日刊IWJガイド「東京では新型コロナウイルスの1日あたりの感染者数が78人と最多を更新!」2020.4.1日号~No.2757号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~「緊急カンパ」のお願い!! 3月のご寄付・カンパは暫定ですが月間目標額585万円に対して62%の達成率にとどまっています! 4月からは1か月の目標額が約640万円となります! 創業以来使い続けているPCの買い替えも必要です! 改めて緊急カンパのお願いを申し上げます!! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します!
┠■【中継番組表】
┠■東京では新型コロナウイルスの1日あたりの感染者数が78人と最多を更新! 住宅地の中にある東映の撮影所からも感染者が発覚し、撮影所は封鎖に! 日本各地で集団感染や経路不明の感染が相次ぎ、いよいよ危機的状況に突入か!?
┠■延期となった東京五輪2021年7月23日開幕、パラリンピックは8月24日開幕と決定するも、日本も世界も新型コロナウイルスのパンデミック終息の見通しが立たないのに、オリンピックの見通しだけは立つ!? さらにはロイターのスクープで、元電通専務の高橋治之氏に10億円近い「裏金」が渡った汚職疑惑が明るみに!
┠■「佐川局長指示は新しい事実と評価すべき」!「政府の中で新しい事実を検証すべき」!「再調査をしないのなら、これが新しい事実ではないと言う必要がある」!自民党、石破茂元防衛相が記者会見で注目発言!
┠■医療分野の開放、年金の投機的運用への変更、長年の米国からの要求を受け入れた安倍政権! 3月の「岩上安身のIWJ特報!」は、昨年6月17日に収録した「岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー」を発行しました! フルテキストに詳しい注釈付きです。ぜひまぐまぐでメルマガの登録をお願いします!
┠■<新記事紹介>感染拡大が予断を許さない今だからこそ、政府の取った対策の検証と代替案の検討が必要! 「【特別寄稿】安倍総理が特措法改正にこだわったのは『後手後手の対応』をごまかすもの! 野党が非忖度型の専門家集団『クライシス・マネージメントチーム』の新設申し入れ!」をご覧ください!
┠■昨日の大臣会見報告
┠【1】「コロナの問題について、米軍とは緊密にやり取りをしている。中東へ派遣中の護衛艦「たかなみ」あるいは「はるさめ」について、感染者が発生した場合どうするか、対応策は考えている。」~3.31 河野太郎 防衛大臣 定例記者会見
┠【2】自動運転車に貼付するステッカーを決定。一方、新型コロナウィルス対策について混雑緩和策の一部成果を報告するも、さらなる緩和策はなし!~3.31 赤羽一嘉 国土交通大臣 定例記者会見
┠■<★タイムリー再配信★>「選手村を感染者の一時滞在施設に」という美談?に隠される都有地不正払い下げ疑惑!? 五輪選手村跡地にタワマン林立プロジェクトの陰で1300億円の都有地が9割引きの129億で叩き売りされていた!? 本日午後8時より「岩上安身によるインタビュー 第776回 ゲスト 『晴海選手村土地投げ売りを正す会』元東京都職員 市川隆夫氏!(後編)」を再配信します! YouTubeへのチャンネル登録もお願いします!
┠■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します! 地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能。コロナ感染リスクが高い東京の「通勤ラッシュ」も避けられます!! ぜひご応募ください!
┠■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!
┠■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します! 時給1400円~にアップしました! 映像編集ソフト(Premiere, Aftereffect)やhtml、cssの知識、WordPressの実務経験ある方を歓迎します!
┠■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~
┠■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~
┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~
┠■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■はじめに~「緊急カンパ」のお願い!! 3月のご寄付・カンパは暫定ですが月間目標額585万円に対して62%の達成率にとどまっています! 4月からは1か月の目標額が約640万円となります! 創業以来使い続けているPCの買い替えも必要です! 改めて緊急カンパのお願いを申し上げます!! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。

 本日から新年度、4月が始まります。IWJの決算は7月ですので、現在はまだ第10期の途中です。

 IWJでは1年間のご寄付・カンパの目標金額を5400万円に設定し、毎月未達成の金額を残りの月数で割って、1か月のご寄付・カンパの目標額としています。

 昨日までの3月、1か月のご寄付・カンパの目標額は約585万円でした。

 これに対して昨日3月31日午後の時点での暫定のご寄付・カンパの金額は、362万4690円で、これは目標額の62%の達成率にとどまっています。

 8月1日から3月31日までの8か月間のご寄付・カンパの総額は、こちらも暫定ですが、2839万1787円で、これはこの期間のご寄付・カンパの目標額の78%にとどまっています。

 これにより、本日からの今期残りの4か月のご寄付・カンパの目標額は、約2560万円となります。

 この金額を残り4か月で割ると、1か月あたりのご寄付・カンパの目標額は、約640万円となります(いずれも3月分が確定しましたら、修正いたします)。

 現在、日本経済は消費税増税に加え、コロナの影響によって巨大なダメージを受けつつあります。ご支援いただいている会員の皆様も、さまざまな面で困難な状況に遭遇されているのではないかと失礼ながらご推察いたします。

 そうした中でお願いすることは、ほんとうに心苦しいのですが、昨日までの3月のIWJの財政が、あまりにも切迫した状況となっているため、あえて「緊急カンパ」のお願いをさせていただきたく存じます。

 先日からお伝えしている様に、現在、IWJの創業時から使い続けてきたパソコンの寿命が尽きかけており、財政状況に加えて機材の状況もピンチとなっています。

 皆様から頂いた大切なご寄付・カンパによって活動しているIWJでは、できる限り経費を節約するために、2010年12月の創業時にまとめて買い入れたパソコン(PC)をずっと大切に使い続けてきました。

 ところがこれらの古いPCに搭載されている基本ソフト(OS)のウィンドウズ7のサポートが、今年1月に終了となりました。サポートが終了すると、ウイルス対策のためのアップデートがされなくなります。

 会員の皆様の個人情報も多数扱うIWJでは、セキュリティー重視の観点から、先日、専門家の手によってこれら古いPCのOSを最新のウィンドウズ10に更新しました。

 ところがウィンドウズ10をインストールした直後から、起動や使用中の安定性などに不具合の起きるPCが続出。6台のPCは専門家から寿命と判断され、早急に買い換えなければいけなくなってしまいました。

 現在、社内で問題なく使えるPCの数が限られてしまい、通常業務にも大きな支障が起きています。

 また、「岩上安身によるインタビュー」を社外で行う場合、パワーポイントを映し出すためのモニターを持ち出しているのですが、視聴者の方から「画面が小さく、文字が読みにくい」というご意見をいただき、先日、画面の大きなモニターを1台、新たに購入いたしました。

 第10期の後半に入り、特に1月、2月、3月に入ってからの、IWJの財政はますます厳しくなりました。そのような中で、今回のPC機材の新規購入は、セキュリティー確保のために、絶対に必要な設備投資なのですが、財政上は大きな負担となってしまいます。

 改めて申し上げますが、IWJではこれまで、スタッフの人件費や各種関係先への支払いを、未払いや遅払いにしたことは一度もありません。

 これまで、こうした財政的危機に際しては、代表である岩上安身がこれまでのジャーナリスト業で得た収入による個人の資金を、IWJにつなぎ資金として貸し付ける形で継続してきましたが、それももはや限界です。

 このため、改めて「緊急カンパ」のお願いを申し上げます!! コロナ危機と経済危機とダブルパンチで、大きな危機に見舞われているのはIWJだけではないと思いますが、今ほど、IWJが社会に必要とされている時はないと思います。独立メディアとして、安倍政権翼賛の御用大メディアとは、一線を画した真実の報道を続けていきたいと存じます。

 どうか、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 なお、IWJでは毎期、決算報告を日刊IWJガイド、および会員向けメールでもご報告させていただいております。また、ホームページ上にも公開しており、過去の分とあわせていつでもご覧いただけます。

 IWJホームページの上端のメニューバーにある「ガイド・お知らせ▼」をクリックしていただき、プルダウンメニューから「IWJ決算報告」をご覧ください。

https://iwj.co.jp/join/about.html#overview

 特定のスポンサーをもたないことで、真の報道の自由を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。3月26日現在の会員数は4815名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。早く5000名様に再到達したいと願っています。

 IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを1か月間何度でもご覧いただけます。まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録をお願いいたします!

