日刊IWJガイド・日曜版「本日、午後7時から2019年収録『ここが問題 日米FTA ―各党・議員に聞く― ― 鈴木宣弘東京大学大学院教授、山本太郎れいわ新選組 代表、川田龍平参議院議員、元農水大臣山田正彦氏ほか』を再配信します!」2020.11.22号~No.2992号


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■【中継番組表】
■<本日の再配信>本日、午後7時から2019年収録「ここが問題 日米FTA ―各党・議員に聞く― 鈴木宣弘東京大学大学院教授、山本太郎れいわ新選組 代表、川田龍平参議院議員、元農水大臣山田正彦氏ほか」を再配信します!
■今週の新記事紹介
■今週の日刊IWJガイド振り返り
■<新記事紹介>法と秩序による選挙を、候補者が根拠もなく法廷闘争に持ち込む前代未聞の事態! トランプ大統領が集計結果に不満があるミシガン、ペンシルベニア、ジョージアで開票を止めるよう提訴! ジョージア州の裁判官は訴訟を棄却! 米国各地で社会の深刻な分断が顕在化!
■【編集雑記 第46回 11月21日 六反田千恵】~深夜12時半過ぎまで続いた20日(金)の岩上安身による田代さんインタビュー! そして同時のタイミングでAPECでの習近平「TPP参加検討」という爆弾発言! さらに「コロナ第3波」についての西村コロナ大臣の異例の夜8時からの会見、尾見会長会見!
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おはようございます。IWJ編集部です。本日は日曜日につき、1週間の総集編版となります。

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◆中継番組表◆

**2020.11.22 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_YouTube Live】15:00~「第51回司法制度研究集会『今の司法に求めるもの ―特に、最高裁判事任命手続きと冤罪防止の制度について』 ―登壇:豊秀一氏(朝日新聞編集委員)、周防正行氏(映画監督)、梓澤和幸氏(弁護士)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

11月14日に収録した、「自由法曹団」、「青年法律家協会弁護士学者合同部会」、「日本民主法律家協会」共催の集会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた司法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8f%b8%e6%b3%95
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【タイムリー再配信 800・IWJ_Youtube Live】19:00~「ここが問題 日米FTA –各党・議員に聞く– 鈴木宣弘東京大学大学院教授、山本太郎れいわ新選組 代表、川田龍平参議院議員、元農水大臣山田正彦氏ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

2019年10月に収録した、「TPPプラスを許さない!全国共同行動」主催の集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた日米FTA関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3fta

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458873

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◆中継番組表◆

**2020.11.23 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・OKINAWA1】14:30~「ヘイトスピーチとは何?沖縄でのヘイトスピーチは?『ヘイトスピーチセミナー 』―講師: 師岡康子氏(弁護士)」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

「沖縄カウンターズ」主催の「ヘイトスピーチセミナー」を中継します。これまでIWJが報じてきたヘイトスピーチ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/hate-speech
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【タイムリー再配信 801・IWJ_YouTube Live】20:00~「『いつでも、どこでも、何度でも』!PCR検査を300件から2~3000件に爆上げする『世田谷モデル』!! 岩上安身によるインタビュー 第1006回 ゲスト 世田谷区長・保坂展人氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

8月12日に収録した、岩上安身による保坂展人氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきたPCR検査関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pcr%e6%a4%9c%e6%9f%bb

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/479583

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

野党合同で「第46回新型コロナウイルス感染症対策本部」「第14回アドバイザリーボード」について政府、厚労省らにヒアリング。制度の目詰まり、Go To見直しなどを問う!~11.20 立国社「新型コロナウイルス合同対策本部」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485098

尾崎治夫東京都医師会会長は、第3波の感染急増を受けて「このまま何もしないと、東京都では1ヶ月後、新規感染者が1日に1000人を突破。医療崩壊必至の危険性が…」「GoToトラベルは中断が望ましい」と警告!~11.20東京都医師会緊急記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485075

法と秩序による選挙を、候補者が根拠もなく法廷闘争に持ち込む前代未聞の事態! トランプ大統領が集計結果に不満があるミシガン、ペンシルベニア、ジョージアで開票を止めるよう提訴! ジョージア州の裁判官は訴訟を棄却! 米国各地で社会の深刻な分断が顕在化!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485138

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■<本日の再配信>本日、午後7時から「ここが問題 日米FTA ―各党・議員に聞く― 鈴木宣弘東京大学大学院教授、山本太郎れいわ新選組 代表、川田龍平参議院議員、元農水大臣山田正彦氏ほか」を再配信します!

