先日、茂木経済産業大臣から発表された今年度予算に計上されている予備費を活用した汚染水処理問題。2013年9月2日(月)15時30分から、東京都千代田区・衆議院第一議員会館にて「国会エネルギー調査会(準備会)第28回 福島第一原発の汚染水対策を検証」が臨時に開催され、自民党の河野太郎議員から調査会に出席した資源エネルギー庁に対し、数百億円もの予備費の活用について質問が出た。
エネ庁は「予備費を使う方向で財務省と詰めの作業をしている」と回答。これに対し、「それは東電に請求するのか」と河野議員が質問を返すと、歯切れが悪く「そこも含めて財務省と調整中です」と述べた。その後のやりとりでもエネ庁の歯切れの悪い回答が続き、河野議員は強い口調で「東京電力に請求しないってことは破綻処理をして政府が出ていきます、ってことだよね。堂々と請求しろよ、税金だぜ、これ。この汚染水が漏れたのは、東京電力が後手後手に回って発生した事故だよ。東京電力が対応できないから政府が出ていくのなら、堂々と請求すればいいじゃない」と詰め寄る場面も見られた。