日刊IWJガイド・非会員版「コロナ禍でIWJは存続できるかどうかの危機に直面!! 会員数がついに4000人未満に! このままでは2月末に累積の不足額が1300万円を超えてしまいます! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!」2021.02.23号~No.3085号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~コロナ禍でIWJは存続できるかどうかの危機に直面!! 会員数がついに4000人未満に! さらに2月22日までのご寄付・カンパは目標額の15%にとどまっています! IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、このままでは2月末に累積の不足額が1300万円を超えてしまいます! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!
■【中継番組表】
■菅総理の長男、菅正剛氏が深く関わる総務省違法接待疑惑は、ついに13名39件の大規模疑惑に!「記憶はない」と言い張っていた山田真貴子内閣広報官も接待を受けていたことが判明!放送行政に歪みはなかったのか、菅総理長男の存在への忖度は?
■<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>清和会支配の中で広がってきた格差をコロナ禍がさらに加速! 森喜朗辞任劇で見えてきた、自民党・清和会支配の実態 岩上安身による、「菅義偉」現総理・前官房長官を「天敵」扱いされつつ質問し続けてきた、東京新聞記者 望月衣塑子氏 連続インタビュー第1回
■「生活保護費引き下げは裁量権の逸脱、違法!」大阪地裁が全国初の支給額引き下げ取り消し判決!
■緊急事態宣言解除を急ぐ大阪府の吉村知事らに「待った!」感染者の減少が報じられる中、全国で新規感染者の減少ペースが鈍化!Googleの感染予測も、2月中旬が「底」の後ゆるやかな上昇へと予測!実効再生産数もやや増加傾向!
■コロナ禍で「下級国民」があえぐ一方で株高による資産効果で富裕層の高額消費が絶好調! さらに行動制限で貯蓄を増やした高所得層が制限解除後に急激な消費行動に出て物価が上昇、格差がますます拡大する!?
■<本日の初配信>5人の在日ミャンマー人が日本国内で緊急記者会見!「今夜何が起きるかわからないという不安の中で生きている!」軍事独裁政権が信用できないのは過去の経験から明らかだと訴え! 「日本は総選挙監視に協力した国としてもっと圧力をかけてほしい」!
■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。
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■はじめに~コロナ禍でIWJは存続できるかどうかの危機に直面!! 会員数がついに4000人未満に! さらに2月22日までのご寄付・カンパは目標額の15%にとどまっています! IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、このままでは2月末に累積の不足額が1300万円を超えてしまいます! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 コロナ不況の中、IWJにご支援をお寄せくださった皆様には、岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 しかしながら、2月も残りわずかとなりましたが、2月22日までのご寄付・カンパは66件で69万300円、目標額の15%の達成率にとどまっています。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、毎月、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しです。

 しかし、安倍政権、菅政権の失政によるコロナ不況により、会費とご寄付・カンパの減少が拡大しています。IWJの今期第11期は、期のスタートの昨年8月から1月末までの6ヶ月間で期の半分が終わりちょうど折り返し地点となりましたが、ご寄付・カンパは目標額2700万円に対して、毎月の累積不足分が約978万円にも積み上がっています! 2月も前述のような状況で、このままでは累積不足分は、2月末には1300万円を超えてしまう見通しです!

 IWJは1月に、当座の資金として岩上安身個人から追加で400万円借りざるをえなくなりました! IWJはこれまでにも、資金が不足するたびに岩上安身個人の蓄えからの借り入れを繰り返しており、その総額は993万5000円にまで累積しています。もうすぐ1000万円を越えてしまいます。富裕層でも株長者でも、もちろん「上級国民」でもない岩上安身の貯金は、もう底を尽きかけています。

 これ以上は、岩上安身個人ではIWJを経済に支えることが難しく、柱となるインタビューや、記者会見・シンポジウムなどの公共コンテンツの中継配信の縮小、日刊やテキスト記事の本数の大幅な縮小などをせざるをえず、現状のレベルの活動は困難な状況です。

 我々のさらなる支出削減の努力にも限界があります。IWJを支えてくださる市民の皆様のご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 IWJは政治権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、その使命を果たしていきたいと考えています。

 特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、「上級国民」のふるう権力と御用マスコミの監視をする「ウォッチドッグ」としての活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 ジャーナリズムが権力となれあわない「ウォッチドッグ」であり続ける理由は、権力の失政によって、我々国民が「殺されない」ために他なりません。コロナ失政によって菅政権に殺されないために、「ウォッチドッグ」の活動は必要です!

