虐待・性搾取被害少女を支援する仁藤夢乃氏らが大量の悪意のデマ記事で「サイバーハラスメント」を繰り返す男性を提訴!~11.29 Colabo(若年女性支援団体)とその代表仁藤夢乃に対する深刻な妨害に関する提訴記者会見 2022.11.29

記事公開日:2022.12.9取材地: テキスト動画
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(取材、文・IWJ編集部)

 2022年11月29日(火)午後2時から、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で、一般社団法人Colabo(コラボ)とその代表・仁藤夢乃氏による記者会見が行われた。

 「Colabo」は、虐待や性搾取の被害にあっている10代の少女を保護・支援する活動を行なっている。

 「Colabo」と仁藤氏は、虚偽の投稿で社会的信頼を傷つけられたとして、都内に住む40代の男性に対し、「Colabo」に550万円、仁藤氏に550万円の計1100万円の損害賠償、デマ記事の削除、謝罪広告を求める訴えを、東京地裁に起こした。

 被告であるこの男性は、ツイッターアカウント名「暇空茜/Kiyoteru Mizuhara @Z4mibyc8FYL06mB」、または「暇空茜 @himasoraakane」、YouTubeアカウント名「暇な空白チャンネル」並びに、ブログサイト『Note』で「暇な空白」名(以下、「暇空茜」)で、「Colabo」や仁藤氏に対し、非常に深刻なデマや中傷、嫌がらせを繰り返している中の1名とのこと。

 弁護団の神原元(かんばら はじめ)弁護士は、「荒唐無稽なデマを毎日大量に垂れ流し、『Colabo』や仁藤さんの信用を傷つける行為は、サイバーハラスメント、オンラインハラスメントだ」と批判した。

 暇空茜は、ブログサイト『Note』で以下のように書いている。

 「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人65000円ずつ徴収している」

 「これね、Colaboが公式にあげてる写真によると、タコ部屋みたいな部屋に3人で住んでて、その3人の家計簿を見ると収入が14~16万とアルバイトなら高すぎる。しかも額が生活保護費と一致。家賃と光熱費で4万、他に謎の税保険費とかいう25000円が3人同額で支出に計上されている。生活保護はシェアハウスだめとかあるはずだから、それを不正に受給させながら、さらに不正にバイトも裏でお駄賃をもらってColaboの手伝いをしてる。1000円単位だから時給1000円じゃない? で、月に65000円、ヤサ代を徴収してる以外の答えが思いつかない、っていうだけの話なんだよ」

 「ここで一旦これまでわかったことをまとめます。Colaboは家出少女に弁護士を使って役所にカチこんで生活保護をつけ、シェアハウス(タコ部屋)やアパート(自物件)に住まわせて一人月65000円を徴収している。募った寄付品の食料は、アパートに住んでる子に定期的に送っている。こうして子飼いにした女の子たちを、沖縄基地反対座り込み活動や韓国慰安婦団体正義連のデモに連れ回して政治活動を主として行ってる。こうとしか考えられない様々な疑惑があるってことなんだよ」

 「ざっとみて、補助金の不正受給、生活保護不正受給、未成年誘拐かなにか(親元から引き離して許可を得ず政治活動旅行は合法ではないだろう)、あたりは普通に問題だろうね」

 訴状によると、「補助金の不正受給」「未成年誘拐」との主張も原告らの名誉を毀損するものではあるが、これらについては本件訴訟では扱わず、別の機会に譲り、本件訴訟では、暇空茜による「生活保護不正受給」の中傷に対して訴えるとのこと。

 記者会見で、弁護団の太田啓子弁護士は、下記のように述べた。

 「暇空茜の書くデマの特徴なんですけれども、『Colabo』のフェイスブックやインスタグラムで、『Colabo』の活動を紹介する写真が載ってるのを引用するんですね。公式の『Colabo』が言ってるんだから、『ほら、本当じゃん!?』といったことをやるわけです。

 ですが、例えば今映ってるこれ(写真を提示)は、女性が3人お布団に座ってる写真ですけれど、『Colabo』のフェイスブックの写真なんですが、これをもってこの暇空茜は、『日常的にこういう風に、せまい一部屋に3人が押し込められてるんだよ、ほら、タコ部屋でしょ!』っていう風に言うんですけれども、その引用してるフェイスブックの投稿を見れば、これは大晦日の年越し合宿、お泊まり会なんですね。

 しかも、これは一時シェルターであって、普段そうやって使っている所に、仲良くなった子たちが、お泊まり会をしていると、そういう楽しい風景として流したものを、わざと文脈を変えて、あたかも事実(タコ部屋)であるかのように断言して流すと。こういうデマのパターンばかりなんですね」

 IWJ記者は、暇空茜による『Note』の「Colaboと仁藤夢乃さんの生活保護ビジネスについて調べてみました」と題するブログを確認した。

 暇空茜は、シェアハウスの10代の女性たちが生活費のシミュレーション(模擬訓練)をしている写真から、ホワイトボードに書き込まれている数字を読み取り、それをエクセルに起こし、そのエクセル表の「家賃」と「光熱費」と「保険+税」の項目の横に、自身で「Colabo徴収」と記入しているのである。写真に写っているホワイトボードには、「Colabo徴収」とは、どこにも書かれていない。

 Colaboの理事である齋藤百合子氏(大東文化大学特任教授)は、次のように語った。

 「これって、今に起きたことじゃなくて、百数十年前にヨーロッパで、女性が『参政権が欲しい』って言ったときにも、こういうバックラッシュ(反動)がありました。日本でも66年前に売春防止法ができたときにも、やはり市川房枝さんが命の危険を感じるほどの中傷があったという風に書かれています。

 そしてこの66年目にして今年は、『困難な問題を抱える女性への支援に関する法律』というのが、5月に成立しました。仁藤さんもこれに深く関わっています。こうした少しずつ女性の権利が認められようとするこの社会に、『やっぱり、そういう生意気な女たちをやっつけてやろう』、そういう悪意がのぞいているように見えて仕方ありません」

 詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2022年11月29日(火)14:00~15:00
  • 場所 衆議院第二会館 第1面談室(東京都千代田区)
  • 主催 一般社団法人Colabo 記者会見事務局

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