2023年6月16日(金)午後6時より、東京都八王子市の船森公園において、原発反対八王子行動が開催された。
参加者は、次のように東京電力や政府による、福島第一原発事故対応のまずさについて、怒りを露わにした。
「東京電力のひどさが、もう色々なところで出てきていている。
新潟・柏崎刈羽の方についても、東京電力には原発をやる資格はないとの発言(記事)が、新潟市長からも出ており、東京新聞・特報部にもあったと思う。
動かす側に危機管理意識が全く感じられない。気を緩めないで見ていきたい。
二日前ぐらいに東京新聞に投書したが、何の断りもなく太平洋に汚染水が放出される。
近隣の(海外の)小さな島の人達は無視されている。大国ヅラして人の声を聞かない。日本人の一人として国民の一人としてとてもとても恥ずかしい。
結局そのように、他の国の人の生きる術・人権を無視するということが、自国の国民の人権を無視していくことに繋がるのでないかと思う。
入管法のことにしても、LGBTQのことにしても、やはり全部人権。原発のことも、汚染水の放出のことも、根は同じなのではないか? 恥ずかしいと思う。
太平洋諸国の人たちが、自分たちの声を聞いて欲しいと言っているので、どうにかできないかと一人で団駄踏んでいる」
===========
次に登壇した参加者からも、政府による福島第一原発事故対応へ、海外からも非難の声が上がっていることが伝えられた。
「福島原発汚染水・海洋放出設備の試運転が開始された。中国・外交部の汪文斌報道官が、『日本政府が原発汚染水海洋放出設備の試運転を開始したことは、日本が現場原発汚染水の海洋放出強行へとまた一歩進んだことを意味する。
原発汚染水の海洋放出の推進を強行することは無責任であり、支持されない。汚染水の海洋放出が太平洋諸国の生態環境・食品の安全・人々の健康にどのような影響を与えるのかについて、日本側はこれまで十分な科学的根拠を示せていない』と報じて(述べて)いる。まったくその通りだと思っている」
- 原発「60年超運転」法が成立 自公維国などが賛成 電力業界の主張丸のみ 福島事故の反省と教訓どこへ(2023.5.31、東京新聞)
- 「原発60年超」法案の委員会採決に反対の声 「避難者を無視している」「政府は真正面から答えない」(2023.5.29、東京新聞)
- 2023年6月7日、外務省の汪文斌報道官は定例記者会見を主催した(2023.6.7、中国・外交部(公式))
- Japan Plans to Dump Fukushima Wastewater Into a Pacific With a Toxic Nuclear History((日本は有害な核の歴史を持つ福島の廃水を太平洋に投棄する計画を立てている))(2023.2.6、Time(America))
- アイキャッチ:日本核污染水排海设备今试运行 专家:最粗暴、最低成本的方式(日本の核汚染水排水設備の専門家:最も残酷で最も安価な方法)(2023.6.12、潮新聞(中国))より