中国の習近平主席がTPPに参加を表明し、目の前のトランプ大統領をはじめ世界を驚かせたことは昨日の日刊IWJガイドでお伝えした通りです。

※はじめに~昨夜深夜に大変なニュースが飛び込んできました。トランプ大統領も参加するAPECのオンライン会議席上、なんと中国の習近平主席が、TPPに参加検討を表明しました! このAPECの首脳宣言では、「コロナ対策にあらゆる手段を講じる」と声明を出しました。日本の菅総理もオンラインで出席していましたが、国内ではコロナ対策に何の対策も示さず! 急増しているコロナ新規感染者は、昨日、大阪では昨日過去最多の370人!! 全国でも、2388人と過去最多を記録!!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47821#idx-1

今回は、2019年に署名されたトランプ氏の自国第一主義の貿易政策を象徴する日米FTAについての再配信をお届けします。

2019年10月10日(木)16時より衆議院第1議員会館にて、「TPPプラスを許さない!全国共同行動」が主催で、「ここが問題 日米FTA ―各党・議員に聞く―」と題し、集会が開かれました。

農産物ではTPP合意に加えて飼料用トウモロコシを追加輸入することが決まり、食品の表示義務や安全基準がゆるめられる危険性などが危惧されていました。その中身が十分に検討されないままに署名と発行が迫るギリギリのタイミングで、国会議員や識者が集まり問題点を話し合いました。

19日に賛成多数で種苗法改正案が衆議院本会議で可決されました。その改正案の問題点を長い間指摘してきた元農水大臣の山田正彦氏もこの集会で発言しました。

岩上安身は山田正彦氏にインタビューをしています。以下のリンクよりぜひ御覧ください。

※コロナ禍のドサクサに検察庁法改正など悪法を次々成立させようとする安倍政権!「種苗法」改定阻止! 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身によるインタビュー 第995回 ゲスト「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/474250

※国民の声が日本の農家と食卓を守る! 「種苗法」改定を廃案へ 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身によるインタビュー 第997回 ゲスト「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏 後編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475177

識者や国会議員が意見を述べた後、会場からも質問や意見交換がありました。その中には、日米FTAは日本の第一次産業に大きなダメージを与える可能性が高いが、野党共闘の中でこの問題があまり目立って取り上げられてきていないという指摘がありました。

詳しくは本日午後7時からの再配信をご覧ください!

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【タイムリー再配信 800・IWJ_Youtube Live】19:00~
「ここが問題 日米FTA ―各党・議員に聞く― 鈴木宣弘東京大学大学院教授、山本太郎れいわ新選組 代表、川田龍平参議院議員、元農水大臣山田正彦氏ほか」
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458873
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■今週の新記事紹介

いつもIWJをご支援いただき、ほんとうにありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告(2020年10月)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/47778

日本外国特派員協会主催 グレン・S・フクシマ氏(米国先端政策研究所 上級研究員)による「2020年米国大統領選挙と日本」(日本外国特派員協会・映像提供)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483453

菅・バイデン電話会談~IWJ記者の「実際は日本側が後から尖閣諸島について追加確認しただけでは?」の質問に茂木外務大臣「あなたの言っていることは違います」質問途中に割り込んで否定!~11.13茂木敏充外務大臣会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484743

政府がコロナウイルス第二波を認めていない中、第三波に突入!? 立憲民主党・奥野総一郎衆議院議員「この状況下で具体的な政策が何も見えない」!!~11.12第20回「感染実態解明 野党合同ヒアリング」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484761

一体なぜ!? 大島産業が6億で落札したが、最終契約額は13億だった!! ~11.12第2回「高速道路耐震偽装問題 野党合同ヒアリング」―国土交通省、NEXCO中日本よりヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484706

