【9月14日19時10分・国会前決壊!】安保法制に反対する国民の抗議行動、押し寄せた人波が規制線を突破!現場から岩上安身が緊急生レポート!

記事公開日:2015.9.14取材地: テキスト
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(岩上安身)

特集 安保法制

 安保法制をめぐる参議院審議の、(与党日程での)事実上の最終日となった(※)2015年9月14日、国会前で行われていた抗議行動は19時5分、決壊をむかえた。現場では岩上安身が今も、その様子を発信している。以下、緊急生レポートとして19時45分現在までの緊急生レポートとしてまとめる。


 18時30分、すでに国会前のメインスデージはぎゅう詰めのひとだかり。人があふれそうになり、警官がガードレールを押し返す。なんとか、中に入り、ポジションを確保。岡田克也民主党代表のスピーチ。「強行採決は許さない!」そして共産党の志位和夫さん。「安倍政権は、最高裁元長官の違憲という判断を聞かない」。

(※)与党・安倍政権は14日に安倍総理が出席した審議をもって、翌15日にはSEALDsの奥田愛基さん、憲法学者の小林節氏らが出席する中央公聴会、神奈川県の新横浜で行われる地方公聴会をもって、同日中に委員会採決、17日に参議院本会議での可決・成立を目論んでいる。

 「憲法違反の安保法案を廃案にし、安倍政権を退陣に追い込もう!」と志位和夫氏。そのあと、社会民主党の吉田党首がスピーチ。目の前を、シールズの若者が通る。

 吉田社民党党首の演説。「廃案に向けて全力をあげましょう!」。そのあと、「生活と山本太郎となかまたち」から玉城デニー議員。

 玉城デニー議員のスピーチ!「今日、翁長知事の 、埋め立て承認取り消しの表明をしました! 沖縄県民の『あんたを支えるよ』という民意があったから。私たちが戦えるのも皆さんの民意があるからです!ともに戦いましょう!」

 野党四党の代表が、手をつないでアピール。

 各界のスピーチ。評論家の佐高信氏。「王の頭に釘を打て! 安倍の頭に釘を打て!」とげきを飛ばす。続いて講談師の神田香織さん。「なんでのこのこ尻尾をふってアメリカについていくのか」と対米追従を猛烈に批判!

 「私は昨日福島に行ってきました。原発を再稼動した安倍さん、あなたが、あそこに住みなさい!」と神田さん。

 鎌田慧さん。「圧政と隷属。これが自由と民主主義を標榜する政党なのか⁉︎ こんな政党に支配されている。こんなに悔しいことはない」 。

 9条の会、ノーベル賞作家の大江健三郎氏が登場。

 大江さんのスビーチ、続いている。正面はシーンとして聞いているが、30mと離れていない地点では、鳴り物入りで大きな声が上がり続けている。

 オレンジのペンライトを振るコーラーの菱山南帆子さん。「安倍政権はただちに退陣! ただちに退陣! 退陣! 退陣!」「安倍政権の暴走止めよう!みんなの力で絶対止めよう!」「戦争法案、今すぐ廃案! 今すぐ廃案! 」「廃案! 廃案!」。

 メインスデージは警官が車道に人を広げる。決壊のための対応。

 19時10分、車道に機動隊車両が何台も急行し、バリケード。その外側にも鉄柵を運んでバリケード。坂下では決壊の模様。

 ch8 ゴーブロと長さおのカメラ、決壊地点で最大限に伸ばしています。4メートルの高さから!

 安倍はやめろのコール!

 決壊最前線の写真。

 国会前に押し寄せる人波。機動隊はバリケードの外側の車両のその後ろに警官を再配置。

 バリケードを抑える最前線の警官。寄せる人波。

 車道、国会前から離れた地点はとっくに開放されているが、国会前のT字路を車両と二重のバリケードでブロック。ここを通さないつもり。

 車道が開放されたと言っても、身動きが取れない。帰りたいというサラリーマンを封鎖して通さない警官。悶着が。あちこちで。

 どこかの報道のカメラマンが、通りがかり、脚立、どうぞ、と使わせてくれた。報道の腕章。ロックの会、行ったことがあります!と。記者クラブのカメラマンがめったにないこと。

 19時45分、コールは先ほどから、「安倍はやめろ!」の繰り返し。(続く)

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