日刊IWJガイド・非会員版「冬の直前のコロナ第3波! 大阪では過去最高の370人も新規陽性者!! /APECで 『コロナ対策にあらゆる手段を講じる』と首脳宣言! オンライン出席していた菅総理、国内では何の対策もなし!! 他方なんと習近平主席がTPPに参加検討を表明!! 」2020.11.21号~No.2991号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~昨夜深夜に大変なニュースが飛び込んできました。トランプ大統領も参加するAPECのオンライン会議席上、なんと中国の習近平主席が、TPPに参加検討を表明しました! このAPECの首脳宣言では、「コロナ対策にあらゆる手段を講じる」と声明を出しました。日本の菅総理もオンラインで出席していましたが、国内ではコロナ対策に何の対策も示さず! 急増しているコロナ新規感染者は、昨日、大阪では昨日過去最多の370人!! 全国でも、2388人と過去最多を記録!! 
■冬の直前のコロナ対応に、通年のインフルエンザ対応、両方対応する病院名を公表している都道府県は、埼玉県と高知県。東京都は公表せず、北海道は準備中!! IWJが独自取材!!
■急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 続編! 岩上安身による田代秀敏氏のインタビュー報告
■【中継番組表】
■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月を経過し、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円に対して785万円以上の不足となっています! 過去に例のないほどの経済的なピンチです! このままではこれまでのような活動を続けることが困難になります! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!
■<本日の再配信>本日、午後7時半から「本物の保守」がすべきことは「国を守ること!」米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判! 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾を再配信します!
■<岩上安身によるインタビュー【予告】>11月24日(火)午後6時半より、岩上安身による東京都医師会尾崎治夫会長に単独インタビューを行います!! 公共性を鑑みフルオープンで生配信!!
■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!
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■はじめに~昨夜深夜に大変なニュースが飛び込んできました。トランプ大統領も参加するAPECのオンライン会議席上、なんと中国の習近平主席が、TPPに参加検討を表明しました! このAPECの首脳宣言では、「コロナ対策にあらゆる手段を講じる」と声明を出しました。日本の菅総理もオンラインで出席していましたが、国内ではコロナ対策に何の対策も示さず! 急増しているコロナ新規感染者は、昨日、大阪では昨日過去最多の370人!! 全国でも、2388人と過去最多を記録!! 

 おはようございます。IWJ編集部です。

 連日お伝えしています新型コロナ第3波ですが、新規陽性者が急増しています。NHKの集計では、20日の新規陽性者数は、2425人でした。

 また日刊ガイド原稿を作成時の深夜に、大変なニュースが飛び込んできました。APEC開催中のオンライン席上、トランプ大統領の眼前で、中国の習近平主席が、なんとTPPに参加を表明しました。他方、APECの首脳宣言では、「コロナ対策にあらゆる手段を講じる」と声明を出しました。日本の菅総理はオンラインで出席していました。国内ではコロナ対策に何の対策も示していません。 急増しているコロナ新規陽性者は、昨日、大阪では昨日過去最多の370人にのぼり、全国でも、2425人と過去最多を記録しました。

※習氏、TPP参加「積極的に検討」 APEC首脳会議(日本経済新聞、2020年11月20日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66467330Q0A121C2MM8000/

 この事態を受けて、政府は、引き続きGoToキャンペーンを続けるとしていましたが、GoToイートについて、9都府県で人数制限を設けるなどの動きがあったこともあり、昨晩10時半の記者会見で西村康稔コロナ担当大臣が、「Go To キャンペーン」の運用を調整することを明言しました。 

※GoToイート、9都道府県で人数制限(日本経済新聞、2020年11月20日)
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO66508380Q0A121C2MM8000?s=4

※日本国内の感染者数(NHKまとめ)(NHK、2020年11月20日閲覧)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/

 PCR検査での新規陽性者は、検査数が少なく陽性率が高いために、現実を捕捉できているとは言えず、感染の現実の深刻さを表しているとは一概に言えません。

※新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味(現代、2020年9月3日)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75285?imp=0

※新型コロナのPCR検査陽性率 数値をどう解釈すべきか(Yahooニュース、2020年8月1日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200801-00190914/

 しかし、重症者数や死亡者数の動向には、最大限の注意を払う必要があります。これが現実の深刻さを表していると言えるからです。

 厚労省の国内発生状況を見ると、重症者数は11月18日で280人となっており、そのグラフを見ると、明らかに、3つの山が形成されており、現在、その3番目の山がぐんぐん伸びています。

※国内の発生状況など(厚生労働省、2020年11月20日閲覧)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#:~:text=11%E6%9C%8819%E6%97%A5%E7%8F%BE%E5%9C%A8,106%2C954%E5%90%8D%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