11月12日に死去したノーベル賞物理学者小柴昌俊氏が2003年に小泉純一郎総理に宛てた嘆願書全文を公開! 物理学者の良識で反対した国際核融合実験施設誘致!「トリチウムはわずか1ミリグラムで致死量となる猛毒」!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484848

立憲民主・原口一博衆議院議員「なぜ日本はPCR検査ができないのか?検査を受けられず、たらい回しに合っている人がいる。そして、その間に感染を拡大させている!」~11.16第21回「感染実態解明 野党合同ヒアリング」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484856

福島第一原子力発電所の実施計画変更申請が未提出!原子力規制庁から「柏崎ファーストと受け止められかねない」と指摘されたことについての質問に気色ばむ東電!~11.16 東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484863

IWJ質問「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)署名で、経済と安全保障の圏域がずれていくことに対する見解は?」に大臣は「中国に引きずられることはない」と断言したものの、なぜかずれた回答!?~11.17 梶山弘志経済産業大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484911

種苗法改正案、衆院農水委で可決!!「19日に衆院を通るだろう。もっと早いかも知れない。大変大事な時期!頑張れば、時間切れ継続審議も可能だ!」山田正彦元農水相~11.17 種苗法廃案を求める国会前集会・座り込み行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484914

【特別寄稿】菅売国政権が臨時国会でスピード成立を目論む種苗法改定に農家の悲鳴! 農水省がデッチ上げた「ペテン法改正」に「菅チルドレン」鈴木直道北海道知事も道内自民党議員も沈黙!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484948

コロナ再来に欧米日市場が乱高下!人民元相場はドルに対して急上昇!急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 岩上安身によるインタビュー 第1019回 ゲスト 中国通エコノミスト 田代秀敏氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484870

社民党は存続する! 党員と支援者の皆さんの声が力に。今後も野党共闘と党の再生、躍進に全力で取り組む! 分裂決議の党大会後初の定例会見~11.18 社会民主党 福島瑞穂党首 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484980

グーグルが日本での感染予測を公表開始! 11月15日からの26日間で一日当たりの死亡者数、感染者数が2倍以上に急増と予測! IWJは厚労省に直撃取材! 厚労省は社会的検査に否定的!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485020

女川原発2号機再稼働に向け被災した原発の運用について「10年近く原発を運転しないできた」「知識や経験の伝承をきちっと進めようとしているか問いたい」~11.18原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484985

野党合同で「第46回新型コロナウイルス感染症対策本部」「第14回アドバイザリーボード」について政府、厚労省らにヒアリング。制度の目詰まり、Go To見直しなどを問う!~11.20 立国社「新型コロナウイルス合同対策本部」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485098

尾崎治夫東京都医師会会長は、第3波の感染急増を受けて「このまま何もしないと、東京都では1ヶ月後、新規感染者が1日に1000人を突破。医療崩壊必至の危険性が…」「GoToトラベルは中断が望ましい」と警告!~11.20東京都医師会緊急記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485075

法と秩序による選挙を、候補者が根拠もなく法廷闘争に持ち込む前代未聞の事態! トランプ大統領が集計結果に不満があるミシガン、ペンシルベニア、ジョージアで開票を止めるよう提訴! ジョージア州の裁判官は訴訟を棄却! 米国各地で社会の深刻な分断が顕在化!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485138

■今週の日刊振り返り

日刊IWJガイド「本日午後5時より2018年収録『岩上安身によるインタビュー 第915回 ゲスト 中国通のエコノミスト・田代秀敏氏! 第3弾』の前半を、午後8時より後半を再配信!」2020.11.15号~No.2985号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47786

日刊IWJガイド「新型コロナ拡大で米国市場が乱高下を繰り返す中、人民元対ドル相場は急上昇! 報じられない中国の現実と加速する米中逆転のシナリオ!! 本日午後7時より岩上安身による中国通エコノミスト田代秀敏氏インタビュー!」2020.11.16号~No.2986号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47788

日刊IWJガイド「コロナ再来に欧米日市場が乱高下! 人民元相場はドルに対して急上昇! 急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 岩上安身による中国通エコノミスト田代秀敏氏インタビュー」2020.11.17号~No.2987号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47795

