2021年11月21日、日本共産党の志位和夫委員長が、日本維新の会議員による政党助成金の「ためこみ」を、ツイッターで暴露した。
- 日本共産党・志位和夫委員長のツイート(2021年11月21日、10:57分)
たとえば日本維新の会の鈴木宗男参議院議員の支部は、2020年分の政党助成金1300万円以上を「党勢拡大の為」という曖昧な使用目的で基金としてため込み、自由に使える状態にしている。
IWJが直撃取材した総務省政党助成室は、「党勢拡大のため」に本当に使われたかは「検証できない」と明言した。この仕組みは、まさに国民の血税から捻出されている政党助成金を政党支部が自由に使えるお金に変える「錬金術」である。
鈴木宗男議員は北海道総支部を含めると計1400万円以上、維新の他の議員も1000万円以上の「ため込み」が判明していることから、IWJでは鈴木議員と維新本部へ質問状を送付した。
さらに自民党の議員、しかも岸田文雄総理がこの「錬金術」によって2600万円以上を、安倍晋三元総理が2000万円以上を、そして麻生太郎副総裁が1900万円以上をため込んでいるも分かっている。そろいもそろって改憲に熱心な政治家であり、ため込んだ金の「使用目的」はすべて「党勢拡大」である。この「錬金術」の根本原因である「政党助成法」を、見直しするべき時期ではないのか?