権への関わりが疑われる人がよく言うわ!」とツイートしました。

※郷原信郎弁護士のツイート(2021年6月7日)
https://twitter.com/nobuogohara/status/1401619180135194624

 6月7日付け日刊ゲンダイは、竹中氏が会長をつとめるパソナが「大会組織委員会と『オフィシャルサポーター』契約を締結。先月26日の衆院文科委員会で『人材派遣サービスはパソナしか許されていない。43(の競技)会場の派遣スタッフを頼むときはパソナに(仕事を)出さなくてはいけない契約になっている』(立憲民主党・斉木武志議員)と、事実上の独占状態」と報じています。

※パソナ1000%の衝撃!コロナと五輪でボロ儲けのカラクリ(日刊ゲンダイ、2021年6月7日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/290181

 一方、東京新聞は7日、東京五輪に緊急事態宣言でのプロ野球やサッカーなど、大規模イベントの観客数の条件である「収容人数の半分か5000人の少ない方」という条件を当てはめたところ、「観客数が延べ約310万人になることが本紙の試算で分かった」と報じました。東京五輪の競技は19日間行われます。

※五輪観客「プロ野球並み」の基準ならば310万人 方針決まらず混乱の懸念(東京新聞、2021年6月7日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/109040

 緊急事態宣言で「人流を抑えることが目的」と言いながら、19日間で東京を中心に観客だけで310万人もの人流を作り出し、全国で展開される予定のパブリックビューイングなどを含めると、膨大な人々が動き、集まり、「密」を作り、歓声もあげてしまう。そんなイベントを「安心安全」などと、よくも言えたものです。

 そのような中、日本オリンピック委員会の経理部長が電車に飛び込み自殺をしたというニュースが報じられました。

 7日付け日テレニュースは7日午前、50代の男性が都営地下鉄のホームで飛び込む人身事故があったとして、「男性は身分証などからJOC経理部長の森谷靖さん(52)と確認され、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。現場の状況などから自殺とみられています」と報じました。

※JOC幹部が電車に飛び込み死亡 自殺か(日テレニュース24、2021年6月7日)
https://www.news24.jp/articles/2021/06/07/07885178.html

 五輪開催問題との直接の関係は報じられていませんが、無理な五輪開催がこの方を何かしら追い詰める原因であった可能性はないのか、大変気がかりです。

 IWJも、今期の期末まであと2ヶ月を切りました。

 5月の最終的なご寄付・カンパの集計が確定しましたが、148件、250万9300円です。この金額は、5月以降の新たな月間目標額である467万5000円に対して53.7%にとどまっています。月間目標額の約半分という状況です! 不足金額は216万5700円にのぼります!!

 今期、目標額に対して5月末までに累積した不足額は、766万700円です。これはご寄付の目標額に対する不足額です。ここに会員の減少による会費の減少も加わり、IWJの財政を悪化させています。

 会費収入については、コロナ禍による会員の減少に伴い、前期比20%減となっています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、あくまで現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数がさらに減れば、もっと状況は厳しくなってしまいます。

 このままでは、7月末の期末は大幅な赤字に転落してしまいそうです。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

 そして、まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

 赤字が重なれば、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。

 現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

 IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できてはおりません。

 他方、岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しているからです。

 しかもIWJから報酬を得ることなく「ただ働き」で働き続けているので、貯金は増えることなく、日々減り続けており、これ以上IWJに私財を投じれば、貯金が本当に底を尽いてしまうからです。

 つまり、岩上安身が「無報酬」を余儀なくされるような「異常」な状態が続くと、岩上安身がつなぎ資金を貸すこともできなくなり、IWJは行き詰ってしまうのです。

 多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 今期、IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 前述の通り、IWJが特定のスポンサーや権力に対して、顔色をうかがうことなく、独立した自由な報道と言論をこれまで展開できてきたのは、市民の皆さまのご支援があってのことです。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

 政府は国民に対してろくに説明せず、マスコミも正面切ってまともに伝えようとしませんが、日本は今、急激な勢いで、戦争への道をひた走りつつあります。

 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「差し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法案」の可決を急ぐのも、すべて戦争準備のためです。その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」としていいように使われ、戦場とされてしまう事態です。

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます!

