2014年1月22日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。函館市が大間原発の建設の差し止めを求め、訴訟を3月にも起こす意向を示したことについて、田中委員長は、「私から何か申し上げることではない」とコメントした。
2014年1月22日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。函館市が大間原発の建設の差し止めを求め、訴訟を3月にも起こす意向を示したことについて、田中委員長は、「私から何か申し上げることではない」とコメントした。
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函館市が大間原発の建設の差し止めを求めて訴訟を3月にも起こす意向を示したことについて、田中委員長は、「私から何か申し上げることではない。今の質問に特に答えはない。国が訴訟を受ければ、国として対応していくことになると思う」との見解を示した。
電源開発株式会社(J-POWERの)が計画している大間原発は、全燃料をウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)とする”フルMOX”として計画されている。このことに対し以前から慎重姿勢を示していた田中委員長は、改めて見解を尋ねられ、「技術的の納得できる状況でないと、すぐには認められる状況ではない」と答えた。
さらに、「この事故を起こした日本において、1/3-MOX すらまだ、まともにやっていない所で、世界でも例のないフルMOX炉心をやるということについては、相当慎重にやらざるを得ない」と述べた。
福島第一原発3号炉の主蒸気隔離弁室から水漏れが確認されたことに対して田中委員長は、「内部調査が進み、どこか穴が開いているのは事実だ。こういった事例は今後も、沢山出てくると予想している」との見解を示した。
いつから、どういう理由で穴が開いていたか、破損していたか、という事について、「今後の調査でできるだけ明らかにし、そこから必要があれば教訓を学び、それを対応していかないといけない」と述べた。しかし、調べれば調べるほど、水漏れだけではなく、いろいろな事が分ってくると考えている。しかし、これから順番に調べていく以外、方法はないので、そのプロセスの中で、今回の3号機の水漏れが発覚したとの意見を述べた。
■jaikoman氏によるまとめ