9月25日、雨の中、国会議事堂前でFridays For Futureが開催され、#シューズアクションと名付けられた気候変動への行動が行われた。
Fridays For Futureとは2018年8月に当時15歳だったスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんが始めたストライキである。毎週金曜日に学校を休み、国会の前で気候変動への早急な対策を求め、世界の人々に影響を与えた。
今回行われたシューズアクションはその一環である。新型コロナウイルス感染症が拡大し、集団を組織してマーチが行えない状況下においても、常にある気候変動に対する危機感を示すため、メッセージボードと共に靴を置くことで「密」を避けたアクションをとった。
アクション中、主催者らは各々に心境を語った。
ある男子学生は次のように話す。
「僕はあまり若者対大人とかそういう対立が好きではなくて、本当にこれ(気候変動)は若者だろうが、おじいさんだろうが、大人だろうが、子どもだろうが、誰もが関わる、誰もが命の危険に晒される、そういう問題だと思っています。
だからもう若者VS大人とかそういう対立を報道せずに、みんなでこういう運動を作り上げていきたいなというふうに思っています」
また、他の女子学生は気候変動に対する危機感を語り、アクションに参加することを次のように呼びかけた。
「私もたった1人が(アクションを)やったところで、影響があったとしてもすごく小さいとか、あまり目に見えないだろうなと思っていた時期ももちろんあったんですけど、でも傍観者でいることに居ても立ってもいられなくなりました。
将来の子どもたちに自分たちのやってきたことのつけを回したくはないし、自分の怠惰な行動が誰かを苦しめるという未来を見ることに耐えられません。
残念なことに、自分の中でいくら強い気持ちとか、自然とか環境とかすべて守りたいという優しい気持ちがあったとしても、それを行動にして示さない限り伝わりません。
(中略)私としては、やるかやらないかという2択になったときに、自分がやったときの影響力がどれほどあるのか想像できなかったけど、やらないという選択肢が見つからなくて、こうして動いています」