 改憲による緊急事態条項によって、自滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に戦い抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 現状は財政的に大変厳しくなっています! どうぞ、今月6月と今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

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◆中継番組表◆

**2021.6.8 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】8:45~「河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた河野太郎氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E
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【IWJ・Ch6】9:20頃~「丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例会見を中継します。これまでIWJが報じてきた丸川珠代氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/marukawa-tamayo
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【IWJ・Ch5】13:00~「『重要土地調査規制法案』を必ず廃案へ!院内集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「『重要土地調査規制法案』反対緊急声明事務局」主催の院内集会を中継します。これまでIWJが報じてきた院内集会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/inhouserally
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【IWJ_Ch7】16:30~「東京都医師会 記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 東京都医師会による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京都医師会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e5%8c%bb%e5%b8%ab%e4%bc%9a
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【IWJ・Ch5】18:30~「『重要土地調査規制法案』を参議院で廃案に!6.8緊急抗議集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「『重要土地調査規制法案』反対緊急声明事務局」、「フォーラム平和・人権・環境」、「安保破棄中央実行委員会」、「たんぽぽ舎」、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」共同呼びかけによる抗議集会を中継します。これまでIWJが報じてきたデモ・抗議行動関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/demonstration-protest-behavior
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【緊急シリーズ特集!コロナ禍の陰で着々と進む戦時独裁体制樹立の改憲!今国会での改憲国民投票法強行採決を許すな!! 30・IWJ_YouTube Live】20:00~「暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 5月22日に収録した岩上安身による山添拓参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた山添拓氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b1%b1%e6%b7%bb%e6%8b%93

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492288

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◆中継番組表◆

**2021.6.9 Wed.**

【IWJ_YouTube Live】時間未定「岩上安身による山添拓参議院議員インタビュー 第2弾」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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◆昨日再アップした記事はこちらです◆

中東情勢に地政学的大激変!? 米国はもはや「覇権国家」ではない! 極東と中東で同時に高まる戦争の脅威~岩上安身によるインタビュー 第834回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409190

「核」が結ぶシリア・イラン・北朝鮮――中東と極東で同時に高まる戦争の危機!中核に位置するパレスチナ問題を紐解く~岩上安身によるインタビュー 第834回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409287

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■新型コロナワクチンは万能ではない! 2回接種後でも発症する事例はあり、感染する・させる可能性も! IWJはあらためてPCR検査の大幅な拡充の必要性を訴えます!

 「ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する場合はあります。また、ワクチンを接種して免疫がつくまでに1~2週間程度かかり、免疫がついても発症予防効果は100%ではありません」

 厚生労働省のホームページに「新型コロナワクチンについて」というコーナーがあり、その中の「新型コロナワクチンQ&A」で「ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染することはありますか」という質問に対して、上記のような答えが掲載されています。

 答えの詳しい説明は、以下のように書かれています。

 「ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する可能性はあります。

 ファイザー社の新型コロナワクチンは、通常、3週間の間隔で2回接種します。最も高い発症予防効果が得られるのは、2回目を接種してから7日程度経って以降です。体の中である程度の抗体ができるまでに1~2週間程度かかるため、1回目の接種後から2週間程度は、ワクチンを受けていない方と同じくらいの頻度で発症してしまうことが論文等でも報告されています。また、臨床試験においてワクチンを2回接種した場合の有効率は約95%と報告されており、100%の発症予防効果が得られるわけではありません。

