岩上安身による元大阪高検公安部長三井環氏インタビュー 2010.2.2

記事公開日:2010.2.2 テキスト動画独自
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 2010年2月2日(火)に、岩上安身は、静岡刑務所から出所したばかりの元大阪高検公安部長 三井環(たまき)氏に、独占インタビューを行った。

■ハイライト

 元大阪高検公安部長だった三井環氏は、以前から告発していた裏金問題に関して、報道番組『ザ・スクープ』の収録が予定されていた直前の2002年4月22日、詐欺容疑で逮捕される。岩上は、2010年1月17日に15ヶ月の刑期を終えたばかりの三井氏に、その逮捕されるまでに至った理由と、三井氏をそのように処遇した検察の実態や体質について聞いた。

 三井氏は「発端は、大阪地検検事正 加納駿亮氏を検察の裏金作りで刑事告発したことから始まった。検察は調査活動費という情報提供者への報酬枠があった。それを着服し検察トップの飲食遊興費として使っていた。そして自分が検事正時代の6年間、6億円を使ったことを刑事告発した。それで火消しの意味で、法務省は加納を大阪地検検事正から福岡高検の検事長人事を、森山法務大臣に上程した。が、大臣は難色を示す。すると報道が一気に加熱し、原田検事総長は、獣(けもの)道を進むことになってしまった」と事件の経緯を説明した。

 岩上が、その獣道の具体的な意味を尋ねた。三井氏は「後藤田正晴事務所に、原田検事総長、当時の松尾法務事務次官、古田刑事局長の3人が訪ね、泣きを入れた。結果、加納の刑事告発は嫌疑なしとし、加納人事が承認された。そのとき、検察は自民党に借りを作ってしまった。それが獣道だ」と説明した。

 三井氏は、その後の獣道の具体的な展開を話した。「日歯連の贈収賄事件で特捜部は、自民党三役など他20人に、約5億円の金が手渡されている、という物証を掴んでいた。しかし野中広務は、検察の裏金の件をちらつかせ、村岡兼造ひとりの逮捕で済ませてしまった。また、元公安調査庁長官緒方氏の朝鮮総連ビル詐欺事件。これは明らかに、安倍内閣主導だった。また当時、麻生元首相も獣道に関心を示し、獣道を民主党撃退、それは一番の実力者の小沢失脚のために利用した」など、実態を赤裸々に語った。

 続けて三井氏は、マスコミ報道に見る検察リークの実態、陸山会事件の分析、また収監中に表した法務省改革案を解説した。公安調査庁の廃止、取り調べの可視化、残記録の全面開示、証拠物の全面開示、裁判員制度の拡大などだ。また日本に推定無罪は存在しない、といい、マスコミの腐敗、刑務所のあり方の改善など、話題は多岐にわたった。

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