 我々も皆さんも生き延びられるように、死に物狂いで我々も頑張りますので、皆さんも、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

 どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

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店番号 057
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口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

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支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

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店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJの会員数は、一昨年、消費税増税で落ち込みました。さらにコロナで落ち込み、じりじりと減少しています。2021年2月15日時点で、会員総数は3917名、そのうちサポート会員1344名、一般会員2573名となりました。2020年2月と比べると、839名も会員が減ってしまいました。会費の減収も、IWJの経営を苦しめています。

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 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

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 皆さまのお支えがあってこそのIWJです。我々も「サバイバル」に向けて精いっぱい頑張りますので、どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2021.2.23 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【映像提供・IWJ_YouTube Live】20:00~「『在日ミャンマー人の若者有志による軍事クーデターへの反対声明』記者会見」(制作指揮:高野秀行 コーディネート:モモ 撮影・配信:有限会社AISA)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2月16日に開催された「在日ミャンマー人の若者有志」による記者会見を配信します。これまでIWJが報じてきたミャンマー関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/myanmar

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◆中継番組表◆

**2021.2.24 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 871・IWJ_YouTube Live】19:00~「『改憲』の先にあるもの――日本会議と神社本庁は何を目指しているのか!? 安倍政権下で進む右傾化の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第673回 ゲスト 上智大学教授・島薗進氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

  2016年10月に収録した、岩上安身による島薗進氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた島薗進氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b3%b6%e8%96%97%e9%80%b2

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/335795

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身による第1030回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第2回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488829

◆昨日再アップした記事はこちらです◆

公明党を潰せば日本が変わる!山口那津男代表とガチンコでケンカするために東京選挙区で立候補した!~岩上安身によるインタビュー 第955回 ゲスト 沖縄創価学会壮年部 野原善正氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455219

【祝・安田純平氏 無事生還記念!】サウジが「イスラムの盟主」の時代は終わり!? カショギ氏殺害と安田氏解放から米国覇権の陰りが見える!? ~岩上安身によるインタビュー 第920回 ゲスト 高橋和夫・放送大学名誉教授
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434645

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■菅総理の長男、菅正剛氏が深く関わる総務省違法接待疑惑は、ついに13名39件の大規模疑惑に!「記憶はない」と言い張っていた山田真貴子内閣広報官も接待を受けていたことが判明!放送行政に歪みはなかったのか、菅総理長男の存在への忖度は?

 菅総理の長男、菅正剛氏が関わった違法接待の問題で、総務省による「国家公務員倫理規程に違反する疑い」に関する調査報告が、2月22日にまとまりました。違法接待の疑いのある総務省職員は、従来の4名から12名へ増え、接待の件数も13件から38件に増えました。これに、現在、内閣広報官である山田真貴子氏を加えると、13名39件になります。

 これまで明らかになっていた谷脇康彦総務審議官、吉田眞人総務審議官、秋本芳徳元情報流通行政局長、湯本博信大臣官房審議官の4名は、接待件数を13件と答弁していましたが、これも新たに6件増えて19件になりました。この4名で接待件数全体の半分を占めています。

 その他、山田真貴子内閣広報官も、総務省総務審議官だった2019年11月6日に、飲食単価が7万4203円の接待を受けていたことが判明しました。東北新社側からは、代表取締役社長の二宮清隆氏、取締役の三上義之氏、株式会社東北新社メディアサービス社長の木田由紀夫氏、株式会社囲碁将棋チャンネル取締役の菅正剛氏が参加しています。

 12名の総務省職員の、会食時の職務・役職は、総務審議官、大臣官房審議官、情報流通行政局長、情報流通行政局衛星・地域放送課長など、放送事業、衛星放送事業に関わる職務や担当局の重要な役職者がずらりと並びます。12名の処分は2月24日に決まる予定です。