 武田/モデルナ社の新型コロナワクチンは、通常、4週間の間隔で2回接種します。臨床試験において、本ワクチンの接種で十分な免疫が確認されたのは、2回目を接種してから14日以降となっています。また、ワクチンを2回接種した場合の有効率は約94%と報告されており、ファイザー社の新型コロナワクチン同様、100%の発症予防効果が得られるわけではありません」

※新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省HP「新型コロナワクチンについて」)
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0016.html

 実際、ワクチン接種後に新型コロナに感染した例は、メディアでも報じられています。

 朝日新聞は6月5日付け記事で、兵庫県加西氏の医療従事者2人がファイザー製ワクチン接種を2回受けたあと、感染が確認されたと報じました。

 記事は「市によると、30代女性は5月11日と6月1日に接種を受けたが、今月2日夜に発熱を訴え、PCR検査で感染が確認された。症状は軽いという。40代女性も3月24日と4月14日に接種を受けたが、30代女性と昼食をとっていたため、PCR検査を受けた結果、感染が判明した。無症状という」と報じています。

※ワクチン2回接種後に感染 国HPは「100%防げず」(朝日新聞デジタル、2021年6月5日)
https://www.asahi.com/articles/ASP656X03P65PIHB02G.html

 上記の厚労省の説明に照らしあわせると、30代女性は発症予防効果が得られる前に発症したケースだと考えられます。

 また、そもそもワクチンは、発症や重症化を防ぐためのものであって、感染そのものを防ぐためのものではありません。その意味では、感染が判明したものの無症状だった40代女性の方は、ワクチンの効果が出ていたともいえます。

 一方で、政府分科会の尾身茂会長や西村康稔新型コロナ大臣は、「最近の研究でワクチンには発症だけでなく、感染にも予防効果があると海外の報告がある」と発言しています。

※政府が緊急事態宣言を6月20日まで延長! 変異株を甘く見て感染抑え込みに失敗! 菅総理は「感染防止とワクチン接種の2正面の作戦」と強調するも、6月20日までにワクチン接種が国民全体に行き渡る見込みもなく、虚しく響く「必ずウイルスに勝つ」宣言!(日刊IWJガイド、2021年5月29日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48859#idx-3

※ワクチン「感染予防にも効果」 西村担当相(時事通信、2021年)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021052800786&g=pol

 ナショナルジオグラフィックは、今年4月23日付けの記事で、「米疾病対策センター(CDC)の新たなデータでは、接種後も新型コロナに感染するケースはあるが、非常にまれであることが示された」と報じています。

 また、この記事では、CDCが「ワクチンがどれほど発症を予防するかだけでなく、接種を完了した人が無症状感染者になり、知らない間に他人にウイルスを感染させる可能性があるかどうかを見極めるデータを待っていた」とのことで、今では無症状の人は感染力が低い傾向にあることがわかっているということです。

 記事は「新型コロナ感染症の重症度が体内のウイルス量と相関する傾向にある」とした上で、「ウイルス量が少ない人は他人に伝播させるウイルスの量も少ないことが2月2日付けで医学誌『The Lancet Infectious Diseases』に発表された研究で示されており、無症状感染者の感染力は発症した感染者よりも低いことが示唆される。だが、感染力が低いといってもゼロではない。無症状感染者は、体内に複製を続けるウイルスをもっており、他の人に感染させる可能性はある」と報じています。

※コロナワクチンは発症だけでなく感染も予防、わかり始めた効果(ナショナルジオグラフィック、2021年4月23日)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/042300207/?P=1

 CDCは5月13日、「ワクチン接種を完了した人は、一部の例外を除いて屋内、屋外を問わずマスクの着用や対人距離の確保をする必要がない」と発表しました。

 5月14日付けCNNは、CDCが発表した新たな指針について、CDCのワレンスキー所長が複数の論文を根拠に「感染してもそのウイルス量はより低く、持続期間は短く、他人への感染リスクは低い傾向がある」と述べたと報じました。