 入院治療等を要する者の数のグラフを見ても、18日の段階で1万3千833 人となり、3つの山がきれいに形成されています。累計死者数も1,921 人(11月18日)と増加傾向を示しています。

 NHKの集計した一日の死者数のグラフを見ると、第1波のピークが5月2日の31人で、第2波のピークが8月28日の20人だったことがわかります。そして、現在は、10月初旬から始まった第3波の形成途中にあることがはっきりと出ています。死者は11月19日現在21人で、すでにこの時点で第2波のピークを越えています。

※日本国内の感染者数(NHKまとめ)(NHK、2020年11月20日閲覧)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/

 厚労省の集計したグラフから、一日の重症者数を見ると、18日時点で280人の重症者数です。これは第1波ピークの328人(4月30日)には及びませんが、第2波ピークの259人(8月23日)を上回っています。

 それでは、これを個人レベルで見るとどうなるでしょうか。

■冬の直前のコロナ対応に、通年のインフルエンザ対応、両方対応する病院名を公表している都道府県は、埼玉県と高知県。東京都は公表せず、北海道は準備中!! IWJが独自取材!!

 これから冬を迎え、風邪、インフルエンザの季節になります。発熱して風邪かインフルエンザか、新型コロナかわからないときどうしたらいいのでしょうか。受診したら、インフルエンザの検査とともに、自費ででもPCR検査を受けたいと思ったとき、どこの医療機関に受診すればいいのでしょうか。

 調べてみると、新型コロナウイルスとインフルエンザの両方に対応できる都道府県指定の診療・検査医療機関を公表しているのは、驚くべきことに、埼玉県と高知県の2県のみにとどまっています。

※埼玉県のコロナ・インフル対応医療機関名公表へ(日経新聞、2020年11月17日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66333860X11C20A1L72000/

 東京都の20日の新規陽性者数522人、19日の重症者数38人、19日までの累計死者数476人です。IWJは東京都に直撃取材しました。

※東京都 新型コロナ 新たに522人感染確認 2日連続500人超(NHK、2020年11月20日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201120/k10012722471000.html

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■急速に進化する「中国の現実」と加速する米中逆転のシナリオ!? 続編! 岩上安身による田代秀敏氏のインタビュー報告

 昨日、11月20日、岩上安身による、シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト田代秀敏氏のインタビューを配信しました。田代氏は中国の現在の経済や社会について精通している数少ない日本のエコノミストです。

 今回は、11月16日に配信しましたインタビューの続編となります。

 ここ数日全国で新型コロナウイルスの新規感染者数が増え続けている中、11月20日、菅総理が参議院本会議でGoToキャンペーンを止めないと公式に発言しました。パンデミック初の冬を前に、PCR検査のハードルが高いままであることの問題点を岩上安身が指摘しました。

 上昌広氏はIWJの取材に答えて、コロナ第3波の対策について、「足りないのは検査」だと回答しました。一方、田代氏は中国大陸の検査体制について、無症状の感染者を探し出すことを徹底したと指摘しました。

 田代氏は、日本は所有者が不明な土地が多いと言います。菅総理の後手後手の無策政治ぶりはそのような国民性が反映されたものであると田代氏は論じました。また、田代氏は中国の報道では、「無症状感染者」も発表することを指摘しました。日本との落差が浮き彫りになりました。

 「検査は国家的事業じゃないと意味がない」と田代氏は指摘します。

 全米で入院患者数が10月末に比べて68%増加し、米財務長官がコロナ対策を12月末で打ち切ると19日発言しました。このことについて、田代氏は次期大統領が1月に就任することから、就任後にコロナ対策を打ち出そうとしても予算がない状態にすることを狙ったものである可能性があると説明しました。

 岩上安身が富裕層はコロナの痛みを感じていないと指摘しました。米国では、医療保険に入っていても、高額な医療費がかかるため、受診をしないケースが多いと田代氏が解説しました。

 米国の多くの州で大麻が合法化され、ヘロインなどのハードドラッグの所持が非犯罪化された州も誕生したことを受けて、田代氏は米国が中国に阿片を打った歴史について語りました。

 岩上は主要経済国で中国が今年唯一の経済成長を遂げたことに触れました。中国とインドは人口大国であり、インドは2番目にコロナがひどく、経済は-10.3%、相当こたえていると岩上が指摘しました。田代氏はインドは国内の問題が多すぎてRCEPにも入れなかったと説明します。インドがRCEPに入らなかったのは中国に怒ったからじゃなくて、入りたくても入れないのだと田代氏が解説しました。インドがRCEPに入ったら自国の産業はほとんど消滅するだろうと田代氏はいいます。

