【特別寄稿】維新副代表の吉村洋文・大阪府知事会見で露呈した維新の正体! コロナ対策、IR、政治献金、辺野古埋め立て、国会議員文通費、どれも「改革政党」は看板倒れで第二自民党安倍派のような政権補完勢力!! 2022.1.11

記事公開日:2022.1.11 テキスト
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(取材、文・フリージャーナリスト 横田一)

 日本維新の会副代表の吉村洋文・大阪府知事が2021年12月22日、年内最後の定例会見に臨んだ。会見は二部制で、前半が「公務」で大阪府知事としての説明と質疑応答、後半が「政務」で維新副代表として回答する。

 その両方で質問をする中で浮き彫りになっていったのは、「既得権の打破」などを掲げるだけの「エセ改革政党」ぶりと、古き自民党土建政治を踏襲する政権補完勢力(第二自民党)にすぎない維新の正体だった。

▲吉村洋文・大阪府知事、日本維新の会副代表(横田一氏提供)

 先の衆院選で議席が4倍増となった維新は「政党支持率で野党第一党の立憲民主党を超えた」などと野党扱いされることが多いが、実態は、自公政権を閣外から支える与党(政権補完勢力)にすぎない。岸田首相よりも改憲に前向きな、第二自民党安倍派のようなタカ派主張を繰り返す一方、コロナ対策の不備などについて現政権を厳しく批判しようとしないのだ。

 ちなみに12月22日は、大阪府がコロナの新たな変異株「オミクロン株」の市中感染を発表した日で、当然、会見では関連質問が相次いだ。

 また5日前の17日にも、米兵のコロナ集団感染が確認された「米軍キャンプ・ハンセン」(沖縄県金武町)で勤務する日本人男性のオミクロン株感染が発表され、しかも米軍基地前の繁華街にはマスクなしの米兵が自由に外出、「基地、水際対策抜け穴に」(12月18日付の琉球新報)と問題視されていた。

▲米軍キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町)(横田一氏提供)

 この時に沖縄で現場取材をしていた私は、岸田首相が沖縄の抜け穴をふさがずに「水際対策の強化」と訴える危機管理の欠如を目の当たりにし、米軍基地が感染震源地となる感染拡大リスクを実感したばかりだった。

沖縄・米軍基地が水際対策の抜け穴! オミクロン株集団感染発生にも直行便がある大阪・吉村府知事は危機感を見せず!

 そこで私は、沖縄(那覇)との直行便が行き交う関西空港を抱える大阪府のトップである吉村知事に次のような問題提起をしたが、素っ気ない回答しか返ってこなかった。

 横田一「沖縄の米軍基地、キャンプ・ハンセンでオミクロン株と疑われる集団感染が発生して、その基地の前の繁華街にマスクなしで米兵、基地関係者が出入りしていると。

地元紙は『水際対策の抜け穴がある』というふうに指摘しているが、(関空に)沖縄・大阪便がある大阪府知事として、こういう事態をどう受け止めているのか?

政府に緊急申し入れをして外出制限を強化してもらうとか、全国知事会に問題提起して日米地位協定の不平等なことによる水際対策の抜け穴を是正するとか、そういう対策を打つ考えはないのか?」

▲米軍キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町)周辺の様子 1(横田一氏提供)

 吉村知事「沖縄の対策についてはデニー知事が判断されることだと思っていますので、デニー知事において適切に対応されるというふうに思います。僕が何か言うことはありません」

横田「大阪府知事として関空の那覇・大阪便の乗客については検疫体制を強化するとか、そういう考えはないのでしょうか?」

吉村知事「検疫っていうのは海外からの入国が検疫なので」

 吉村知事の危機感の乏しさは、岸田首相と同程度にすぎないと確信した。

(…会員ページにつづく)

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