※ワクチン接種完了なら屋内も屋外もマスク不要 米CDCが新指針(CNN、2021年5月14日)
https://www.cnn.co.jp/usa/35170707.html

 もちろんこれは、1億1700万人を超える国民が接種を完了した米国の話です。その米国でも、免疫障害のある人や、公共交通機関での移動中、ワクチン未接種や重症化リスクのある人の近く、ワクチン接種完了から2週間未満の場合などは、マスクを着用すべきとされています。

 そして何よりも感染力が強く、重症化しやすい変異株についての問題もあります。米CDCは前述の新指針の発表と同時に「状況が変わればこうした勧告の変更が必要になる可能性もある」としています。

 ワクチンによって体内に抗体ができれば、体内にウイルスが入っても、発症したり他人に感染させるほどウイルスが増殖するのを抑えることができるということです。

 一方、ワクチンは体内にウイルスが入ってくることを防ぐ効果はありませんから、体内に抗体ができる前にウイルスが入って来れば体内で増殖して発症するし、ウイルスを排出して他人にも感染させることはある、ということです。

 日本国内では、そのワクチンもまだ、医療関係者と高齢者にさえ、完全に行き渡っていません。あらためて、無症状者を含めた希望者全員がいつでも無料で検査できる、大量検査体制の拡充が必要なのではないでしょうか。

■【緊急シリーズ特集!コロナ禍の陰で着々と進む戦時独裁体制樹立の改憲!今国会での改憲国民投票法強行採決を許すな!! 30】本日午後8時から5月22日収録「暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」を再配信! 明日はインタビュー続編!

 明日6月9日午後、岩上安身は日本共産党の山添拓議員にインタビューを行います。

 これに先立ち、本日午後8時から、今年5月22日に行われた前回のインタビューを再配信いたします。

 山添議員は参議院憲法審査会の幹事であると同時に、法務委員会の委員でもあります。5月22日のインタビューでは今国会での成立見送りとなった入管難民法改正案についてうかがいました。明日のインタビューでは、現在参議院で審議中の国民投票法改正案と重要土地取引法案についてうかがう予定です。いずれも政権が恣意的に人権を弾圧できることを正当化するという点で同根の、危険な法案です。

 本日再配信する5月22日のインタビューでは、「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案」、いわゆる入管難民法改正(改悪)案が、どういった経緯で立案され、国会提出までにどのように問題意識がすり替えられたのか、という点についてうかがいました。

 また、与党が法案成立を見送る契機となった、名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが今年3月6日に死亡した事件についても詳しくうかがいました。

 そこから浮かび上がってくるのは、現政権や与党の人権意識の低さと国際社会へ向けた傲慢さです。

 山添議員は「元々入管の職員というのは、戦前の特高警察などから引き継がれた。元は内務省の管轄だったわけですね。だから、治安の考え方から戦後の入管行政が出発しているということは、はっきりしていると思います。それが戦後の憲法のもとでも改善されることなく引き継いでいる」と述べ、「外国人、特に不法滞在と位置付ける外国人を、人権の共有主体としては見ていない。まともな衣食住を提供することではなく、(本国に)返すまで収容しておくということに力を注ぐことが治安維持だという考え方のもとに入管行政が行われてきた」と指摘しました。

 さらに、「17人が入管で亡くなっていると法務省から言われています」と明らかにした山添議員は、「毎年のように死亡事案が繰り返されているということは、死亡に至らないけれど、ひどい人権侵害があるということをうかがわせる」と述べ、「刑務所以下だと思う。刑務所であっても(病気になれば)必要な措置はされる」と批判しました。

 「ウィシュマさんのご遺族が、『私たちが貧しい国の出身の人間だからこういう扱いをするのか』と、問われていました。『アメリカ人だったら同じようにするのか?』と言われていたのも印象的でした。