 田代氏「路上で生まれて路上で死んでいく人たちが何千万も人いる。RCEPに入るのは相当酷」

 岩上「クアッド(セキュリティ・ダイヤモンド)には日本・インド・アメリカ・オーストラリアになってるけど、この4つの国が分断されちゃってる」

 この後、中国の科学技術が最先端を行っている象徴として、5Gを駆使した深セン特区設立40周年記念のドローン編隊を岩上が紹介しました。

 田代氏「深圳は8月今年中旬までに市内全域に5Gのネットワークを建設した。(中国は)GPSじゃないんです。GPSは米軍のシステムで、米軍が開放してるからタダで使っていいと。中国は独自の『北斗』というシステムを構築した」

 岩上「6Gを開発中で、5.5Gもある。通信速度や容量は?」。田代氏「最終的には5Gから6Gで100倍になる。言えるのは、5Gは万国通信協会が定めた規格で、5.5Gはファーウェイが独自に言ってる。6Gは全く規格がない。中国の研究機関などが6Gを考えて開発中だと」

 この後も中国の最新技術について、田代氏が詳しく解説しました。続きは会員登録をしていただくと御覧いただけます。この機会にぜひご視聴ください。

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◆中継番組表◆

**2020.11.21 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】18:00~「外環道・陥没事故の緊急報告集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「外環ネット」主催の集会を中継します。IWJが報じた外環道の問題に関する記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/230042
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【タイムリー再配信 799・IWJ_Youtube Live】19:30~「『本物の保守』がすべきことは『国を守ること!』米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判! 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2018年6月に収録した、岩上安身による鈴木宣弘氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた鈴木宣弘氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%88%b4%e6%9c%a8%e5%ae%a3%e5%bc%98

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425083

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◆中継番組表◆

**2020.11.22 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_YouTube Live】15:00~「第51回司法制度研究集会『今の司法に求めるもの ―特に、最高裁判事任命手続きと冤罪防止の制度について』 ―登壇:豊秀一氏(朝日新聞編集委員)、周防正行氏(映画監督)、梓澤和幸氏(弁護士)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 11月14日に収録した、「自由法曹団」、「青年法律家協会弁護士学者合同部会」、「日本民主法律家協会」共催の集会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた司法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8f%b8%e6%b3%95
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【タイムリー再配信 800・IWJ_Youtube Live】19:00~「ここが問題 日米FTA ―各党・議員に聞く― 鈴木宣弘東京大学大学院教授、山本太郎れいわ新選組 代表、川田龍平参議院議員、元農水大臣山田正彦氏ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2019年10月に収録した、「TPPプラスを許さない!全国共同行動」主催の集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた日米FTA関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3fta

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458873

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

抗議のさなか、衆院本会議が種苗法改正案を強行採決! 全国食健連 舘野豊事務局長「何をがっかりしてるんですか!次は参院! 国民的運動を巻き起こす!」~11.19 種苗法廃案を求める国会前抗議・座り込み行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485041

獄中医療を法務省医官の経験から見た現実!!~11.15救援連絡センター連続講座「獄中医療問題について考える」―講演 中島直氏(多摩あおば病院副院長元横浜刑務所医務技官)赤池一将氏(龍谷大学刑事法学教授)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484795

東大チームが福島第一原発の敷地外地下水からトリチウムを検出! 微量だが「より厳重な監視体制が求められる」との指摘に東電は「敷地外地下水の調査はしていないしする予定もない」!? ~11.19東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485047

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■IWJは今年8月1日から始まった第11期の第1四半期、最初の3ヶ月を経過し、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額1350万円に対して785万円以上の不足となっています! 目標額の58%相当が不足しています! 過去に例のないほどの経済的なピンチです! このままではこれまでのような活動を続けることが困難になります! どうか、皆様からの緊急のご支援をお願いいたします!