 現在一般会員の方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!

 サポート会員にご登録いただくと、全てのIWJのコンテンツをいつでもお好きな時に何度でもご覧いただけます。また、サポート会員の比率が高まれば、その分だけIWJの経営は安定します!

 また現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください!会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

 会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 IWJの有料会員制度は1ヶ月1000円、支払いをまとめてお得な1年1万円の一般会員と、1ヶ月3000円、まとめてお得な年3万円からのサポート会員の2種類です(全て消費税別)。会費は、クレジットカード、銀行振込(ゆうちょ銀行を含む)でお支払いいただけます。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2020.4.1 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】12:00~「第52回 財務省『森友問題再検証チーム』改竄問題 野党合同ヒアリング ―赤木氏の『手記』『遺書』『週刊文春の記事』、奥様の『メモ』ほか、前回の宿題返しについて」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 財務省「森友問題再検証チーム」改竄問題 野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた森友学園関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a3%ae%e5%8f%8b%e5%ad%a6%e5%9c%92
——————

【タイムリー再配信 592・IWJ_Youtube Live】19:00~「4.1 第52回 財務省『森友問題再検証チーム』改竄問題 野党合同ヒアリング ―赤木氏の『手記』『遺書』『週刊文春の記事』、奥様の『メモ』ほか、前回の宿題返しについて」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 同日収録の、財務省「森友問題再検証チーム」改竄問題 野党合同ヒアリングを再配信します。これまでIWJが報じてきた森友学園関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a3%ae%e5%8f%8b%e5%ad%a6%e5%9c%92
——————-

【タイムリー再配信 593・IWJ_Youtube Live】20:30~「五輪選手村跡地にタワマン林立プロジェクトの陰で1300億円の都有地が9割引きの129億で叩き売りされていた!? 岩上安身によるインタビュー 第776回 ゲスト 『晴海選手村土地投げ売りを正す会』市川隆夫氏!(後編)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2017年8月に収録した、岩上安身による「晴海選手村土地投げ売りを正す会」市川隆夫氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた東京五輪関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%82%aa%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%83%94%e3%83%83%e3%82%af

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396228

========

◆中継番組表◆

**2020.4.2 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 594・IWJ_Youtube Live】21:00~「総理の関与は体を張って否定する佐川氏!一方で自身の関与は答弁拒否というダブルスタンダード!証人喚問終了直後の共産党・宮本岳志衆議院議員に岩上安身が緊急インタビュー!~岩上安身によるインタビュー 第853回 ゲスト 宮本岳志衆議院議員」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2018年3月に収録した、岩上安身による宮本岳志衆議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた宮本岳志氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E5%B2%B3%E5%BF%97

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/416094

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

「声帯を失う前にIWJで日本の記者クラブ問題を話したい!」岩上安身による咽頭がんに立ち向かうジャーナリスト浅野健一氏インタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470970

自動運転車に貼付するステッカーを決定。一方、新型コロナウィルス対策について混雑緩和策の一部成果を報告するも、さらなる緩和策はなし!~3.31 赤羽一嘉 国土交通大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471340

【特別寄稿】「日本は全く危機感なく、完璧に検疫もザル」!? 東南アジアからのフライトがほぼなくなった段階で日本政府は入国・水際対策!? 2020.3.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471369

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■東京では新型コロナウイルスの1日あたりの感染者数が78人と最多を更新! 住宅地の中にある東映の撮影所からも感染者が発覚し、撮影所は封鎖に! 日本各地で集団感染や経路不明の感染が相次ぎ、いよいよ危機的状況に突入か!?

 昨日、東京都では1日あたり最多となる78人の新型コロナウイルスの感染者が新たに確認され、累計でも521人で全国最多となっています。また、国内の感染者も2015人となり、クルーズ船の乗客・乗員を含めると2727人に上ることが明らかになりました。PCR検査数は、東京都は30日に41人で累計3027人、全国では31日に3531人増えて3万2497人となっています。

※東京都 新たに78人の感染確認 新型コロナウイルス(NHK NEWS WEB、2020年3月31日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012360221000.html

※新型コロナウイルス 国内感染者2000人超える(NHK NEWS WEB、2020年3月31日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012359321000.html

※都内の最新感染動向(東京都HP、2020年3月31日)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

※新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月31日版)(厚生労働省HP、2020年3月31日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10636.html

 各地で「集団感染」が疑われる事例も相次いでいます。29日に障害者施設で86人の集団感染が判明した千葉県東庄町では、4月6日に予定していた学校の再開を1週間延期するなど、影響も出始めています。

※千葉・東庄町 障害者施設の集団感染で学校再開を延期(教育新聞、2020年3月30日) 一部有料記事
https://www.kyobun.co.jp/news/20200330_02/

 昨日は、愛媛県で初めて集団感染の事例が発生しました。人数は4人と多くありませんが、これらの感染者は今月22日と23日に県内で行われていた通夜と葬儀に参列していたとされています。この場には県外から訪れていた人もおり、東京に住む参列者からも感染が見つかっています。

※松山市の4人 愛媛で初めて新型コロナの集団感染(愛媛新聞、2020年3月31日)
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202003310062

 親族や親しい人の葬儀であれば、「不要不急」の用事とは受け止めないのが普通の人の感覚だと思われます。お清めの塩があれば、会話も、酒も食べ物も出たでしょうし、いわゆる避けるべき「3つの密」のうち、「密着した会話」も含まれていたでしょう。しかし、通常、読経が続く、通夜・葬儀で告別し、無言でお焼香して手を合わせただけでは、参列者が「密集」していたかもしれませんが、換気の悪い「密室」ではないでしょうし、この程度の「密」で感染してしまうのか、という衝撃があります。

 感染を防ぐため、人数のごく少ない家族葬を選択する遺族が増えていると報じられていました。高齢な親族が公共交通機関を利用して参列することを懸念される場合が多いとのこと。また通夜振る舞いの会食の7割がキャンセルされた葬儀社も紹介されています。

※自粛ムードは葬儀にも…葬儀社が「後葬」サービス(テレ朝ニュース、2020年3月13日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000178972.html

 人の動きを完全に封じ込めるのは実質的に不可能である以上、ただ外出の自粛を要請するだけでは、結局のところ感染が全国に広がっていくのは時間の問題でしょう。

 山形県では昨日、運転免許取得のための合宿で米沢市に滞在していた神奈川県在住の20代の女性に、県内で初めて感染が確認されています。

※山形県で感染者を初確認 神奈川の20代女性、米沢で運転免許合宿中(河北新報、2020年3月31日)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200331_53026.html

 そうするとこの合宿を実施している自動車学校の受講生やスタッフへの集団感染も疑われてきます。この女性が発症せず、地元に帰って日常生活を送っていたら、無自覚無症状での「ステルスキラー」として、感染を広げていくかもしれません。全国から集まってきている受講生が同様にウイルスの感染に気づかずに地元に戻れば、そこでまた感染が拡大していくという悪循環が生じていたに違いありません。

 また都内では昨日、テレビ朝日系列で放映されている子供向けの番組「スーパー戦隊シリーズ」に主演する10代の若手俳優が感染していることが報じられています。

※「魔進戦隊キラメイジャー」レッド役がコロナ感染(日刊スポーツ、2020年3月31日)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202003310000395.html

 この番組シリーズは、東京都練馬区にある東映東京撮影所でもロケが行われますが、この撮影所の関係者も新型コロナウイルス感染症を発症しているとのことです。ここでは多くの映画やドラマの撮影が同時期に進められていることを考えると、この撮影所に出入りした、すべての映画・ドラマの関係者に、検査を行っていく必要があります。しかも、そうした人々の行動をたどれば、テレビ局や映画会社にも出入りしているわけで、そうなると各テレビ局や映画会社に出入りしたすべての人々の検査が必要、ということになります。

 気が遠くなるような話です。ずっとIWJでは繰り返し主張し続けていますが、一刻も早く大規模な検査ができる体制を組むことが必要です!