 一方、38件の総務省職員による接待のうち、木田由紀夫氏は32件、菅正剛氏は20件に参加しています。菅正剛氏が取締役になっている「囲碁将棋チャンネル」の番組が、ハイビジョン未対応であるにもかかわらず、2018年にCS放送業務認定を受けたことが「特別扱い」ではないかという疑惑が浮上しています。

 総務省の調査報告について、衆議院予算委員会でも厳しい質疑が繰り返されました。立憲民主党の奥野総一郎議員は、会食の時期について、東北新社が4Kの放送事業者として認定を受けた2017年1月24日の前年、2016年以降の歴代役職者が接待を受けている、それでも放送行政に歪みはなかったのかと質問しました。

 総務省は、12名の職員を国家公務員倫理法違反に問うことで、早期に幕引きを図りたいように見えますが、「特別扱い」があったり、東北新社の度重なる接待の影響で放送行政が歪められた可能性があるのだとすれば、今度は贈収賄疑惑が浮上します。

 もうひとつ、菅総理の長男である菅正剛氏に対する「忖度」によって、官僚らが大規模な違法接待に応じたとすれば、それはまた、安倍政権時代のモリ・カケ・サクラ事件と似た様相を帯びてきます。

 秋本元情報流通行政局長は、東北新社以外の接待は受けていないと述べています。永田町や霞が関では「総務省は元総務大臣だった菅氏の天領」ともささやかれているそうですが、菅総理の長男、菅正剛氏が東北新社にいることで、総務省が忖度し、何らかの特別扱いを受けたのだとすれば、これはまた、安倍政権のモリ・カケ・サクラに連なる一連の忖度疑惑事件となってきます。

 菅総理は、立憲民主党の広田一議員の質問に対し、「私は長男が東北新社に入社する時、総務省との関係については距離をおいて付き合うように、私は当時最初に言ったという記憶、覚えております」と答えています。

 つまり、菅総理自身も、総務大臣政務秘書官を務めた長男が東北新社に入れば、総務省の利害関係者の地位にあたるということは意識していたということです。

 このまま、総務省の身内調査だけで済むような事件ではなく、第三者委員会などを立ち上げて、贈収賄罪を視野に入れた徹底的な調査をすべきではないでしょうか。いつ、どこで、誰が、接待を受けたのか、総務省が報告したすべての事実を、後日、より詳細な記事でご報告します。

■<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>清和会支配の中で広がってきた格差をコロナ禍がさらに加速! 森喜朗辞任劇で見えてきた、自民党・清和会支配の実態 岩上安身による、「菅義偉」現総理・前官房長官を「天敵」扱いされつつ質問し続けてきた、東京新聞記者 望月衣塑子氏 連続インタビュー第1回

 昨日2月22日、岩上安身は東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏にインタビューを行いました。インタビューでは2017年6月以来、久しぶりの登場となりました。

※冒頭オープン【2/22 14時30分~】岩上安身による東京新聞記者 望月衣塑子氏インタビュー(2021年2月22日)(6分ごろより本編開始)
https://www.youtube.com/watch?v=Z2_YPpL2Jbk

※「前川氏や詩織さんの思いを直接ぶつけたかった」 菅官房長官を厳しく追及し内部文書の「再調査」を実現!~岩上安身によるインタビュー 第761回 ゲスト 東京新聞記者・望月衣塑子氏 2017.6.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/383824

 インタビューの冒頭、岩上安身は「安倍政権というものも、広い目でよく見たら、旧森派こと清和会支配の20年の中にあったもの」、「そういう視点で見てみると、清和会支配の中で、ものすごい格差が広がったり、コロナ禍がそれを拡大していたり、弱い人はさらに苦しい目にあったり、差別が固定化されたり。そういう清和会支配の実態が見えてきた」と、今回、望月氏にお話をうかがうにあたって重要となる「前提」について説明しました。