日刊IWJガイド「衆院農水委員会で種苗法改正案可決! 11月中にも参院可決、成立か!? 他方、新型コロナ感染 北海道は、連日100人越え!! 全国では1699人、東京都は298人!!」 2020.11.18号~No.2988号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47798

日刊IWJガイド「コロナ第3波が到来! 18日の東京都の新規感染者数は過去最大の493人! 全国でも2千人突破と過去最多を記録!日本医師会会長はGo Toキャンペーンが原因と批判!」 2020.11.19号~No.2989号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47802

日刊IWJガイド「冬を迎えて日本でも世界でもコロナ感染急拡大! 日本政府に対策なし!! 本日午後7時よりエコノミスト田代秀敏氏インタビューの続編を生配信!」2020.11.20号~No.2990号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47810

日刊IWJガイド「冬の直前のコロナ第3波! 大阪では過去最高の370人も新規陽性者!! /APECで 『コロナ対策にあらゆる手段を講じる』と首脳宣言! オンライン出席していた菅総理、国内では何の対策もなし!! 他方なんと習近平主席がTPPに参加検討を表明!! 」2020.11.21号~No.2991号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47821

■<新記事紹介>法と秩序による選挙を、候補者が根拠もなく法廷闘争に持ち込む前代未聞の事態! トランプ大統領が集計結果に不満があるミシガン、ペンシルベニア、ジョージアで開票を止めるよう提訴! ジョージア州の裁判官は訴訟を棄却! 米国各地で社会の深刻な分断が顕在化!

2020年11月3日投票日を迎えた米大統領選挙で、トランプ大統領の陣営は、現地時間の11月4日水曜日、開票作業中のミシガン州、ペンシルベニア州、ジョージア州の開票のカウントを止めるよう、訴訟を起こしました。トランプ氏は、自身の敗北が伝えられていたり、結果がまだ出ておらず、拮抗していたりする州で、「結果を誤算している」と主張しました。

しかし、訴訟を起こされた、ミシガン州のベンソン州務長官は、11月4日にトランプ陣営の提訴には「根拠がない」と断じました。また11月5日、ジョージア州チャタム郡の高等裁判所のジェームズ・バス判事は、訴訟を棄却しました。

※Biden predicts a win, promises to unite as Trump goes to court(Reuters、2020年11月4日)
https://www.reuters.com/article/us-usa-election/biden-predicts-a-win-promises-to-unite-as-trump-goes-to-court-idUSKBN27J0GK

※Michigan secretary of state calls Trump lawsuit ‘frivolous’(Reuters、2020年11月5日)
https://www.reuters.com/article/us-usa-election-michigan-lawsuit/michigan-secretary-of-state-calls-trump-lawsuit-frivolous-idUSKBN27L065

※2020 Latest: Biden says ‘no one’ will take US democracy away(AP、2020年11月6日)
https://apnews.com/article/election-2020-joe-biden-donald-trump-elections-local-governments-0ece596f97029ddcaae612e9929cf829

トランプ陣営は、郵便投票に対して、選挙運動中から異議を唱えていました。さらに、トランプ氏は、選挙が最高裁で決着することに備えて、最高裁判事に保守派のエイミー・コニー・バレット氏の就任を急いだと指摘されています。

選挙という仕組みは、法と秩序による国家運営の象徴です。今回の選挙はその中でも、まさに国家のリーダーを決めるものです。開票結果に不満であるからと、根拠もなしに候補者が法廷闘争に持ち込むなど、前代未聞の出来事です。

指導者候補のそうした態度が、国民の意識に影響を与え、各々の支持層の激しい対立となって、全米で顕在化しています。アリゾナ州では11月4日に、150人超のトランプ支持者が「票を数えろ!count the vote」と叫びながら、開票場を取り巻きました。同日4日、オレゴン州ではデモが暴徒化し、鎮圧のために州兵が投入される事態となりました。

※With Arizona too close to call, Trump supporters gather at a vote-counting site in Phoenix(The New York Times、2020年11月5日)https://www.nytimes.com/live/2020/11/04/us/election-results?action=click&module=Spotlight&pgtype=Homepage#trump-supporters-protest-arizona