※東映東京撮影所が封鎖、関係者が新型コロナ発症(日刊スポーツ、2020年3月31日)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202003310000383.html

 実際に、感染経路が不明なケースは大都市を中心に増加傾向にあります。もはや日本のどの場所も「安全」ではないと言っても過言ではないでしょう。大手メディアの報道では、以下の朝日や日経の記事が典型的なように、若者の行動ばかりが注視されているようですが、冠婚葬祭や、撮影所のように不特定多数の人々が出入りする仕事の場など、中年や高齢者でも出入りし、感染する可能性がある場所や機会があることは明らかで、感染を拡大させるリスクがあるのは、年齢が関係あるとは思われません。

※東京都、「感染源不明」増加に懸念 若者に警鐘、無症状拡散か(時事ドットコム、
2020年03月30日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032900296&g=soc

※新型コロナ感染源不明、大阪で4割 カギ握る若者の意識(日本経済新聞、2020年03月29日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57431330R30C20A3AC8Z00/

 WHOの警告にもかかわらず早期の検査をひたすら渋り、自粛を要請しながら生活の十分な保障もやろうとしないなど、安倍政権は、ウイルスの蔓延が懸念され始めた今年の初頭から3月末までのこの3か月間を無駄に過ごし、誤った判断を重ねてきた、といわざるをえません。政権の無能ゆえに、日本に暮らす全ての人が生命の危険にさらされる状況が急速に近づいてきているのかもしれません。

■延期となった東京五輪2021年7月23日開幕、パラリンピックは8月24日開幕と決定するも、日本も世界も新型コロナウイルスのパンデミック終息の見通しが立たないのに、オリンピックの見通しだけは立つ!? さらにはロイターのスクープで、元電通専務の高橋治之氏に10億円近い「裏金」が渡った汚職疑惑が明るみに!

 新型コロナウイルスの感染拡大で延期が決まった東京五輪・パラリンピックの開催は、五輪が2021年7月23日に開幕し、17日間の日程で、パラリンピックは8月24日に開幕し、13日間の日程で実施することが決定しました。

 30日夜に、大会組織委員会と東京都、日本政府、国際オリンピック委員会(IOC)が電話会議を行いこの日程で合意し、IOC理事会で承認されました。

※東京五輪、来年7月23日開幕 パラは8月24日から―組織委、IOCなど合意(時事ドットコムニュース、2020年3月31日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020033000626&g=spo

 IOCのバッハ会長は、夏だけに限らないとの見解を示し、26日の段階で「今後3週間以内に具体的な日程を決めたい」と述べましたが、4日後の30日には日程が来年夏と決まりました。大会の名称は「東京2020」をそのまま使うことになっています。

 NHKの報道によると、東京都の小池知事は「競技日程、チケット、会場の対応などこれまで準備してきたことと時期的に一致するので、スムーズに進められると考えている。日程が決まることによって目標が明確になった」と述べたといいます。

 五輪の日程が決まると、それまでに日本だけではなく、世界中でのコロナ退治が進むのでしょうか? 世界恐慌目前の経済危機が終息できるのでしょうか? 疑問です。

 また、同じくNHKによると、大会組織委員の森喜朗会長は、「決めるまでの間にさまざまな意見があり私も悩んだ。すべての心が1つになって来年の大会までにみんなで問題を解決しようという気持ちになることが大事だと考えた。決めた以上は不退転の気持ちで臨むしかない」と述べたと伝えています。

 これもまた、首をかしげざるをえない発言です。「すべての心が1つ」になれば、コロナウイルスは絶滅するのでしょうか? まるで第二次大戦時のスローガン「一億一心」の如き発言ですが、本当に不気味です。非科学的で、全体主義的で、精神主義的で、狂気じみている。「心をひとつにしろ」という言葉は、危険で、暴力的でさえあります。為政者・権力者の思い(思想・政策・指示・命令)と「心をひとつ」にしない者は、「非国民」扱いされ、不利益を被りかねない。しかもその目標が「オリンピック」。コロナの脅威と戦うために、全人類が一時的にでも争いをやめ、協力しあうべきだ、という呼びかけならばまだ、理解も賛同もできますが、なぜオリンピックのために「心を一つ」にしなければならないのか。

※東京オリンピック7月23日開幕 パラは8月24日開幕で決定(NHKニュース、2020年3月30日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200330/k10012358491000.html

 安倍総理は、28日の総理記者会見で、新型コロナウイルスの終息時期について記者から質問され、「世界の首脳でそれをわかっている人は誰もいない」と述べたばかりです。この現実を無視した無責任な日程決定について、岩上安身は次のようにツイートしてます。

 「おかしい。まったくもって、おかしい。安倍総理は『コロナとの戦いは長期戦になる』と会見で言っていた。見通しも立たないし、まだ、戦いどころか、そのための最初の段階である検査すら、ごくごくわずかしか行っていないのに、なぜ、オリンピックの予定が立つというのか」

※岩上安身のツイート(2020年3月31日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1244720718413103105

 日本では大手メディアはすべてスポンサーとなっており、五輪礼賛・翼賛報道一色であり、それがこの全地球を被うコロナ禍の世界の中で、どれだけ他国から異様なものに映っているか、まったく報じません。「異常」という他に言葉がありません。五輪メディアファシズムというべきです。

 世界中が日本の「異常」さに、驚いていることを、正常な神経を今なお維持しつつ、当たり前の真実を報じる独立メディアとして、お伝えしなければなりません。

 30日のUSAトゥデイ紙は、感染拡大が止まらず、世界中が疫病と死と絶望に包まれているこのタイミングで、大会日程を発表したことについて、「無神経の極み」だと強い言葉で非難しています。そして、来年の7月に感染が終息している保証はないとして、発表が拙速だったとも主張しています。まっとうな、あまりにもまっとうな主張です。

※「無神経の極み」と批判 五輪日程発表で米紙(共同通信、2020年3月31日)
https://this.kiji.is/617462879109071969?c=39550187727945729&fbclid=IwAR2pewV-Ivg8ryEFWqtZj7WZKyzrE4a0SP9ZSjsraFanpnr7-UJOQoLAWTA

 IWJのインタビュー等に度々登場していただいている落語家の立川談四楼氏は、次のようにツイートしています。

 「『五輪 来年7月23日開幕』IOCも日本も何を考えてるのか。そりゃ米紙USAトゥデーに『無神経の極み』って叩かれるよ。新型コロナウイルスは世界に拡大し、各国が対応に目の色を変え、終息の目処も立たない中での能天気さなんだ。人がバタバタ死んでるのに、祭りの日程を発表するバカがどこにいるんだよ」

※落語家・立川談四楼氏のツイート(2020年3月31日)
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1244828836451086336

 作家の平野啓一郎氏は次のようにツイートしています。

 「とにかく、五輪どころじゃない。日本政府が、『長期戦』という抽象的な表現にとどめ、新型コロナとの戦いを、年単位の具体的な数字を示して国民に説明できないのは、来年の五輪と矛盾するからだろう。中止しないと、ずっとこれが続く。危険」

※作家・平野啓一郎氏のツイート(2020年3月31日)
https://twitter.com/hiranok/status/1244777709177196545?s=20

 また、英国在住の免疫学者・医師で、たびたび、Yahooニュースに英国の新型コロナウイルス対策を踏まえた秀逸な論考を寄稿している小野昌弘氏は、次のようにツイートしています。