 特に、安い労働力として使う、技能実習と銘打ったり、あるいは外国人留学生の名で受け入れたり、特定技能もそうだと思いますけど、労働力として受け入れるにあたってはどんどん受け入れるけど、ひとたび働き続けられなくなるや否や、在留資格がなくなり、オーバーステイになり、不法滞在として、排除の対象になる」

 そう語る山添議員は、「そもそも根底に、外国人に対する差別や偏見の認識が、制度的にも社会的にも作られている」と指摘しました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

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【緊急シリーズ特集!コロナ禍の陰で着々と進む戦時独裁体制樹立の改憲!今国会での改憲国民投票法強行採決を許すな!! 30・IWJ_YouTube Live】20:00~
暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員
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※暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員 2021.5.22
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■6月9日参院憲法審で国民投票法改悪案採決か!? メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」より、国民投票法「改悪」案がいかにひどい欠陥法案かをテーマにした「岩上安身による小西洋之参議院議員インタビュー」4本をすべて、IWJサイトで期間限定で特別公開! 改憲による緊急事態条項を止めるためにも、ぜひご一読を! お知り合いにも拡散してください! またこの機会にぜひ、まぐまぐでご購読の登録を! あるいはサポート会員に登録するとバックナンバーを含めてすべて読むことが可能です! サポート会員登録も、ぜひ、ご検討ください!

 与党が2018年に国会に提出した「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」、いわゆる国民投票法改正(改悪)案は、立憲民主党が修正案として提出した「CM規制などについて、検討を加え、施行後3年をめどに法制上の措置、その他の措置を講じる」という附則とともに、今年5月6日の衆院憲法審査会、11日の衆院本会議で可決され、現在参院憲法審査会で審議されています。

 与党は今国会での可決成立を目指しており、立憲民主党とも合意しています。今国会会期末は6月16日までです。現在、立憲民主党など野党側は会期延長を求めていますが、与党側は予定通り16日の閉会を主張しています。

 参院憲法審は毎週水曜日が定例なので、16日までに法案を通すためには明日9日に憲法審での採決が行われる可能性が高いと見られています。

 これまでの審議の中で、立憲民主党提出の修正案のCM規制についての審議中であっても、憲法本体論議や改憲発議が、法的には妨げられないことが与党側からも立憲民主党側からも明らかにされました。ただし、立憲民主党側は、修正案の措置が行われなければ公平公正な国民投票にならないので、政治的には発議できないと主張しています。

 与党提出の国民投票法改正案は、憲法改正を推し進めるための準備であり、自民党改憲案の本丸は、国会の機能を停止し、国民の人権と財産権を制限できる緊急事態条項の創設です。実際、憲法審査会の自由党議では、毎回必ず自民党議員から新型コロナ禍を理由として「緊急事態条項が必要だ」という提案が繰り返されています。

 6月2日に行われた参院憲法審の自由討議では、自民党の山田宏議員が「今回のようなパンデミックに対し、政府がスイッチを入れて全法令が非常事態のルールに変われば、速やかに国民の生命や生活を守る手だてが講じられたはずだ」と、主張しました。国会が定めた法律の効力を政権の一存で停止するスイッチが欲しいと主張したのです。

※憲法審査会(参議院インターネット審議中継、2021年6月2日)
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をフルテキスト化し、詳細な注釈をつけて、「岩上安身のIWJ特報!」として毎月発行しています。

 「岩上安身のIWJ特報!」では、今年4月22日に行われた「岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー」から、国民投票法改悪についてうかがった部分を抜粋して、5月31日に第516号(その1)を、そして6月6日に第517号(その2)から第519号(その4)までを発行しました。

 この国民投票法改悪の動きがいかに危険なものであるかを指摘した、上記の「岩上安身のIWJ特報!」の4本の記事を、緊急性と公共性に鑑み、IWJのサイトで期間限定で特別公開しています。

 今国会が続いているうちに、なるべく多くの方々に読んでもらい、世間に周知する必要があるからです。ぜひこの機会に、この計4本の小西議員インタビューを御覧ください!