※National Guard called into Portland amid ‘widespread violence’ after election(New York Post、2020年11月4日)
https://nypost.com/2020/11/04/national-guard-called-into-portland-for-post-election-violence/

この米国社会の深刻な分断は、今後ますます危険なかたちで顕在化するのではないかと危惧されます。米国の政治社会情勢の混乱が日本にもたらす影響について、IWJは注視を続けていきます。

ぜひ、開票結果への不満から選挙を法廷闘争へ持ち込んだ前代未聞のトランプ氏の動きと、大統領選によって米国各地で顕在化した社会の分断の実態について、下記で御覧ください!

※法と秩序による選挙を、候補者が根拠もなく法廷闘争に持ち込む前代未聞の事態! トランプ大統領が集計結果に不満があるミシガン、ペンシルベニア、ジョージアで開票を止めるよう提訴! ジョージア州の裁判官は訴訟を棄却! 米国各地で社会の深刻な分断が顕在化!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485138

■【編集雑記 第46回 11月21日 六反田千恵】~深夜12時半過ぎまで続いた20日(金)の岩上安身による田代さんインタビュー! そして同時のタイミングでAPECでの習近平「TPP参加検討」という爆弾発言! さらに「コロナ第3波」についての西村コロナ大臣の異例の夜8時からの会見、尾見会長会見!

一昨日、11月20日金曜日は、いろんな意味で「歴史的」な1日でした。

夜19時半から、岩上安身によるエコノミストの田代秀敏氏のインタビューを深夜12時半過ぎまでお送りしました。田代さんは現在の中国事情に詳しく、ほとんど日本のメディアが報じない、今の中国の「勢い」を具体的に詳細に語りました。

長編になりますが、ご興味のある方は、第1回、そして近日中にお届けする予定の第3回も、ぜひ、あわせてご覧ください。日本のメディアが面白おかしく伝える中国ディスネタや、ネトウヨたちが中国を見下げた発言を繰り返している言論空間がどれほど現実離れをした、おめでたい「お花畑」なのか、実感できると思います。

※コロナ再来に欧米日市場が乱高下!人民元相場はドルに対して急上昇!急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 岩上安身によるインタビュー 第1019回 ゲスト 中国通エコノミスト 田代秀敏氏 2020.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484870

軍事的にはともかく、経済的な覇権に関しては確実に米国から中国に移行しつつあり、コロナ禍がそれを決定的に加速しているという歴史的な事実、100年に一度の覇権交代が目の前で異常なスピードで進んでいるという事実、そしてこれからの日本が向き合っていかなくてはいけない事実がリアルに立ち上がってきます。

そして、ロングインタビューを終えて田代さんがお帰りになった直後、とんでもないニュースが飛び込んできました。IWJ特報アカウントでも速報ツイートしましたし、岩上安身も翌日ツイートしました。オンライン開催されたAPECの、トランプ大統領も参加している席上で、習近平国家主席がTPP11への参加を検討すると表明したのです! 真夜中までインタビューのために詰めていたIWJスタッフも驚愕、ちょっとした「マツリ」になりました。

※習近平氏、TPP11への参加を積極的に検討!米国抜きのTPP11に中国が参加?RCEPに続き、中国が世界自由貿易の中央に、孤立する米国はどこへ?@iwakamiyasumi(IWJ特報@IWJ_tokuhou、1:04 AM・Nov 21, 2020)
https://twitter.com/IWJ_tokuhou/status/1329817936152973314

岩上安身は以下のようにツイートしています。

「昨夜、エコノミストの田代さんとのインタビューが白熱して夜中の12時半まで続いた。田代さんを見送った直後、スマホを見て仰天したのが、APECでトランプも参加している中、習近平がTPPに参加検討と発言したという速報。『主役』だった米国がTPPから抜けた穴を中国が埋めるとの宣言。歴史の激動を実感(21日15時4分)」

