「PCR検査について、様々な、必要とされている方やリスクの高い方に、予防的にやっていくという面もあるので、戦略的に裾野を広げていこうとしているわけであります」~7.7西村康稔全世代型社会保障改革担当大臣定例会見 2020.7.7

記事公開日:2020.7.7取材地: テキスト動画
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(取材・文:浜本信貴)

 2020年7月7日(火)午後5時30分より、東京都千代田区永田町の中央合同庁舎第8号館・会見室にて、内閣府 西村康稔 全世代型社会保障改革担当大臣の定例記者会見が行なわれた。

 冒頭、西村大臣からの報告はなく、そのまま、各社記者と西村大臣との質疑応答となった。同日発表された家計調査(2020年5月分)の内容についての質問が一つあった他はすべて新型コロナウイルス対策に関するものであった。

 IWJからは以下のとおり質問した。

 「先ほどから大臣のお話にもありますとおり、東京で連日100人を超える感染者が確認され、その多くが20代、30代の若い人であり、無症状者も多いとのことですが、そうであれば市中にはかなり多くの無症状感染者がいて都道府県をまたいで移動している現実があると思います。

 大臣も尾身会長も会見で『リアルタイムの感染状況データの把握』が重要であるとおっしゃっていますが、そうであれば早急に、希望者全員に公費で安価な検査を実行すべきではないでしょうか? お考えをお聞かせ下さい」

 この質問に対し、西村大臣から、以下のとおり、回答があった。

 「PCR検査は、抗原検査ともあわせて、抗原検査の場合は症状が出てから9日までですから、無症状の人にはなかなか難しい面がありますけれども、しかし、これを組み合わせてやれれば、今、13万件くらいの能力がありますので、これをさらに拡充していかなければならないと思っていますが、その能力を活かしながらですね、戦略的にどうPCR検査を、抗原検査を含めて、検査をやっていくのかということを、昨日も尾身先生からも、問題提起されました。

 我々も、日々、厚労省も交えて、議論を進めています。症状のある方は、当然医師の指導に従って、できるだけ迅速に受けられるようにする。これが大きな波のときは、3月・4月は、1週間かかった、10日かかったという事例も、私のところにも届きました。

 もうこれは、スムーズにすぐに受けれる、この万全な体制を作らなければいけないというふうに思います。

 そして、無症状の方については、その中でもリスクの高い職種、リスクの高いエリア、というものがありますから、これは今で言えば、バー、クラブなどの接待をともなう飲食業ですね。当然、近い距離で会話をするリスクがあって、感染者が出れば広がってしまう。

 あるいは、大きな声で騒ぐこともありうる業態ということでですね、こういった方々には、感染者が出ていなくとも、今、新宿区で取り組んでいるとおり、積極的に受けてもらってですね、勧奨して、受けてくれています。

■全編動画 ※22分50秒からIWJ記者の質問となります。

  • 日時 2020年7月7日(火)17:00~(予定)
  • 場所 中央合同庁舎第8号館 S101・S103会見室(東京都千代田区)

(…会員ページにつづく)

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