 「1年でコロナ流行が終息すると思うのは甘すぎる。英国は現在の第一次封鎖が6ヶ月間になる可能性が予告されており、その後も2年以上にわたり感染爆発の波が襲う可能性に備えている。こうして流行の波が世界中で来年以降まで遷延する可能性が高くなっているというのに、何を寝ぼけた事を言っているのか」

※小野昌弘氏のツイート(2020年3月30日)
https://twitter.com/masahirono/status/1244570281638858756

 英国では、2年以上に渡り、感染爆発の波が襲う可能性を政府として想定して対策を打っています。オリンピックは日本国内だけのイベントではありません。世界中から選手・関係者と観客がやってきます。世界は感染終息が1年で済まないことを、その感染対策の中ではっきりと示しているのです。

 こうした中で昨日、五輪の東京への招致を巡って以前から疑念がもたれていた「裏金」の存在について海外メディアからの報道がありました。

※東京五輪招致で組織委理事に約9億円、汚職疑惑の人物にロビー活動も(ロイター、2020年3月31日)
https://jp.reuters.com/article/olympics-2020-lobbying-idJPKBN21I0RP

 東京への招致を巡る汚職疑惑は以前からフランスの検察が捜査を進めていましたが、日本の組織委員会の理事である高橋治之・電通元専務が日本円にして約9憶9000万円を受け取り、IOCのラミン・ディアク元委員らに対する接待など、ロビー活動に使用していたということが判明しました。ロイターが銀行口座の取引明細書などを入手したことから明らかになったようです。

 また、高橋氏だけでなく、森喜朗元首相が会長をつとめる団体にも資金が渡っていることなども確認されています。森喜朗氏の尋常とはいえない東京五輪開催への入れこみ方は、スポーツを愛する純粋な動機だけではなく、カネがらみの不純な動機も混ざっている可能性がでてきました。これから東京オリンピックの「闇」が更に明るみになっていく可能性があります。その「闇」は何としても暴かれるべきです!

 捜査の手が迫っているために、安倍政権や小池都知事は、「できるだけ早く」オリンピック・パラリンピックを実施してしまおうと「やり逃げ」を図っているのかもしれません。しかし、ただ働きのボランティアや不衛生な海でのトライアスロンなど、既に様々な問題が噴出している上に海外から非難や疑念のまなざしがますます厳しくなり、東京での開催に対する障壁はますます高くなってきたと言えるのではないでしょうか。

 IWJは「『東京オリンピック裏金問題』徹底追及シリーズ」として、4本の【IWJ検証レポート】と、仏紙『ル・モンド』のスクープを記事にしています。こちらもぜひ、あわせてご一読ください。

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第1弾!国際的大スキャンダル発覚!疑惑告発の”発火点”となった報道を一挙仮訳! 2016.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/302346

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第2弾!竹田恒和JOC会長、2億3千万円の使途について「確認していない」とア然答弁!民進党・玉木雄一郎衆議院議員による質疑全文掲載! 2016.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/302352

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第3弾!IOC委員への「贈賄」疑惑で日本の検察は動くのか?オリンピック「返上」の可能性は?元検事・落合洋司弁護士に直撃取材! 2016.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/303087

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第4弾!「ペーパーカンパニー」疑惑の「ブラック・タイディングス社」と電通の関係は!? 世界反ドーピング機関報告書に登場するスイスの電通子会社の役割は!?電通本社に直撃取材! 2016.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/303632

※【IWJ検証レポート】東京五輪招致不正疑惑問題について、仏紙『ル・モンド』が新たなスクープ! 日本のメディアが総スルーする「電通」関与の動かぬ証拠とその手口! 2018.3.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/413827

■「佐川局長指示は新しい事実と評価すべき」!「政府の中で新しい事実を検証すべき」!「再調査をしないのなら、これが新しい事実ではないと言う必要がある」! 自民党、石破茂元防衛相が記者会見で注目発言!

 森友学園問題で、財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんが、2018年3月7日に自ら死を選びました。安倍昭恵総理夫人が名誉校長を務めていた小学校への、国有地を8億円も値引きしての払い下げに関する決裁文書について、改竄を担当させられたことを苦にしてのものでした。

 2020年3月18日、赤木氏の遺族である夫人が原告となり、国(代表者:三好雅子=森雅子法務大臣)と佐川宣寿氏(さがわのぶひさ:国有地売却当時は財務省理財局長、のちに国税庁長官を経て退官)を相手取って、1億1000万円超の損害賠償の民事訴訟を大阪地方裁判所に起こしました。

 告訴にあたり、赤木夫人は赤木俊夫さんが残した手記を公表しました。赤木俊夫さんは、財務相本省の指示により近畿財務局が決裁文書を改竄させられた経緯について、関係者を実名で、克明に書き残しています。

 IWJは、赤木俊夫さんの手書きメモを含めた手記を全文公開しています。

※「すべて、佐川理財局長の指示です」~森友学園との土地取引文書改竄に加担させられ自殺した財務省近畿財務局職員・赤木俊夫氏の直筆の手記を全文公開! 赤木氏の妻が国と佐川宣寿元理財局長を提訴!! 2020.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470179

 赤木俊夫さんの手記は社会に大きな衝撃を与え、その衝撃は現在も続いています。赤木夫人は、赤木俊夫さん自死の真相究明を求めて、佐川宣寿元理財局長と国を被告とする民事訴訟を提訴しましたが、同時に、有識者による第三者委員会を立ち上げ公正中立な調査の実施を求めて署名活動も展開しています。

 この署名が3月31日現在で、24万人を突破しているのです。社会の衝撃の大きさと政権への怒りの大きさがうかがわれます。

※私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!
https://www.change.org/p/%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%A4%AB-%E8%B5%A4%E6%9C%A8%E4%BF%8A%E5%A4%AB%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%87%AA%E6%AD%BB%E3%81%AB%E8%BF%BD%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%9C%89%E8%AD%98%E8%80%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%A7%8B%E6%88%90%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%AC%AC%E4%B8%89%E8%80%85%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92-%E5%85%AC%E6%AD%A3%E4%B8%AD%E7%AB%8B%E3%81%AA%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%82%92%E5%AE%9F%E6%96%BD%E3%81%97%E3%81%A6%E4%B8%8B%E3%81%95%E3%81%84?recruiter=852759&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=psf_combo_share_abi&utm_term=share_petition&recruited_by_id=2cf24c70-1b46-0130-0ead-00221968d0e0&utm_content=fht-21144315-ja-jp%3Av4

 一方、安倍政権は、森友問題を終わったことにしようとしています。安倍総理は、3月28日の総理記者会見で、赤木俊夫さんの手記が公開されたことによって再燃した森友問題について、記者に「『第三者委員会』を設置して再調査しないのか」と問われ、「大変痛ましい出来事でお悔やみ申し上げる」、「国民には説明責任を果たしていかなければならない」と述べるにとどまり、第三者委員会による再調査については言及しませんでした。

※安倍内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2020年3月28日)
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0327kaiken.html

 一人の人間の命を自己保身のためにこれだけ軽く扱う安倍政権が、新型コロナウイルス対策で、国民の命一人一人を真剣に守るとは到底思えません。

 総理記者会見の2日後の3月30日に、石破茂元防衛相が日本外国特派員協会(FCCJ)の主催の記者会見を行いました。石破氏は2018年の総裁選で、党員・党友による地方票で45%を獲得し、地方の自民党員・党友の政権批判票を集めたことで注目されました。

 石破氏は、この会見の質疑応答の中で赤木俊夫さんの痛ましい事件について、きわめて注目すべき発言を行っています。

 「赤木夫人が独立した第三者員会を設置して再調査を求めているが」と問われた石破氏は、次のように答えています」
「政府の中で今回の手記の中に検証すべき新しい事実があるという評価がなされたとすれば、本来は政府の中ですべきことだと思います。私が知る限りは、具体的な名前が出てきたということ、佐川局長の明らかな指示によるものだという記述があるところからすれば、それは新しい事実と評価すべきものではないかと思いますが、政府において、それ(再調査)をやらないこということなれば、それは新しい事実ではないと言うことが必要になってくるだろうと思います」