 2017年6月の官房長官会見で菅氏への鋭い追及で広く知られるようになった望月氏ですが、現在は、東京新聞社会部・調査報道キャップを務めています。

 望月氏は、「記者クラブでの戦いも面白かったけど、離れてみるとマーティン・ファクラーさんが指摘するように、エサに食いつこうとする鯉みたいな感じで、池の周りからどう見えるかに迫ってなかった」と、より広い視野でジャーナリズムに関わる現状について語りました。

 五輪関連の新人事の顔ぶれについて話が進むと、望月氏は「今回、橋本さん、丸川さんで、なんかテレビも新聞も『おめでたい』みたいな感じになっちゃって」と違和感を表明。

 これに、岩上安身は「おめでたいのはおまえらだよ、と言いたい。清和会支配だということを指摘するメディアがない」と厳しく記者クラブメデイアを批判しました。

 望月氏は五輪組織委会長について「一般の財界系とか、三屋裕子さん(日本バスケットボール協会会長)とか、いわゆる実力者で政治色のない人っていうのが、あるべき姿なんですけど、森さんに組織委会長をやっていたこともそもそもおかしい流れだと思うんです。今年選挙があるから、なるべく自民党の売りになるようなものにしたいと。橋本さんはマストだったんでしょうね。官邸からすると。政局を考えれば」と指摘しました。

 さらに「本来は三屋さんとかを(会長に)持ってきて、政治色のない中で女性をトップにして力を発揮してもらうのが本来的にはやるべきだと思ったんですけど、これを巧みに利用しましたよね」と見解を述べました。

 冒頭オープン終了後の会員限定配信では、まず、望月氏と菅総理の因縁の対決を振り返りました。望月氏が初めて菅官房長官(当時)の会見に出席したのは4年近く前の2017年6月6日のこと。

 望月氏は「森友の土地の大幅な値引きで、政治の私物化が始まってるなと。その後、加計疑惑が出てきて、(伊藤)詩織さん事件が3点セットで。結局安倍さんに行かないと真相解明できないと。

 安倍さんにお前が聞けることはあり得ないと政治部で言われて、2番手として菅さんに行こうと。

 詩織さんや前川(喜平)さんの告発会見を聞いて、遠目に見ている傍観者のようにふるまってはいけないんだなと。さすがにおかしいことがここまで続いて、自分の中の怒りとか悶々とした思いを直接まず安倍さんに伝えようと乗り込んだ」と当時の想いを振り返ります。

 望月氏は翌々日、6月8日の菅官房長官会見にも参加。まともに回答しない菅氏に対して質問を繰り返し、結果、23回もの質問を行いました。この望月氏の質を岩上安身は「報道史上に残る質疑」と絶賛しています。

 望月氏本人は「いつもの(社会部の)望月衣塑子っぽい質問をしているつもりなんだけど、政治部ではありえないと。2つ3つ訊いて拒否しているんだから、もう終わりだろう。場をわきまえろ、みたいな感じだったんですけど。私の社会部的な経験では『否定すればするほど怪しいな~』とか、ここはほかの言い方してもういっぺん同じこと聞いてみようと」

 岩上が「しつこいのは社会部的な質問といっても、相手は犯人みたいなやつを相手にしてるときの聞き方でしょ」と訊ねると、望月氏は「(犯人に限らず)検察官の発表とか、幹部の発表って、もやもやっとした言い方をするんですよ。検察官は裁判で戦いたいから、あまり内々の事情を出したくないし、逃げたい。でも書く方からすればよりディテールを知りたい。そういうやりとりの中で(鍛えられた質問力)、それを政治部の官房長官会見に持ち込んだ」と、強い質問の背景を明かしました。

 望月氏はさらに、23回もの質問を繰り返したことについて望月氏は、当時「ふざけんなよ」という気持ちだったことを明かしました。

 当時、内閣記者会の中で呼び出され、番記者に「俺たちはうまく回したいんだよね~」と言われたことに対し「キレた」望月氏は「回したいって何ですか、本来これだけの疑惑が重なっているときに私だってここに来たくて来てんじゃない」と言い放ち、さらに「もっと追及して、菅さんに近い番記者さんたちにこそ、おかしいことはおかしいと言ってほしいし、逃げてるような答弁してるけどあれで済ませないでほしいんです」と反発したということです。