※【第516号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その1) 2021.6.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492700

※【第517号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492877

※【第518号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その3)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492891

※【第519号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492910

 新聞・テレビが一体となったマスコミは、民放連が自主規制をせず、無制限に改憲CMを受け入れる方針のため、「改憲CMビジネス」で大儲けできる可能性があり、新聞も含め、この国民投票法「改悪」案について、批判的に検証し、報じることは、まずありません!

 マスコミが頼りにならない今こそ、独立メディアであるIWJが、声を枯らして世にこの問題の先行きの危うさを伝えるべく、今回、有料メルマガを特別公開する次第です! ぜひ、多くの人に拡散してお知らせくださるよう、ご協力をお願いします!

 「目の前の危機(コロナ禍)から国民を守らない与党が、緊急事態のために改憲が必要だと言う。じゃあ、緊急事態条項で、内閣に特別な権限を与えて、何かできるんですか!?」

 岩上安身によるインタビューで、小西議員は上記のように、有効な対策が打てずに新型コロナウイルスの感染を抑えられないような無能な政政権が、あろうことかコロナ禍を利用して、憲法改正に有利なように、今国会で国民投票法を改正しようとすることに強い危機感を示しました。

 5月3日、菅総理は改憲派の憲法集会に送ったビデオメッセージで「新型コロナ対応で緊急事態への備えに関心が高まっている」と述べ、緊急事態条項の新設を訴え、国民投票法改正案を「憲法改正議論を進める最初の一歩」と強調しました。

 これは、国民がコロナで苦しんでいる、その窮状を悪用し、「特措法の緊急事態宣言」と「改憲による緊急事態条項」はまったく別物なのに、その差異をろくに国民に説明することなく、あたかも改憲による緊急事態条項の導入が、コロナ禍克服の決め手になるかのような虚偽のプロパガンダを展開して、国民を騙し討ちにしよう、ということではないでしょうか。こんな卑劣な話はありません!

 インタビューで小西議員は「現状、国民投票法のCM規制は空っぽで、多額の資金を用意できる個人や団体が、メディアに改憲賛成CMを流すことを規制できない。外国の資金でCMを作ることも可能だ。国民の皆さんが冷静な判断ができなくなる。今のままで国民投票、憲法改正をやるとめちゃくちゃになる」と強い懸念を表明しました。

 さらに小西議員は衆参ともに改憲派議員が3分の2を超える現状を説明し「国民投票法を改正したら、いつでも憲法改正できるようになる」と訴えました。

 小西議員は「衆議院選挙と改憲(国民投票)、ダブル選挙もできる。衆議院でもう1回、3分の2を取られたら、来年の参院選で国民投票と、ダブル選挙だってできる」と述べ、「これは本当、目の前の危機ですよ!」と強調しました。

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※シリーズ:IWJ特報
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 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビューは、以下のURLから全編動画を御覧いただけます。こちらもぜひ、あわせて御覧ください。

※日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! ~岩上安身によるインタビュー 第1038回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491229

※5月6日の連休明けにコロナ禍のドサクサに紛れて国民投票法改悪案が衆議院で可決!? 日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1039回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491497

※国民投票法「改悪」案、5月6日にも衆院採決か!?  国民投票法の次はナチスばりの緊急事態条項を含む自民党改憲へなだれ込むリスクが! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1040回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491635

■<お知らせ>IWJは「憲法を着る!」をテーマに今夏も新たなTシャツを製作・販売する予定です。現行の日本国憲法で、皆さまが好きな条文を教えてください!

 IWJでは今夏も、新たなTシャツの製作・販売を予定しています。そして、もしも現在の自公政権で改憲が行われ、憲法に緊急事態条項が加えられてしまえば「永遠のお別れ」となってしまうかもしれない現行の日本国憲法の条文をあしらったTシャツにしたい、「憲法を着たい!」と考えています。

 そこで、IWJ会員、日刊IWJガイド読者の皆さまに、憲法の何条の条文が好きか、自分が着たいと思うか、ご意見を募集します!