 このように、赤木さんの手記になる佐川局長の指示だったという記述は、政府内で検証すべき新しい事実であると石破氏ははっきりと述べています。このほかにも、赤木夫人の求める第三者委員会のあり方について、国会の関与を求め、行政の権力をチェックすやり方を示唆するなど、突っ込んだ提案も行っています。

 石破氏の記者会見は、赤木さんの事件のほかにも、自分のプロテスタント信仰と政治の関係や、「記者クラブ制度は日本の民主主義にとっていいこととは思っていない」という発言や日米地位協定に関して「日米安保条約の非対称性の是正とは別個に改定可能であり、また改定すべきだ」と述べるなど、非常に注目すべき発言を多く含んでいます。

 現在、石破氏の記者会見は、以下のURLから全篇動画をオープンでご視聴いただけます。安倍政権によって行政権が肥大化し変質した自民の中で、三権の相互チェックの役割を強調し三権が有効に機能するように孤軍奮闘する石破氏の記者会見をぜひご覧ください。

※東京オリンピックが1年延期となったが、世界中で新型コロナウイルスが収束した結果としてオリンピック開催が可能になる。開催自体が自己目的化してはダメだ~3.30日本外国特派員協会主催 自由民主党 石破茂 衆院議員 記者会見 2020.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471205

 IWJが報じた赤木俊夫さんの手記については、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。

※改竄も職員の死も、すべての責任は安倍総理大臣にある!真実は明らかにされねばならない!野党4党による「森友問題再検証チーム」発足。~3.18 「森友問題再検証チーム」記者会見 2020.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470215

※自殺した近畿財務局職員・赤木氏の遺族から提訴された件について、森法務大臣『現時点で訴状の送達を受けていないので、この裁判についてのコメントは差し控えさせていただきます』!!~3.24 森雅子法務大臣 定例記者会見 2020.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470654

 また、石破氏が「日本の民主主義にとっていいことではない」とまで批判した日本の記者クラブ制度問題については、3月27日に岩上安身が浅野健一氏にインタビューを行っています。こちらもぜひ、あわせてご視聴ください。

※「声帯を失う前にIWJで日本の記者クラブ問題を話したい!」岩上安身による咽頭がんに立ち向かうジャーナリスト浅野健一氏インタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470970

■医療分野の開放、年金の投機的運用への変更、長年の米国からの要求を受け入れた安倍政権! 3月の「岩上安身のIWJ特報!」は、昨年6月17日に収録した「岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー」を発行しました! フルテキストに詳しい注釈付きです。ぜひまぐまぐでメルマガの登録をお願いします!

 メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、3月分として、先月に引き続き、昨年6月17日に収録した「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー」をフルテキスト化し、詳細な注釈をつけて、発行しました。

 坂本氏は、「産業の空洞化」の現実と日本の「新・属国化」について、大著『空洞化と属国化 日本経済グローバル化の顛末』(新日本出版社、2017年 https://amzn.to/30HIK7h)をお書きになっています。
 
 昨日発行した第465号(その23)では、安倍政権が米国の要求に従い、日本の医療分野を外資に売り渡してきたことを取り上げています。

 1993年の日米包括協議によって、米国は日本の医療品など医療分野への外資の参入を押し付けてきました。さらに2004年には、日米投資イニシアティブによって、医療サービス分野において「営利法人」による参入機会の拡大も要求しました。

 この要求に対して安倍政権は、病院経営に持ち株会社を解禁し、混合診療も拡大して高薬価維持を実現しました。

 坂本氏は「日本は、新薬を導入した後に毎年審議会で価格を低下させるしくみになっているんですが、米国は、最初の規制撤廃要望書から、価格を低下させるな、高いまま維持しろ、高価格に設定しろと、言い続けてきましたね。病院経営に、あれもこれも経営する持ち株会社を解禁しろということも。

 日本の医療費拡大の大きな原因が、この薬価。老人が増えるから医療費がかかるとか、老人ばかりが責められていますけれども、薬価の比重がどんどん高くなっているせいなんです」と語っています。

 さらに第466号(その24)では、安倍政権がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用方法を従来の日本国債重視の安全運用から、株式25%、外国株25%、外国債券を15%と、投機的な運用方法に変更したことに言及しました。

 これについて坂本氏は「これも米国からのかねてからの要求でした。1995年の日米包括協議の『金融に関する合意』で、米国は年金基金の運用を投資顧問会社に委ねることを日本に強制。翌年以降は毎年の「要望書」で合意の早期実現を迫ってきました。運用比率を拡大しろ、リスク投資を容認しろと、よくもまあこんな細かいことまでと思うくらい、毎年毎年要求し続けてきました」と指摘しました。

 そして、これらの理不尽な要求をすべて、米国の利益代理人のごとく受け入れたのが安倍政権なのです。

 詳しくはぜひ、「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!
 
※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額880円、初月無料)
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

 「IWJ特報!」のアーカイブは、サポート会員の方はすべて無料でお読みいただけます。サポート会員への切り替えもぜひご検討ください!

※シリーズ: IWJ特報
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwj-dispatch

※会員種別の切り替えはこちらから(ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/changerank.php

※会員登録がまだの方へのご案内はこちらです。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 「岩上安身による坂本雅子氏インタビュー」は、下記URLよりご視聴ください。

※電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 2019.6.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450800

■<新記事紹介>感染拡大が予断を許さない今だからこそ、政府の取った対策の検証と代替案の検討が必要! 「【特別寄稿】安倍総理が特措法改正にこだわったのは『後手後手の対応』をごまかすもの! 野党が非忖度型の専門家集団『クライシス・マネージメントチーム』の新設申し入れ!」をご覧ください!

 政府が閣議決定し、3月13日に国会で成立した「新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案」の狙いはコロナに迅速的確に対応するためではなく、後手後手対応を事後的に糊塗するものでした。

 今回の新記事では、こうした観点から、ジャーナリストの横田一氏が、野党に「抱き付く」ことで安倍政権の対応の遅れをごまかすことに成功した、特措法改正の経緯を検証するとともに、「全部失敗してきた専門家」に代わる「非忖度型」の専門家集団「クライシス・マネージメントチーム」新設の提案について検討した寄稿をアップしました。

 特措法改正は3月4日、安倍総理の要請による野党党首会談で一気に具体化しました。当初から立憲民主党の枝野幸男代表や国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の志位和夫委員長らは、旧民主党政権時代に成立した現行法で対応可能と主張しました。

 しかし安倍総理は「原因となる病原体が特定されていることなどから、現行法に適用することは困難」と反論。与野党で見解のギャップが埋まらないながらも審議自体には応じることでは一致し、早期成立となったのです。

 野党に「抱き付いた」安倍総理の策略は見事に的中。非常事態宣言への懸念などから共産党やれいわ新選組は反対、山尾しおり衆院議員(後に立憲民主党を離党)をはじめ、共同会派からも反対や欠席をする議員が相次いで野党の分断に成功しました。その一方で、総理自らは翌14日の会見で改正法成立をアピール、「やっている感」演出をする晴れ舞台に登場することができたのです。

 その後、内閣支持率が前月比で8.7%(3月16日の共同通信)もアップしたのは、野党を踏み台にした政治的パフォーマンス(安倍総理ワンマンショー)の大成功を物語るものでした。

 本来なら野党は、新感染症ごとに法改正をする悪しき前例を作ることにもなる、特措法改正に対して不要論で結束し、より緊急性の高い検査法関連法案の「抱合わせ成立」や、新たな専門家集団が加わった「日本版CDC」(岩田健太郎・神戸大学教授らが提案。後述)創設や、非常事態宣言濫用を防ぐ「国会事前承認」(山尾氏らが主張)を政府に突き付ける必要があったのです。