 いつもIWJをご支援・応援していただき、ありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 IWJは今年8月1日に、第11期をスタートしました。IWJは現在、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって活動しています。今期は、前期、前々期に引き続き、事業規模を縮小して、必要最低限の予算を組んでいます。この予算では、皆様からのご寄付・カンパは、月額450万円あれば、収支のバランスが取れる見通しでした。

 しかしながら、8月のご寄付・カンパは167万4160円にとどまりました。月間目標額の450万に到達するには遠く及ばず、282万5840円も不足しました。

 翌月の9月のご寄付・カンパは、187万2500円でした。9月も月間目標額450万円に到達せず、262万7500円不足となりました。

 10月のご寄付・カンパは210万1969円でした。やはり、月間目標額450万円に届かず、239万8031円も不足してしまいました。

 今期第11期は、第1四半期にあたる、8月、9月、10月の3ヶ月の合計目標額1350万円に対し、ご寄付・カンパの総額は564万8629円です。この3ヶ月で不足となった金額は、785万1371円になります。この金額は、目標額の58%に相当します。

 11月もすでに半月以上が経過しましたが、1日から20日までのご寄付・カンパは354万5千800円です。このままではこの3ヶ月の不足分である785万円が、月を追うごとに増えてしまいそうです。

 IWJは現在、過去に例のないほど経済的なピンチに直面しています。

 IWJ代表である岩上安身は、IWJの緊縮財政にあわせ、前期、前々期から3期連続で、今期も役員報酬を50%カットし続けています。その上で、現在の財政ピンチに対処するため、今月個人の貯金から400万円をIWJに貸し付けました。岩上安身はこれまでにもIWJに貯金を貸し付けており、その貸付残高は593万円になります。

 岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、IWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。

 加えて岩上安身は、11月7日に家の近くの路上で、左足を路面の窪みにとられて転倒。左足を骨折してしまいました。骨折から1週間後の14日、整形クリニックで診察を受けたところ、レントゲンで亀裂骨折した部位がズレていないことを確認しました。

 ひと安心、ではありますが、順調に推移しても回復まで2ヶ月かかるそうです。その間、自宅でも会社でも室内を移動するのにも松葉杖を使っています。

 また、先日ご報告したように、総合病院での睡眠時無呼吸症候群の精密検査の結果、睡眠時にかなりの回数と長い時間、無呼吸状態になり、血中酸素飽和濃度が極端に低くなっていることがわかりました。

 通常の人であれば酸素飽和濃度は98~99%であるところ、岩上安身は一番低い時では84という数値を記録しています。

 主治医によると、「急性でこんな低い数値が出たら、エベレストの山頂にヘリコプターで連れて行ったようなもので、卒倒してしまう数値です」と言われたそうです。意識があって活動しているのが信じられないくらい、血中の酸素濃度が低いレベルなのです!

 これに対処するため、岩上安身は現在、就寝時にCPAPという鼻から空気を送り込む装置を装着して眠る治療を開始しています。

 かなり寝苦しく、眠っているのに無意識に装置を外してしまうこともしばしばあります。これほど睡眠が取れていないのでは、体調が悪いのは当然なのですが、そこに加えての転倒、骨折。弱り目に祟り目です。この体調についての詳細な報告は、岩上安身自身が近々行う予定です。

 岩上安身自身は、「必ず、骨折も睡眠時無呼吸症候群も治して、また、バリバリと仕事をしますので、それまで、IWJをお支えください」と、決意を表明しています。

 ですが、財務がこのような状況では、IWJはこれまでのような活発な活動を継続することはできそうにありません。

 それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。

 また、先日からお知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のあるときにどうぞお目通しください。

※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507

 この機会にぜひチャンネル登録もお願いいたします!
https://www.youtube.com/user/IWJMovie

 IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 ぜひ、ご寄付・カンパによる緊急のご支援を、よろしくお願いいたします!

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、口コミやSNS等でIWJへご支援を呼びかけていただければと思います。11月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4344名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■<本日の再配信>本日、午後7時半から「本物の保守」がすべきことは「国を守ること!」米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判! 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾を再配信します!

 昨日もお伝えしましたが、19日、種苗法改正案が衆議院本会議で、賛成多数で可決されました。

 今後、参議院に送られ、11月24日に趣旨説明、26日に農水委員会で参考人質疑、12月1日に農水委員会で採決、12月2日に参議院本会議で採決される見通しです。

 日本の種を守る会によると、「世界貿易における種苗のシェアを握っているのは大手多国籍企業3 社で 80%近い。アメリカでは、穀類(麦、大豆、じゃがいも、米等)は、自家増殖は例外として認められており、EUでも小農(年間の収穫が穀類92トン、ジャガイモ185トン以下)は自家増殖が例外規定で認められている」といいます。

※日本の種子(たね)を守る会
https://www.taneomamorukai.com/shubyouhou202011

 しかし、種苗法改正案が成立すると、日本だけが自家増殖一律禁止、許諾性適用となります。農家の現場は、イチゴや芋類、サトウキビなど多種類が種苗を毎年新規に購入しそのまま使う割合は 1 割以下であり、ほとんどが自家増殖で増やして使用しています。その自家増殖を許諾制にし使用料が必要となれば、農家経営を圧迫し破綻に追 いることになります。

