東京高裁が袴田事件の再審開始を決定!! 歓喜の中、弁護団は、検察の「特別抗告」についての警戒を解かず、「特別抗告をするな」と検察庁へ申し入れ!! ~3.13「袴田事件」東京高裁前での決定報告 ―登壇:袴田ひで子さん、袴田事件弁護団 2023.3.13

記事公開日:2023.3.17取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2023年3月13日午後2時、東京高裁前にて、いわゆる「袴田事件」の再審開始決定の報告が行われた。

 この日、あいにくの雨の中、袴田巌さんの再審無罪を求める実行委員会(アムネスティ・インターナショナル日本)、日本国民救援会、日本プロボクシング協会 袴田巖支援委員会、袴田巖さんの再審を求める会、袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会、袴田巖さんを救援する静岡県民の会、袴田さん支援クラブ、浜松・袴田巖さんを救う市民の会、無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会、そして、報道関係者など、多くの人々が東京高裁前の歩道を埋め尽くし、「旗出し」の瞬間を、それぞれの想いをスピーチしながら、待ち続けていた。

 「旗出し」は、スピーチ集会が始まって1時間が経過したころに行われた。「検察の抗告を棄却」、そして「再審開始」と書かれた旗がひるがえり、集まった人々は歓声をあげ、抱き合い、互いをねぎらいあった。

 その後、袴田巌さんの姉である袴田ひで子さんと、弁護団事務局長の小川秀世弁護士が現れ、報道陣のインタビューに応じた。

 ひで子さん「みなさまありがとうございます。再審開始になりました。本当にうれしいです!! 闘って来た甲斐がありました。本当にありがとうございます!! ただうれしい!ただうれしい!本当にうれしゅうございます。(中略)

 あのねえ、ともかくねえ、私は56年間闘っているんですよ。この日が来るのを、本当に、心待ちにしておりました。これでやっと肩の荷が下りたという感じでございます。本当にありがとう!」

 小川事務局長「私は、当然だと思っていたんですよ。…だけど、みんなが喜んでくれるから…本当にうれしい!! 」

 小川弁護士は、この「再審開始」の決定について、ひとつの懸念を口にした。

 小川事務局長「今日、検察官、検察庁に対して、『特別抗告』をするなという申し入れ(※)をしに行く予定でおります。ただ、決定の内容を見ますとね、『犯行着衣』ではないというところははっきりと否定してくれていますので、そういうところで、もう、検察官はね、何も、今まで立証もできなかったわけですから、もう抗告することは事実上できないと思います」。

 もし、検察が「特別抗告」をすれば、再び最高裁において事件が審理されることになる。弁護団や支援者らは、取材に集まった報道関係者に向けて、「検察が『特別抗告』を断念するように、きちんと釘を刺してほしい」と何度も訴えた。

 現在、特別抗告期限である3月20日に向けて、検察庁の「特別抗告」を阻止するための署名活動(※)も展開されている。袴田巌さんご本人、姉のひで子さん、そしてすべての支援者・関係者のみなさんの長過ぎる闘いに終止符を打つために、ぜひ、署名をお願いしたいと思う。

 詳細についてはぜひ全編動画をご視聴ください。

■全編動画

  • 日時 2023年3月13日(月)13:00~
  • 場所 東京高裁前(東京都千代田区)
  • 詳細1 袴田さん支援クラブ Facebok告知
  • 詳細2 袴田事件弁護団 サイト内告知
  • 主催 袴田巌さんの再審無罪を求める実行委員会(アムネスティ・インターナショナル日本、
  •    日本国民救援会、日本プロボクシング協会 袴田巖支援委員会、
  •    袴田巖さんの再審を求める会、袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会、
  •    袴田巖さんを救援する静岡県民の会、袴田さん支援クラブ、浜松・袴田巖さんを救う市民の会、
  •    無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会)

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