 とはいえ、望月氏は、政治部の女性記者に聞いた話によると「本当はこれおかしいなと思う政治家の問題はいっぱいあるんだけど、自分が番(記者)になっていると『どうしてこんなことになってるんですか!』とは訊けない。すごく奥歯にものがつまった感じでしか訊けなかったりして、その独特感はキツイんですけど、でもこれでやっていくしかないんですよ」と言われたことを説明し、『政治部の苦しさ』についても理解を示しました。

 望月氏は「だからこそ、社会部の(政治部と関係ない)文化にいる私が言っちゃった方がいいのかなと思うんだけど、そこは縄張りっていうこともあるから。他社、NHKもあれだけスクープ連発したけど、絶対社会部を(会見に)入れませんでしたから。『入れられない』って言いましたね、政治部がキレちゃうから」と、当時の記者たちが抱えていた事情を明らかにしました。

 岩上安身が「NHKの政治部と政治の癒着っていうのかな、その固さすごいよね」と述べると、望月氏も「尋常じゃないですね」と応じ、「それでも、最近NHKの関係者に聞くと、『安倍さんよりは批判しやすくなった』って」と裏事情を語りました。

 これに対し、岩上安身は「菅さんというのは、構造的に言ったら、個人として実権を握っていないんで、派閥の上に乗っからせてもらった『雇われマダム』でしょ。派閥などに気に入ってもらうように動かなきゃいけないんで、自分の気持ちでやれるほど器量がないんじゃないか」と分析を述べました。

 望月氏は、安倍前総理については「見た目明るいけど裏でやってることがかなり陰湿」と批判。他方、菅総理については「わりとリベラル的に言われてる記者を取り込んでるというのはよく聞くんですね、うち(東京新聞)でもそうだし、朝日でも『菅さん好き』みたいな人が多いと。

 菅さんはあらゆるメディアに出る。本来は会見やればいいのに会見に出るとボロが出るのか、ある意味メディアに対しては公平。記者からするとパンケーキ懇は58人全員とやるのが当初案で、(記者クラブ加盟社の記者らの)心をくすぐる面もある」と意外な評価を口にしました。

 これに対して岩上安身は「菅さんは望月さんに鍛えられたんだと思う。鉄面皮ではねのければいいと学習したかもしれないけど、首相になったら国民にわかるかたちでメッセージを出していかなければならないし、それに対して『知りません』『ご指摘に当たりません』とかやってたら何やってるのかという話」と指摘。望月氏の鋭い追及から逃げるために「鉄面皮」が強化されたことで、菅氏は総理になった今になってツケを払うことになったのかもしれません。

 インタビューはその後、菅氏が安倍前総理に後継指名され、自民党を牛耳る最大・最強の派閥「清和会」+αに担がれたことに焦点を合わせます。

 2000年の森政権以降、小泉政権、第一次安倍政権、福田政権と連続し、民主党への政権交代後も第二次安倍政権、菅政権と続く「自民党・清和会」による日本の支配について望月氏にお話をうかがいました。

 インタビューの全編動画のアーカイブは、後日、会員様向けに公開予定です。アーカイブ公開後に日刊IWJガイドでお知らせしますので、ぜひIWJの会員となって、全編動画を御覧ください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 なお、インタビュー中にお知らせしたとおり、望月氏には田原総一朗氏との共著『嫌われるジャーナリスト』にサインを入れていただきました。IWJ書店で販売中です。数量限定ですのでお早めにお求めください!

※『嫌われるジャーナリスト』望月衣塑子氏/田原総一朗氏共著(SB新書)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=462

 また、インタビュー中に話題に出た、検察の裏ガネ作りを暴露しようとして逮捕・有罪にされた元大阪高等検察庁公安部長・三井環氏には、岩上安身は三井氏の出所祝いの場所まで直撃し、単独インタビューを撮っています。その後に撮ったインタビューも次のURLで御覧いただけます。あわせてお楽しみください。

※岩上安身によるインタビュー第3回 ゲスト 元大阪高検公安部長三井環氏 2010.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/12322

※岩上安身によるインタビュー 第54回 ゲスト 元大阪高等検察庁公安部長・三井環氏 2010.10.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/9703

■「生活保護費引き下げは裁量権の逸脱、違法!」大阪地裁が全国初の支給額引き下げ取り消し判決!