 なぜ、これほど、理不尽な法案が押し通されようとしているのでしょうか。

 農業経済学が専門の鈴木宣弘教授は、日本がアジアとともに発展するためには、狭義の経済効率性のみでなく、 富の公平な分配に配慮しなければならないという問題意識の下、農業市場に関する新しいタイプのモデルを構築して、WTOの農業交渉やTPP、RCEPなどの経済協定の影響を分析してきた研究者です。

 本インタビューの中で、鈴木教授は、「アメリカの利益のために最大限努力するのが日本の使命。それをやらないと、自分が長く地位にとどまれない」「日本の国民の利益は日本の政治行政にとっては存在しない」「日本の国益を(米国に)差し出すことで自分が生き延びる」などと述べ、種苗法改正案を始め、ゲノム編集技術の問題など、日本農業が直面する諸問題を批判的にマクロに読み解く枠組みを提示しています。

 農業の問題は、経済の問題であると同時に、日米関係の問題であり、食と生命の問題であり、環境の問題であり、文化の問題でもあります。現代日本のさまざまな本質的な問題が噴出しているこのインタビューをぜひ御覧ください。

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【タイムリー再配信 799・IWJ_Youtube Live】「本物の保守」がすべきことは「国を守ること!」米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判! 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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■<岩上安身によるインタビュー【予告】>11月24日(火)午後6時半より、岩上安身による東京都医師会尾崎治夫会長に単独インタビューを行います!! 公共性を鑑みフルオープンで生配信!!

 11月24日(火)午後6時半より、岩上安身による東京都医師会尾崎治夫会長に単独インタビューを行います。

 東京都では、一昨日19日に、過去最高の534人の新規感染者を記録しました。都は警戒レベルを昨日最高レベルの4に引き上げました。本日、午後4時から東京都医師会の緊急記者会見が行われますが、東京都医師会としての見解が説明されると思われます。IWJもこの模様を中継します。下記のURLから御覧ください。

※【IWJ・Ch5】16:00~「東京都医師会 緊急会見 ―内容:新型コロナウイルス感染症 感染者激増(第3波)を受けて」
ご視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 東京都医師会の尾崎治夫会長は、ご自身が自民党員であり、東京都医師会も与党べったりの施策を行ってきていましたが、コロナ禍に関しては、第一波の頃から、日本医師会が、前会長・横倉義武氏の時に、安倍政権寄りの動きをしていたことに反して、一貫して、政府の対応に異をとなえはっきりと、コロナ対策の必要性を発言してきました。

 その頃から、IWJでは、尾崎会長の言動に感銘し、スタッフが粘り強く、岩上安身によるインタビューの申し込みを続けていました。

 はじめは、なかなか応じてもらえませんでしたが、取材を続けていくうちに、徐々にではありますが心を許していただき、今回のインタビューにつながった経緯があります。お声がけしてから、数ヶ月かけてお願いし続け、実現に至ったスタッフの一人として感無量の気持ちです。

 日程は、週明けの24日(火)午後6時半からです。尾崎会長には、東京都の医療従事者の代表としてのご意見を岩上安身がじっくりとおうかがいする予定です。

■<ご意見募集>年末年始の再配信ラインナップ準備中! 皆様の「お気に入り動画」も募集します!

 現在IWJでは、年末年始の再配信ラインナップの検討を進めています。日本の年末年始といえば大きなニュースがない静かな日々となるうえ、さらに今年はコロナ禍もあって外出しにくくなることが確実です。

 しかし、IWJでは豊富なコンテンツを駆使して、皆様に決して退屈しない年末年始をお過ごしいただきたいと考えています!

 そこで、今回はIWJ会員の皆様、日刊IWJガイドの読者の皆様から「お薦め」や「お気に入り」の動画を募集することになりました。これまでIWJがお贈りしてきた動画コンテンツの中で、印象深いものや思い出に残っているもの、あるいは「深刻な危機感を覚えた」もの、または皆様がIWJを知ったきっかけになったものなど、「ほかの人たちにも観てほしい!」と思う動画を募集します。

 「これ!」と思うものがある方は、動画の名前や記事のURLを記載して、以下の投稿先メールアドレスへお送りください。お薦めいただく動画の数に制限はありませんので、1個でも10個でも、ご自由にご記載ください!

 皆様から頂戴したご意見は、IWJ編集部で集計のうえ、年末年始の再配信ラインナップ候補として活用させていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします!

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ご意見投稿先
メールアドレス: office@iwj.co.jp
件名は「年末年始お薦め動画」としてください。

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、杉浦まりあ、尾内達也、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/