 しかし実際には、こうした要求事項を受け入れさせる成果を野党は上げられないまま、総理に見せ場を提供して利用されるだけに終わりました。

 その「A級戦犯」は、野党陣営の司令官役を果たすべき枝野幸男・立憲民主党代表に違いありません。抱き付いてきた安倍首相にパンチを繰り出して成果を勝ち取るのではなく、「こうした問題で駆け引き、取り引きをするつもりはありません」「この法律のことは党首会談で話をしたので、後は現場に任せています」(3月5日の記者会見)とあっさり政治休戦を受け入れたのです。

 「国難なのに協力しないのはケシカラン」といった批判を恐れて、野党一丸となって安倍政権の非科学的な対応を是正させる絶好の機会を逃したといえます。

 特措法改正案は成立する一方で、野党が提出の検査法関連法案(「新型コロナウイルス感染症検査の円滑かつ迅速な実施の促進に関する法律案」)は店晒し状態が続き、科学的根拠に基づいた対応策実施や非常事態宣言濫用防止に欠かせない「日本版CDC」創設についても具体化していません。特措法改正を利用した総理独演会(政治ショー)が華々しく発信された中で、積み残された緊急課題に目を向ける必要があります。

 新記事ではこれらの視点をふまえて法改正経緯の検証と、「クライシス・マネージメントチーム」について検討しています。

 一方、感染症の専門家、岩田健太郎・神戸大学教授は、クルーズ船に乗り込むものの1日で厚労副大臣に下船させられ、2月19日に「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19 製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか」と題する動画を投稿。船内のずさんな対策の模様を社会に発信して話題となりました。岩田教授が動画投稿ののち、原口国対委員長ら野党国会議員と電話会議(共同会派ヒアリング)を行った模様を参考資料として紹介します。

 なおIWJでは、岩田教授が野党ヒアリングと同時期、2月20日に日本外国特派員協会で行った記者会見の動画を下記で記事化しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

※日本外国特派員協会主催 岩田健太郎氏(神戸大学教授)記者会見 ―「ダイヤモンド・プリンセス号に乗船して」 2020.2.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468111

 コロナ感染拡大が予断を許さない現在だからこそ、政府の取った対策の検証と代替案の検討が必要です。ぜひご覧ください。

※【特別寄稿】安倍総理が特措法改正にこだわったのは「後手後手の対応」をごまかすもの! 野党が非忖度型の専門家集団「クライシス・マネージメントチーム」の新設申し入れ! 2020.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471291

■昨日の大臣会見報告

 昨日3月31日、IWJ記者は河野太郎防衛大臣と赤羽一嘉国土交通大臣の定例記者会見に出席し、新型コロナウイルスに関する質問を行いました。

【1】「コロナの問題について、米軍とは緊密にやり取りをしている。中東へ派遣中の護衛艦「たかなみ」あるいは「はるさめ」について、感染者が発生した場合どうするか、対応策は考えている。」~3.31 河野太郎 防衛大臣 定例記者会見

IWJ記者「コロナ関係で2点、質問致します。

 自衛隊と在日米軍が、演習や会議などで密接に関わる機会が多いと思いますが、お互いの新型コロナの感染に関する情報について、どの程度までの情報を共有されているのか、教えて下さい。

 もう一点、中東に派遣中の海上自衛隊の船に感染者が出た場合などを想定して、コンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)というものが策定されていると理解していますが、このコンティンジェンシープランというものを一般の国民は閲覧できないのでしょうか?」

※「感染者発生時に従うべき『コンティンジェンシープラン』は各基地等で作成済み。護衛艦『たかなみ』には感染者隔離用スペースが設けられている。必要な場合、陸上の病院に輸送する」~3.17 河野太郎 防衛大臣 定例記者会見 2020.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470069

河野太郎防衛大臣「米軍とはかなり緊密にコロナの問題について、やり取りをしています。

 護衛艦『たかなみ』、あるいは、『はるさめ』について、感染者が発生した場合、どうするかという対応策は考えておりますが、その際の相手国から公表の了解を得ておりませんので、 公開しておりません」

IWJ記者「先ほど、コンティンジェンシープランが閲覧可能かどうかという質問をしたのですけども、それをご回答いただけていなかったので聞かせていただければと思います」

河野防衛大臣「相手国の了解がないので公開しておりません」

 IWJ記者は、「米軍との情報共有がどの程度されているのか教えて欲しい」という点と、「自衛隊内の緊急時対応計画は閲覧できないのか」という2点について質問しましたが、河野大臣の答えは、なぜか自衛隊内の緊急時対応計画の閲覧は「相手国の了解がないので公開していない」という、要領を得ないものでした。これは、自衛隊内部の行動計画の策定であれ、その開示であれ、米国の了解のもとで行われることで、米国の了解がなければ、主権者であるはずの国民への情報開示は行わない、と言っているようにしか理解できません。

 自衛隊は、やはり米国または米軍の直属の部隊であって、忠誠を誓っているのは、ワシントン、あるいはペンタゴン、いやそれよりずっと下部のアジア太平洋司令部、なのかもしれません。

※「コロナの問題について、米軍とは緊密にやり取りをしている。中東へ派遣中の護衛艦『たかなみ』『はるさめ』について、感染者が発生した場合どうするか、対応策は考えている」考えてはいるが国民に何も説明なし⁉︎~3.31 河野太郎 防衛大臣 定例記者会見 2020.3.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471336

【2】自動運転車に貼付するステッカーを決定。一方、新型コロナウィルス対策について混雑緩和策の一部成果を報告するも、さらなる緩和策はなし!~3.31 赤羽一嘉 国土交通大臣 定例記者会見

IWJ記者「新型コロナウイルスの国土交通省の対応について、おうかがいします。

 ロックダウンの際、物流に関して何かありますか?

 通勤通学に利用される満員電車が、密接状態で危険な状態にありますが、今後、どのようにされるのでしょうか? テレワークや時差通勤の実施によって、混雑緩和されているとはいえ、限界があるのではないかと思います。

 この対処として公共交通機関を深夜に、例えば、1時間に1本増やすなど、できないでしょうか? 時差のある海外とのやり取りの職種などで、深夜帯に通勤ができるようになると、混雑も分散型になると思われます。大臣のご意見を聞かせてください」

赤羽一嘉国土交通大臣「公共交通機関に対しての感染防止対策、これまで取ってきたことの説明は必要ですか?」

IWJ記者「具体的になにかあれば」

赤羽国交大臣「ずいぶんやってきておりまして。

 まず、二問目からいきます。不特定多数が使う公共交通機関の分野においてですが、国交省として、これまで累次にわたって、関係業界団体等に、要請を行って、感染拡大防止対策の徹底を図っているところもございます。

 これも何回かここでも申し述べさせていますが、それぞれの乗務員の皆さん等に対しましては、マスクの着用、手洗い、うがいの励行、とまた、検温等によって、健康状態の把握をしていただいて、発熱や咳等の症状がある場合には、速やかに乗務は中止すると。そして医療機関への受診を求める、と。休みやすい環境を整備してほしいということを徹底していただいております。

 また、利用者に対しましても、駅それぞれにアルコール消毒液の設置をすすめておりますので、こうしたことをポスター掲示ですとか、車内放送等によって、アルコール消毒の励行、また、マスクの着用、手洗い、また、テレワーク、時差出勤の推進の呼びかけも積極的に実施をしているところでございます。

 このテレワーク、時差出勤の実施も、先月の20…何日だったかな? 三大臣で、経済産業大臣と厚生労働大臣とわたくしで、経済団体三団体プラス、連合のトップの皆さんに、面会を致しまして、この、時差出勤とテレワークを本格的に実行していただきたいと、いったことを行ったところでございます。

 このことについては、今、経過措置をみておりますけれども、JR山手線でいうと、すぐ、状況が2割から3割、減少となっている状況がみえてきて、この近々では35%から4割近くの軽減がみられているということで、効果は確実に出ていると思っております。