 国が2013年から2015年にかけて生活保護の支給額を、物価変動を理由に最大10%引き下げたことをめぐり、大阪で42人の原告が取り消しを求めて訴えていた裁判で、大阪地裁が22日、支給額引き下げを取り消す判決を言い渡しました。

※生活保護費減額は違法 13~15年分を取り消し―受給者初の勝訴・大阪地裁(時事ドットコム、2021年2月22日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022200673&g=soc

 22日付け時事通信によると、大阪地裁の森鍵一裁判長は生活保護基準を減額改定した厚生労働相の判断について「最低限度の生活の具体化についての判断の過程と手続きに過誤、欠落があると言わざるを得ず、裁量権の範囲の逸脱か乱用がある」として、「生活保護法に違反し、違法だ」と結論づけたということです。

 原告は支給額の引き下げが「最低限度の生活を保障した憲法に違反する」と主張していましたが、今回の判決では憲法に違反するかどうかの判断は示されませんでした。

 国は2013年から2015年にかけ、3年間で約670億円の支給額を削減する方針をかかげ、最大で10%の引き下げを実施しました。

 この引き上げに対して全国30か所で集団訴訟が起こされています。判決の言い渡しは今回の大阪が2件目でしたが、原告の請求を認めたのは初めてです。

 IWJがこれまでに報じた生活保護費引き下げについては、ぜひ以下の記事もあわせて御覧ください。

※2013年の生活保護基準引き下げの背景に物価偽装!? 人命軽視の統計偽装は「厚労大臣の裁量ですか?」~厚労省・総務省への野党合同ヒアリングで全国生活保護裁判に関わる弁護士ら 2019.5.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/448803

※「生活保護を受給した途端、同じ弱い立場の友人たちから非難された」「不正受給よりも漏給(ろうきゅう)の方がはるかに重大な問題」~弱者が弱者を叩く無残な構図!生活保護引き下げに反対!極寒のアルタ前に響いた切実な声! 2018.1.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/410670

※「健康で文化的な最低限度の生活」を規定した憲法25条を無視し続ける安倍政権 日比谷野音で4000人が生活保護切り下げ中止を求め大集会 ~「財源はあるんだ!」山本太郎氏が糾弾 2015.10.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/272481

※生活保護受給者らが政府の基準引き下げに抗議、自身の厳しい生活実態を吐露「朝起きたら枕元にうっすらと雪が積もっている」 2014.11.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/203633

※安倍政権が進める「生活扶助引き下げ」と「冬季加算引き下げ」に専門家らが警鐘 「命の最終ラインを崩壊させる」 2014.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/169134

※貧困の定義引き下げで、保護から排除される人も~憲法記念日講演会 稲葉剛氏、貧困と憲法を語る 2014.5.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/137904

※「生活保護基準引き下げは、低所得者を狙った増税だ」 ~どうなるか?生活保護「改革」 講師 稲葉剛氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/123078

※政府が進める生活保護費抑制 反対集会に150人 法改正は「厚労相の裁量権濫用」で違憲の可能性も 2013.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/111325

※緊急院内集会「生活保護の引き下げに正義はあるのか!?」 2013.2.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/58785

■緊急事態宣言解除を急ぐ大阪府の吉村知事らに「待った!」感染者の減少が報じられる中、全国で新規感染者の減少ペースが鈍化!Googleの感染予測も、2月中旬が「底」の後ゆるやかな上昇へと予測!実効再生産数もやや増加傾向!