 現在の与党・自民党が中心となって進めている、緊急事態条項の追加を前提とした改憲論議は、9条だけでなく、すべてを心肺停止させ、二度と復活させない、現行憲法を全否定するものです。

 そこまでの悪意が彼らの中には巣食っているのだということを直視し、現憲法を守るべく、その素晴らしさも、改善可能性も、のびやかに論じられ、邪悪な政治的意志の意図を見破り、抵抗と連帯の輪を広げていきたいとIWJは考えています。

 この機会に、憲法の各条文を改めて振り返り、ぜひ皆さまのご意見をお聞かせください!

 日刊IWJガイドでは、憲法21条の表現の自由と、憲法12条の国民の不断の努力について、その重要性を繰り返し記してきました。

 IWJが市民メディアとして活動しているのは、表現の自由を根拠とし、同時に我々IWJ自身がこの憲法を守るための国民の不断の努力として、この活動を行なっているのです。それを我々は忘れてはいけませんし、たくさんの方々に、我々を支えてくださることも、憲法12条の国民の不断の努力に相当するものであるということを伝えていきたいと思います。


第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
(2) 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

 岩上安身は12条、21条に加えて、一番好きな条文であり、かつ一番重要な条文のひとつとして幸福追求権をうたう13条をあげ、さらに憲法尊重義務を示す99条を推薦しながら、他にも素晴らしい、大事な条文が数多くあると述べています。


第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 例えば憲法前文もいいし、基本的人権を規定する第11条、法の下の平等を示す第14条、奴隷的拘束及び苦役を禁止する第18条、思想及び良心の自由を保障する第19条、健康で文化的な最低限度の生活を保障する第25条、拷問及び残虐な刑罰を禁止する第36条、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とする第97条、憲法を「国の最高法規」と規定する第98条なども素晴らしい条文です。これを空文にせず「命」を吹き込み続けるのは、先にあげた第12条の「国民の不断の努力」です。

 こんな話を普通にできるように、このTシャツを契機に機運を高めたいと思います。現在の与党とエセ野党が進めているのは、9条だけでなく、これらすべてを心肺停止させ、二度と復活させない、そうした現行憲法全否定条項なのだということ、そこまでの悪意が彼らの中には巣食っているのだということを直視して、現憲法を守るべく、その素晴らしさも、改善可能性も、のびやかに論じられ、邪悪な政治的意志の意図を見破り、抵抗と連帯の輪を広げていきましょう。

 また現行憲法と、自民党の醜悪で邪悪な改憲草案を全文読み比べる鼎談を、岩上安身と梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士との3者で行い、その内容を加筆した上で書籍にした『前夜』があります。ぜひ、憲法を手に取って、読んでみてください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く(IWJ書店)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 憲法をもっと素敵な方向に改めたい、と考えるのは自由です。しかし、憲法がもつ、主権者たる国民から権力者への制約として書かれたという本質、そしてそれが国の法秩序の最上位に存在し、最高法規とされていることを毀損するような「改悪」は決して許されません。

 自民党の改憲案は緊急事態条項の導入も大問題ですが、そもそも自民党案では、国民が権力者にあてて書いた権力の制約という憲法の本質が根本から侵されています。これは憲法と呼べる代物ではありません。

 そのこともぜひ、憲法が危機に瀕しているこの夏、Tシャツを着て、『前夜』をお読みになって、一人でも多くの方々と憲法について、語りあい、憲法12条に定められた「不断の努力」として、何をなすべきか、それぞれお考えいただけたらと存じます。

※ご意見は、下記メールアドレス宛てに、件名を「好きな憲法条文」としてお送りください。
メールアドレス:office@iwj.co.jp

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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