 加えまして、新型コロナウイルス対策の専門家会議の皆さんの見解も踏まえまして、鉄道とかバス、車両における換気の励行が大変、重要だとのことでございますので、換気の励行をすることも、鉄道事業者、バス事業者にも徹底をお願いしているところでございます。

 こうしたことは一定の成果も出ていると思いますが、また明日から新年度が始まりますし、この春休みが明けると学校が再開されるところも多いと思いますので、公共交通機関における、満員な状況にならない緩和のことはしっかり対策を進めてゆきたいと考えております。

 一つ目は、物流に対して。これは3月14日に施行された新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正によって、公共交通事業者の責務として、旅客等の運送を適切に実施するために必要な措置を講じることで、必要な公共交通の機能を確保することが基本とされておりますが、これは物流も一緒でございまして、同法では、貨物の運送も適切に実施するために、必要な措置を講じなければならない、と定めておりますので、こうした法律にもとづいて国交省も対応していきたいと考えております」

※自動運転車に貼付するステッカーを決定。一方、新型コロナウィルス対策について混雑緩和策の一部成果を報告するも、さらなる緩和策はなし!~3.31 赤羽一嘉 国土交通大臣 定例記者会見 2020.3.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471340

■<★タイムリー再配信★>「選手村を感染者の一時滞在施設に」という美談?に隠される都有地不正払い下げ疑惑!? 五輪選手村跡地にタワマン林立プロジェクトの影で1300億円の都有地が9割引きの129億で叩き売りされていた!? 本日午後8時より「岩上安身によるインタビュー 第776回 ゲスト 『晴海選手村土地投げ売りを正す会』元東京都職員 市川隆夫氏!(後編)」を再配信します! YouTubeへのチャンネル登録もお願いします!

 昨日再配信した、東京五輪の選手村跡地にできる分譲マンション「晴海フラッグ」に関する岩上安身のインタビューの「後編」を、本日夜8時から再配信しますので、改めて繰り返しお伝えします。

 2020年夏の東京五輪の開催延期を受け、複数のメディアが報じ始めているのが選手村跡地にできる分譲マンション「晴海フラッグ」です。同マンションは選手村として使用された後に改修され、2023年から入居が開始される予定とのこと。しかし、五輪開催の延期によりこの分譲マンションの引き渡しが遅れるというのです。

※選手村マンション引き渡し遅れも 晴海フラッグ、東京五輪延期で(東京新聞、2020年3月23日)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020032301002546.html

 また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、小池百合子東京都知事は3月27日、この選手村を感染者の一時滞在施設として活用する案を明らかにしたことでも、注目されるようになりました。

※選手村、コロナ患者の一時滞在施設に 小池知事が提案(朝日新聞、2020年3月27日)
https://www.asahi.com/articles/ASN3W4VWQN3WUTIL01M.html

 しかし、この都有地にある選手村跡地のマンションが、相場の10分の1という巨額の値引きで、ディベロッパーに払い下げられたことを、大手マスコミはほとんど報じていません。

※五輪選手村マンション用地 「調査報告書」全文入手でわかった「不透明」格安払い下げ(週刊文春 2019年5月2・9日号)
https://bunshun.jp/articles/-/11657

※特集 オリンピック選手村疑惑(全日本民医連、2019年7月5日)
https://www.min-iren.gr.jp/?p=38119

 払い下げられたのは、東京都中央区晴海にある都有地13.4ヘクタール(東京ドーム3個分)。この土地は、2020年東京五輪の選手村を作るための場所として、総額129億6000万円でディベロッパー11社からなる企業グループに払い下げられましたが、なんとその払下げ価格は適正価格にすると約1300億円にもなるというのです。実に、1200億円もの値引きがされた計算になります。

 大阪府豊中市の国有地が払い下げられた「森友学園」問題では8億円の値引き、「加計学園」問題で無償譲渡された今治市の市有地は約37億円でした。しかし、これらの値引きとはけた違いの値引きが、東京五輪選手村の跡地で行われていました。

 2017年8月24日、IWJ代表の岩上安身はこの問題をめぐり、元東京都港湾局職員で現在、「臨海都民連」事務局長の市川隆夫氏にインタビューをしています。

 晴海の土地払い下げの問題点は、値引き額の大きさだけではありません。実は、選手村として使われたマンションは2020年の東京五輪の後、富裕層向けのマンションとして改修されるのです。つまり、11社のディベロッパーは、破格値で都有地を手に入れたのち、富裕層向けに売却することで、差益で大儲けというわけです。都有地ということは都民の財産だったはずで、それが民間企業に破格値で払い下げられるということは、都民にとっては大損です。

 市川氏はインタビューの中で、「ロンドンでは五輪後、選手村の半分を公的住宅にした。東京五輪の場合は、大会後に公的住宅として利用する住宅が1棟もない」と、公益性も公共性もない都のやり方にため息をつきました。

 都や11社のディベロッパー(三井不動産レジデンシャル、NTT都市開発、新日鉄興和不動産、住友商事、住友不動産、大和ハウス工業、東急不動産、東京建物、野村不動産、三井不動産、三菱地所レジデンス)は一体、この問題をどう説明するのでしょうか? IWJは都や11社のディベロッパーに直撃取材をしました。回答は、インタビュー内で岩上安身が紹介しています。

 市川氏も所属する「晴海選手村土地投げ売りを正す会」のメンバーらを含む請求人58名は、都が不当な安値で土地を売却したとして2017年8月17日、小池百合子都知事を被告に住民訴訟を東京地裁に提訴。「小池都知事は、当時の舛添要一・前都知事に対し、土地の適正価格と売却額(129億6000万円)の差額相当額の賠償を求めよ」と迫りました。

 さらに、こうした都の臨海部開発政策は、日本の人口減少の現実と合わない、めちゃくちゃな「政策」のほんの一部でもあります。人口転入が続いている中央区などの湾岸部でも、すでに17万戸もの空き家が出ています。人口が減っているというのに、住宅だけは作り続けるというムチャクチャな住宅政策を続けていくと、日本中で空き家が増え続けていくことになるでしょう。空き家がさらに増えることは確実であり、それは住宅全体の資産価値を押し下げていきます。

 住宅ローンを組んで家やマンションを購入したものの、失業などでローンが払えなくなり、売りに出そうとした時、驚くほど値がつかない、ということになりかねません。

 また、空き家や空き地が増えると、賃貸マンションやアパート経営のために投資した人は、家賃を値下げしても借り手が見つからず、ローンが破綻するケースも出てくるでしょう。それが大規模に顕在化すれば、不良債権がかつてのバブル崩壊直後のように積み上がり、金融危機をもたらすことになります。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 こうしたアベノミクスのもとでの、ムチャクチャな住宅や不動産に関する政策がもたらす問題について、岩上安身は、不動産コンサルタントの長嶋修氏や、エコノミストの田代秀敏氏にインタビューを行っています。ぜひご覧ください。

※都心湾岸地域の地価がバブル期以上の上昇を見せる裏で、日本全体はアベノミクスの「異次元緩和」で空き家が急増!? 岩上安身によるインタビュー 第766回 ゲスト 『不動産格差』著者・長嶋修氏 2017.7.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/393337

※失敗したアベノミクス・異次元金融緩和の副作用!? 人口減少にも関わらずバブル化する不動産市場・サブリース契約の地獄!~日銀が発表した英語論文の謎に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第879回 ゲスト 田代秀敏氏 第2弾! 2018.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426176

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 「約50年都庁で働いたが、こんなでたらめは他になかった」

 こう語り、問題の深刻さを強調した市川氏ですが、晴海の土地払い下げ問題をマスコミで目にしたことのある方は、ほとんどいないのではないでしょうか?