 大阪府の吉村洋文知事は2月1日の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議で「直近1週間平均の新規感染者数が300人以下」「重症病床使用率が60%未満」のいずれかを7日連続で満たせば、専門家の意見を踏まえて、緊急事態宣言の解除を要請するとした、府独自の基準を策定しました。

 大阪府では2月8日に感染者数の基準を満たしましたが、専門家からの「次期尚早」だとの声に、解除要請を見送っていました。

※「迷走」する大阪の独自解除要請基準 専門家の異論に知事、変節(毎日新聞、2021年2月11日)
https://mainichi.jp/articles/20210211/k00/00m/040/161000c

 大阪府は19日に行われた対策本部会議で、緊急事態宣言を2月末で解除するよう国に要請する方針を決定。今週中に京都府、兵庫県と協議を行い、関西3府県で国に緊急事態宣言の解除を求める方針です。

 19日付け日本経済新聞によると、「吉村氏は会議で、緊急事態宣言が解除された場合、飲食店などへの時短要請を段階的に解除する方針を改めて示した。対象を大阪市内の繁華街で酒類を提供する店などに限定したうえ、現在は午後8時までとしている営業時間を午後9時までに延長する考え」とのこと。

※大阪府「2月末で緊急事態解除を」 3府県で来週協議(日本経済新聞、2021年2月19日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHC181QI0Y1A210C2000000/

 ところが19日に厚生労働省が発表した「都道府県の医療提供体制等の状況」によると、緊急事態宣言が発令されている10都府県のうち、愛知県と岐阜県以外の8都府県で、2月18日までの1週間の人口10万人あたりの新規陽性者数の減少ペースが、前の1週間と比べて鈍化していることが判明しました。

 発表によると、全国では2月18日までの1週間の人口10万人あたり7.35人で前の週から2.7減少していますが、直近1週間と前の週1週間との差は、前回より0.06増加しています。東京都では17.86人で前の週から5.5減少していますが、直近1週間と前の週1週間との差は、前回より0.06増加しています。大阪府では8.15人で前の週から3.8減少していますが、直近1週間と前の週1週間との差は、前回より0.07の増加しています。

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■コロナ禍で「下級国民」があえぐ一方で株高による資産効果で富裕層の高額消費が絶好調! さらに行動制限で貯蓄を増やした高所得層が制限解除後に急激な消費行動に出て物価が上昇、格差がますます拡大する!?

 新型コロナによる経済不況で、弱者が生活の困窮に苦しんでいる一方、格差拡大により富裕層はますます恩恵を受けている実態が明らかになりました。

 2月15日の東京株式市場で、日経平均株価の3万円を超えました。株価が取り引き時間中に3万円台まで上昇するのは、バブル景気ピークの1990年8月以来、30年6か月ぶりです。コロナ禍で、GDPが前年比4.8%もマイナスになるなど、実体経済は痛みに傷んでいるのに、株価や不動産価格だけが異常に高騰する、狂い咲き相場が続いています。

※日本経済は米国に追いすがる薄くて小さな影!? 日銀と外資に買い支えられて日経平均株価がバブル期以来の3万円台を一時回復する一方、実体経済を表すGDP成長率は前年比4.8%のマイナス!(日刊IWJガイド、2021年2月16日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48301#idx-5

 2月21日付け日本経済新聞によると、こうした「株高による資産効果が富裕層の消費マインドを後押ししている」とのこと。同記事では、百貨店が富裕層向けに行う外商や、高級外車、出張シェフサービスや高級ホテルのスパ施設などが堅調な売り上げを続けている実態をレポートしています。

※富裕層は揺るがない 歴史的株高で高額消費活況 リモート外商、出張シェフ……家族・健康にも関心(日本経済新聞、2021年2月21日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ026KR0S1A200C2000000/?unlock=1

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■<本日の初配信>5人の在日ミャンマー人が日本国内で緊急記者会見!「今夜何が起きるかわからないという不安の中で生きている!」軍事独裁政権が信用できないのは過去の経験から明らかだと訴え! 「日本は総選挙監視に協力した国としてもっと圧力をかけてほしい」!