「軍事的覇権はともかく、経済規模ですでに米中逆転が起こり、人民幣(人民元というのは間違い)が対ドル相場で急騰。米国から中国へ、経済覇権が移りつつある、ということを昨夜のインタビューで論じていた、その真裏で、中国はRCEPだけでなくTPPに入ることを検討すると習近平が発言していた驚き(21日15時9分)」

IWJ特報アカウントによる速報に噛みついてきた以下のようなリプライに、岩上安身は反論も。

「RT @nishikawataizo: @IWJ_tokuhou @iwakamiyasumi 『積極的に検討』するのは勝手だが、共産党が指導する国営企業、海外送金や資本移動の自由もない経済運営やってるようじゃ、TPPはダメだろう。国家安全法とか情報なんとか法とか、おっかない刀を振り回しているし、近寄れない(21日午前3時31分)」

これに対する岩上安身の反論は以下のとおり。

「 何をズッコけたこと言ってるんだか。TPPと同じ、まごうかたなき自由貿易協定(FTA)であるRCEPを、国内向けにEPA(経済連携協定)と説明しながら、すでに日本は署名したではないか。RCEPは8年かけて交渉して、中国が『主役』として入っている(21日14時58分)」

もともとTPP(環太平洋パートナーシップ協定)は米国主導ではじまった、急速に台頭する中国への経済的な包囲網であり、米国による、日本を筆頭とするアジア太平洋諸国を「囲い込む」経済ブロックでした。同時進行で強行採決された集団的自衛権も、安全保障版TPPだったともいえるでしょう。しかし、トランプ大統領が誕生して即日、TPPから脱退、梯子を外された形の日本が米国抜きのTPP11を主導してきたのでした。「主役」の帰ってくる日を待ちながら。

そのTPP11に中国が参加することになれば、オセロの白黒がいっぺんにひっくり返るような話です。先日の、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)にと重なりあう形で、東アジアから太平洋を取り巻く国々をも含む、中国を中心とした巨大な自由貿易圏が生まれることになります。これに中央アジア、中近東、欧州、アフリカをも含む、ユーラシア全域をつなげる中国の壮大な構想「一帯一路」がつながると、もはや対抗しうるブロック経済は物理的に存在しえないことになります。米国は孤立します。

もちろん、習近平氏は「参加を検討する」と言っただけなのですから、実際に参加するまで、これから何年かかけて交渉が行われるはずで、参加は今すぐの話ではありません。しかし、TPPとRCEPは参加国が重なっており、中国を排除する理由が見当たりません。中国を最も排除したい米国が「不在」のままです。

田代さんの連続インタビューのパワポは、岩上さんの指示のもと、IWJの「博士」辻部さんがずっと準備してきた緻密な内容です。最後は、「パワポ大将」仲川さんがテキパキ指示をして、「爆速の仕事人」杉浦さん、そして「楽屋芸人(記事はつまらないが、話は面白い)」の六反田も加わって、総がかりで最新情報をギリギリまで追加して仕上げました。ちょっと回転寿司の職人さんたちのようです。「甘海老いただきましたー」「へいー」チャキチャキ、「いっちょあがり!」「玉子いただきました!」「ハイハイ」チャキチャキ、「お出ししまーす!」という、あのリズム感です。

・・・・といいつつ、実は私自身はまだ田代さんインタビューの第2回はリアルタイムで見ていないのです(ええっ!?)。20日は夕方18時まで、田代さんのインタビュー準備をしていましたが、その後20時からの西村コロナ大臣の「異例」の会見へ駆けつけ、続いて行われた尾身会長をはじめとする分科会メンバーの会見とあわせて23時半まで詰めていたからです。

24時過ぎに帰社すると、ちょうど田代さんがお帰りになるところでした。岩上さんとその場に残っていたスタッフ全員でロングインタビューのお礼をして、「頼りになるしんがり」中村さんが田代さんを社用車でお送りするために出て、みんなで「お疲れさまでしたー」といったあと、冒頭の習近平発言のニュースが飛び込んできたというわけでした。

