10年間の「反原発国会前集合!」 は決して無駄ではなかった!【0307 原発ゼロ★国会前集会 ―原発事故から10年・福島とともに―】3.11追悼 ―原発廃炉時代・再エネ社会の創生に向けて 再稼働反対!エネルギー基本計画の改革を!~3.7国会正門前 2021.3.7

記事公開日:2021.3.8取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材、文・中村尚貴)

 国会正門前にて、3月7日、午後2時から行われた首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆国会前集合」の模様をIWJ記者が中継取材した。

 なお国会前で開かれるこの集会は、IWJも長きにわたってライブで中継取材していたが、この3月でひとまず休止すると主催者から発表があった。主催者は首都圏反原発連合自体は解散はしないこともあわせて告げた。 

 開会に先立ち、2011.03.11の東日本大震災によってお亡くなりになったすべての犠牲者の方々に対し、参加されている皆さんで黙祷を行った。

 簡易の壇上でスピーチされた政治家の方々は、元総理大臣菅直人氏、日本共産党委員長志位和夫氏、社会民主党党首福島みずほ氏、立憲民主党山崎誠氏、立憲民主党大河原雅子氏、日本共産党吉良よし子氏、日本共産党笠井亮氏、れいわ新選組東京都第8区総支部長辻村ちひろ氏が、「原発ゼロ」を目指すべく、それぞれの思いを述べた。

 10年前の震災当時、内閣総理大臣を務めていた菅直人元総理がスピーチの口火をきった。「反原連の皆様のおかげで、原発が日本の総発電量の3%まで追い込むことができた」と反原連に対し感謝のお礼を述べ、「原発がなくても、再生可能エネルギーだけで日本の産業が必要とする電力は十二分に発電できる」と主張した。  

 日本共産党の志位委員長は、反原連の皆さんに対し「10年間の頑張りに心からお礼を申し上げます」と述べ、「原発事故は10年たっても続いていおり、なお拡大していると痛感しました」と福島にお住いの方とのやり取りを思い出しながら述べられました。トリチウム問題に関しては「1日、150トンの汚染水が増え続けている。皆さん海洋放出は絶対に止めましょう! 」と強く訴えた。

 文化人の参加者は、クレヨンハウス主宰落合恵子氏、精神科医香山リカ氏、落語家・作家立川談四楼氏、作家中沢けい氏、哲学者西谷修氏、元参議院議員、西武百貨店社長水野誠一氏らがコメントを発表した。 

 落合恵子氏は、山田真貴子元内閣広報官接待問題を受けて「何が断らない女ですか。私たちは断っていきましょうよ。7万円のご飯?バカじゃないかと思うよね。食べるもの位、自分で金だせよねと思うよね」と批判した。続けて「忘れないでください。原子力緊急事態宣言は(未だ)解除されていないのです10年。忘れてはならないはずです。被災した人々の苦しみも何も変わっていない。だからこそ違いをちゃんと持ちながら続けていきたい。やっぱりいいなあ異議申し立ては。私たちはモノを言い続けたい」と述べた。

 詳しくは、下記のURLから動画を御覧ください。

■全編動画

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です