 2月1日にミャンマーで起きた国軍によるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相やウィン・ミン大統領、与党国民民主連盟(NLD)の関係者らの拘束は、民主化に逆行する軍事クーデターとして、西側先進国を中心に国際的な非難が広がっています。

※ミャンマーで軍事クーデター! 明確な民主主義否定の大事件を前に茂木外務大臣は「推移を見守る」と弱腰発言! コロナでもなんでも「見守る」ばかりの日本政府、次は民主主義の見殺しを「見守る」!?(日刊IWJガイド、2021年2月3日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48236#idx-7

 ミャンマー国内では当初、軍による武力鎮圧の口実になることを避ける目的もあって、街頭での大規模な抗議活動は控えられていましたが、国軍への反発からミャンマー国内での抗議デモが各地に拡大し、治安部隊の発泡による犠牲者は20日時点で3人に及んでいます。

※反軍政デモで2人死亡 当局発砲、犠牲3人に(共同通信、2021年2月21日)
https://this.kiji.is/735852335375794176?c=39546741839462401

 2月16日午後、東京銀座にある国際交流ラウンジ「GOWELL TOWN銀座」で、5人の在日ミャンマー人が記者会見を行いました。

 会見を行った5人は、軍事政権下のミャンマーで育ち、留学で来日して、現在も日本で働く20代から30代の女性たちです。

 人材派遣業で働くモンさんは「日本人に今、ミャンマーで起きている現状を正しく伝えたい。ミャンマーの若者が今、どう感じているか、世界にどういう対応をしてほしいと思っているか伝えたい」と、記者会見を開いた理由を述べました。

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 続いて語学関係の企業で働くプインさんが、抗議活動について説明しました。

 プインさんは「ミャンマー国内では1988年にデモがあったが、そのデモ参加者の中にスパイを紛れ込ませ、暴動を誘発した。緊急事態だと見せかけてクーデターを正当化するという国軍のやり方は、過去にも事例があった」と述べ、「私たちは無暴力で平和に事態を終わらせるため、独裁者から政権を取り戻すために『市民的不服従運動』というやり方が最善だという結論になった」と語りました。

 プインさんによると、不服従運動にはこれまで、医療従事者、教育関係者、公務員などをはじめとする75%ほどの協力者が参加しているとのこと。しかし、国有銀行や外務省の管轄の大使館などでは、この運動への協力が得られないということです。

 さらに、ミャンマー国内では不服従運動の参加者が、退職を強要されたり脅されたりしているといい、プインさんは「緊急事態宣言を終わらせるため、不服従運動への全面的な参加と国際社会の軍事クーデターに対する圧力が欲しい」と訴えました。

 プインさんは「今夜何が起きるかわからないという不安で生きる毎日です。軍政になれば、何もかもが不自由になるということを、私たちは経験済みです」と述べ、「独裁者が言う、『1年後に総選挙を再開する』など、過去の経験から信用できないしありえない。全てが聞きなれた物語です」と不安を表明しました。

 その上で、「私たちは、1年はもとより、1秒たりとも国軍が政権を握ることなど看過できません。日本も独裁者の不法な行為に強い圧力を与えるように、素早い対応をお願いしたい」と訴えました。

 本日午後8時から、この記者会見の録画を主催者より提供を受けて、初配信します。この続きはぜひ、本日午後8時からの配信をご視聴ください。

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【映像提供・IWJ_YouTube Live】20:00~
「在日ミャンマー人の若者有志による軍事クーデターへの反対声明」記者会見
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。

 IWJはこのたび、株式会社ドワンゴが運営する「ニコニコチャンネル」内での「岩上安身のIWJチャンネル」を終了することといたしました。

 「岩上安身のIWJチャンネル」は開設以来、多数の皆様よりご利用いただいてまいりましたが、2021年3月31日をもちまして、閉鎖いたします。

 これまでご利用いただきました皆さまには、改めて御礼申し上げますとともに、閉鎖まで短い期間ではございますが、引き続きご愛顧くださいますと幸いでございます。

 なお、チャンネル会員の退会手続きは、閉鎖月にシステム側でおこないますので、お客様による退会手続きは不要です。

 また、2021年2月26日をもちまして、チャンネルへの新規入会を終了とさせていただきます。

 新規入会停止後は、有料コンテンツ(動画、生放送、ブロマガ等)を購入できなくなります。何卒ご了承ください。

 「ニコニコチャンネル」で御覧いただいていた方は、どうぞ、IWJの公式の会員としてご登録いただき、引き続き、ご視聴・ご購読をよろしくお願いいたします。

 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210223

IWJ編集部(岩上安身、仲川正紀、城石裕幸、塩澤由子、六反田千恵、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/