ゲノム編集食品は遺伝子組み換えよりはるかに遺伝子操作の割合がスケールアップしている! 検査は可能にもかかわらず、食品表示を実現しない行政は、「やる気がない」!~6.15食品表示について市民の声を聞く院内+オンライン集会 2021.6.15

記事公開日:2021.6.16取材地: テキスト動画
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(取材、文・渡会裕)

 2021年6月15日、東京都千代田区の参議院議員会館で、食の安全・安心を創る議員連盟の主催による「食品表示について市民の声を聞く院内+オンライン集会」が開催された。

 集会で登壇した、天笠啓祐・遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表は「ぜひともゲノム編集食品には表示をお願いしたい」と訴える。

 「今、ゲノム編集食品は表示しない、という事になっている、これはおかしな話。(ゲノム編集食品は)遺伝子操作食品で、遺伝子組み換えよりゲノム編集の方がはるかに遺伝子の操作の割合がスケールアップしている、にもかかわらず遺伝子組み換えではない、ということを理由に表示しないという事になってしまった」

 さらに天笠氏は、ゲノム編集食品の規制について「2018年7月に欧州司法裁判所が下した判断」、「予防原則にもとづいて、遺伝子組み換え作物、飼料、食品と同等に扱うという原則を、ぜひ日本でも実現していただきたい」と述べた。

 また、「検査はできないから表示はできない、と言うが検査はできる」、「開発したところがどこのDNAを壊したか、という情報を開示すれば、それだけで簡単に検査ができる」「それがやりたくないというのならば、全ゲノムの情報を公開すればよい」として、「やる気がないという事だ」と行政を批判した。

■全編動画

  • 日時 2021年 6月 15日(火)16:00~17:30
  • 場所 参議院議員会館講堂(東京都千代田区)
  • 主催 食の安全・安心を創る議員連盟

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