眠気も吹き飛ぶニュースに、松葉杖の岩上さんはもちろん、「オールマイティの鉄砲玉」塩澤さん、「恋愛の難しさに悩んでいてもクール」な田上さん(こんな紹介ごめんなさい。本当はカメラクルーのナンバー2)も大興奮。田代さんのお話をうかがった後なのですから、スタッフの興奮もひとしおだったのだと思います。なんというタイミング(ちなみにIWJではどんなに財政が苦しくても、労基法に従った深夜割増手当がきちんと支払われています。ブラック企業では決してありません)。

世界の覇権交代は大きな話ですが、私にとって西村大臣会見は、前回質問し損なった「リベンジ」でもありました。しかも、コロナ「第3波」を迎えての緊急提言を分科会が行った後の会見です。「コロナを甘く見る者は米大統領選でも勝てない」んですから!パンデミックをきっかけに大きく歴史が動くのは今回のコロナだけではありません。世界史をふり返れば、同様のことがいくらでも起こっています。

この「第3波」は危ないと、個人的にも強く思っています。なんとしても西村大臣の姿勢を問わなければなりません。会場に詰めかけた他社の記者も前回の倍以上、会見場の熱気も違います。

そして、今回は2回の質問に成功!西村大臣に、これから目指すPCR検査数を具体的にうかがうことができました。会見概要はすでに他社が報じていますが、これは、明日詳しくご報告したいと思います。

話は少し遡りますが、前回、会見での質問に失敗した私の雑記に、暖かいお言葉をいただき、本当にありがとうございました。個別のお礼はお伝えしていませんが、今日の会見につながる後押しをいただきました。感謝いっぱいです。

尾見会長への質問は深夜ということもあり各社1つだけという厳しい制限がつけられ、突っ込んだ質問ができませんでしたが、あきらめきれませんでした。

会見終了後、帰り際の押谷教授に「見えないところでの感染の広がり、というのは無症状者のことですね?」と声をかけました。お疲れにもかかわらず押谷教授はしっかり向き合って回答してくれました。

押谷教授「無症状者、軽症者、疑わしくても検査に行かない人。まあ、重症化リスクの少ない人とかね。(コロナの)実態がわかってきてるから、3月、4月ほどみんな恐れなくなってきているので。(感染しても自分は)大丈夫だと。そういうところに(ウイルスが)入り込んでしまうとより見えなくなるというこですね」

押谷教授の姿勢に勇気を得て、「今回の提言では、(今はステージ3を迎えつつあるが)ステージ2まで戻したい(そして経済活動を開始する)というお話でした。しかし、ステージ2でも、見えない感染者は増えていくのではないでしょうか?(この方針では感染者が増えては抑え込むという)プロセスを繰り返すことになるのではないでしょうか」と重ねて聞きました。

押谷教授は少し考え込むような表情で、以下のように答えてくれました。

「ベースラインをもう少し下げないと。これから冬を迎えて(毎日)400、500(人と感染者が出るの)がベースラインになってしまうと…。400、500がベースラインだと、例えば10日で倍になると、あっという間に800、1600になっちゃうんですよ。だから、それはもう少し下げないといけないんじゃないかなと」

押谷教授の回答はもっともだと思いました。

見えないところで広がる感染。感染者数を見かけ上「ステージ2」まで押さえ込んでも、根絶しない限り、感染は見えないところで静かに広がり、やがて新しい波となって現れます。いわば、ウイルスを社会で培養している状態です。これでは、ワクチンができても、コロナ禍の終息は難しいのではないでしょうか。第3波を一定程度おさえ込んでも、規則を緩めれば、第4波、第5波が襲いかかってくることでしょう。

田代さんの言葉「中国ではコロナはすでに過去の出来事、ドラマになっていますよ。あの頃は大変だったねという」を思い出します。

中国では圧倒的なPCR検査量でほぼコロナを根絶し、経済活動も活発。世界中の企業と資本が、コロナ禍を乗り越えた中国市場になだれ込んでいます。

同じことはできないまでも、日本も自分たちなりに、もっと科学的、理知的な取り組みをできないのでしょうか。コロナ対策は各国の科学力でもあります。

ニッポンがんばれ!

そして、IWJもがんばれ、と、皆さま、応援、ご支援よろしくお願いします!

それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、杉浦まりあ、近藤ゆり、塩澤由子、六反田千恵)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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