 つまり、この岩上安身のインタビューは、当時まだほとんど世間で知られていない問題を扱った、ほぼ独占スクープのインタビューとなりました。

 このインタビューを前後編に分け、昨日午後8時半より前編を再配信しました。本日は後編を、冒頭のみオープンで、その後は会員限定で再配信いたします。ぜひこの機会に会員登録の上、ご視聴ください!

—————

【タイムリー再配信 591・IWJ_Youtube Live】 20:00~
「五輪選手村跡地にタワマン林立プロジェクトの陰で1300億円の都有地が9割引きの129億で叩き売りされていた!? 岩上安身によるインタビュー 第776回 ゲスト 『晴海選手村土地投げ売りを正す会』元東京都職員 市川隆夫氏!(後編)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

—————

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 再配信はYouTube Liveで行います。YouTubeのチャンネル登録者が増え、動画の視聴回数が増えれば、広告料も入り、IWJの財政安定の助けになります。まだ登録されていない方は、この機会にぜひご登録をお願いします!

※YouTubeチャンネルはこちらから(右側の赤いチャンネル登録という項目をクリック!)
https://www.youtube.com/channel/UCO6c-ejeQxxKArNHWieU2OQ

■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します!地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能。コロナ感染リスクが高い東京の「通勤ラッシュ」も避けられます!! ぜひご応募ください!

 IWJではテキスト班、動画班、事務ハドル班などの一部で、コロナウイルスショックに見舞われる前から、在宅テレワークでの働き方を進めています。

 テキスト班は、リサーチや記事執筆、岩上安身のインタビューのパワーポイント作成や、この日刊IWJガイドの執筆などを在宅でお願いしています。

 動画班では、お住いの地域での中継スタッフをお願いします。動画編集が得意な方であれば、在宅でYouTubeのIWJアカウント「Movie Iwj」用の動画編集をお願いいたします。

 事務ハドル班は、岩上安身のインタビューのアポイントやIWJの日々の中継の手配、取材交渉などを、在宅でお願いいたします。

 首都圏近郊にお住まいであれば、週のうち何日かは事務所に出勤、残りは在宅テレワークという働き方も可能です。東京から離れた、通勤はまったく無理な地方の方も、在宅テレワークで働くことが可能です。

 また、IWJには借り上げ社宅という制度もあります。都内のIWJの事務所の近くに会社が借り上げたワンルームマンション等に、住居費の半額を支払って住み、通勤時間ゼロで仕事をすることができます。

 東京は家賃が高く、安い家賃の物件を探そうとすると、都心からかなり離れないと見つけられません。そのために他の都市圏では考えられないほどの超長時間の遠距離通勤が「当たり前」とされているのです。

 しかも、通勤時間帯では、他の地方では考えられないほどのラッシュとなり、「換気の悪い、密閉空間」に閉じ込められるわけで、コロナ感染のリスクがきわめて高い状態にさらされ続けることになります。その点からも、満員電車のラッシュは避けるに越したことはありません。

 地方にお住いの方でも、また、首都圏でも都心までは遠距離で毎日通うのは大変、という方でも、ぜひご応募ください!

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 進路として、報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、上記応募フォームより、ぜひご応募ください!

■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します! 時給1400円~にアップしました! 映像編集ソフト(Premiere, Aftereffect)やhtml、cssの知識、WordPressの実務経験ある方を歓迎します!

 現在、IWJではYouTubeに力を入れています。動画班では、撮影だけでなく、動画の編集経験者も募集しています。

※Movie Iwj
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos

 映像編集ソフト(Premiere,Aftereffect)での実務経験のある方を歓迎します。IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトのスキルがあればなお可です。

 経験・技術のある方は、これまで時給1300円からのスタートでしたが、時給1400円からのスタートにアップしました!

 また、ウェブ班でもYouTube動画のサムネイルデザインなどを行っています。

 ウェブ班で必要なスキルは、html、cssの知識およびWordPressでの実務経験ですが、IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトが扱える方は歓迎します。php、javascriptなどが使える方も歓迎します。

 面談の際に、履歴書と成果品(作品)を持参してください。

 取材内容を把握し、必要なカットを無駄なくつなぐ編集センス、視聴者の目を引く効果的なサムネイルデザイン、発言者のセリフを伝える字幕、場面を盛り上げる効果的な音楽などでIWJのYouTubeアカウントを盛り上げてください!

■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任を持って携わっていただける方の時給は、これまで1350円からのスタートとしていましたが、新年より1500円からのスタートと、大幅にアップすることにいたしました!

 パワポ作成には書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集しています。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業は、パワポ作成の担当にかかわらず、すべてのテキスト班スタッフの共通の仕事となります。パワポ作成には関われないが、他のテキスト班の業務は可能という方は、時給1300円からのスタートになります。

■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~

 IWJではカメラを持って現場へ行き、中継と取材を行う記者を募集しています。機動力が求められますので、運転免許をお持ちの方、特に運転に慣れている方は大歓迎です。体力のある方であれば、男女は問いません。

 動画未経験の方は時給1100円からのスタートになります。また、取材した動画に添える記事も書ける方は、時給1200円からのスタートとなります。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~

 事務班は電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、イベント開催の準備など、IWJの中核となる岩上安身のスケジュール管理という、まさに屋台骨となる重要なお仕事です。

 ハドル班は岩上安身以外の記者・カメラマンの中継のアポ取りや取材の手配をしたり、再配信や録画配信の予定を立てるのが主なお仕事です。こちらのお仕事の希望者も募集しています。IWJのヘビーユーザーで過去のコンテンツをよく知っているという人には有利な職種です。

 時給1150円からのスタートですが、特にスケジューリングの実務経験のある方、企業の秘書・マネージャー業種の経験のある方は、時給1200円以上からのスタートと、さらに優遇します!是非ご応募ください!

■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!

 コロナウイルスが蔓延して、日常生活においても感染が心配な日々が続きますが、IWJでは、スタッフが一律に定刻に出社退社するという制度になっていません。創業期からですが、機能的に仕事をするために無意味な通勤ラッシュを避けて時差通勤を徹底しています。また、体調が悪いが欠勤するほどではないという時などは、職務内容にもよりますが、柔軟に在宅テレワークに切り替えることも、かねてより実践しています。

 そしてもう一点、残業代不払いは一切なし! 同時に無駄な会議もありません! ホウレンソウや引継ぎ等は、おおむねメーリングリストやメール、LINEなどですませています。スタッフが総勢顔をそろえて延々と無駄な会議をやることも、意味のない形式だけの朝礼をすることもありません。無駄な時間は使わず、集中して業務に取り組み、チームワークを発揮するというのがIWJのポリシーです。

 すべての班に共通して、スタート時はアルバイトとなりますが、実績次第で契約社員、正社員への昇格が可能です。正社員の定年は65歳で退職金も会社として積み立てています。

 また、通勤交通費や業務中に移動した交通費、および仕事上必要になった経費やカメラ・PCなど必要な備品も会社が別途支給します!

 なおIWJでは、全職種で、残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。

 メディア業界はどこも、「裁量労働制」(注)をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。

 IWJでは、記者職・編集職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、6時間ごとの休息もとらせ、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代不払い」などは一切ありません!

(注)「裁量労働制」は何時間働いても一定時間の労働と「みなす」制度です。専門職など労働者の裁量で時間管理するとされますが、経営側に都合の良い「定額働かせ放題」になりがちなのが実態です。「みなし残業」も、何時間残業しても一定時間の残業と「みなす」制度です。「固定残業代」というのも同じです。要するに労働者を長時間「働かせホーダイ」にし、その賃金を支払わずにすませるトンデモない制度なのです。

 裁量労働制の問題については、岩上安身による明石順平弁護士へのインタビューをご覧ください。

※「低賃金・長時間労働」その結果としての「過労死」の元凶は「残業代不払い」!! ~「裁量労働制」が労働者を殺す!~岩上安身によるインタビュー
第979回ゲスト『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465264

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、永田由美、城石裕幸、磯貝哲男、木原匡康)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/