アベノマスク最大の発注先・興和にIWJが直撃取材!安倍総理夫人・昭恵氏のコネによる契約は完全否定!予算466億円の残り375億円のゆくえは「国に聞いて」との回答! 2020.4.25

記事公開日:2020.4.25 テキスト
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(IWJ編集部)

特集 #新型コロナウイルス
※この投稿は日刊ガイド2020.4.23日号 ~No.2779号に掲載され記事に加筆修正しています。

 福島瑞穂社会民主党党首の記者会見でも取り上げられた全世帯配布用のコロナ対策布マスク、通称「アベノマスク」に関する疑惑について、最大の生産発注先である興和(本社名古屋市)にIWJが直撃取材した。

 2020年4月22日の日刊ガイドでご報告したように、「アベノマスク」は、汚れや毛髪混入などの不良品が8000枚近く見つかり、配布が中断されている。

 マスク製造元に関して、福島瑞穂氏の問い合わせに厚生労働省が21日に回答。受注企業が興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社で、契約金額を合わせると約91憶円であることが判明した。

 では、不良品を納品した企業はどこか? 随意契約なのか? 布マスク配布総予算約466億円と3社の製造費約91憶円との、約375億円の巨大な差額はすべて日本郵政の郵送料なのか?

 IWJはこれらの疑問を、約91憶円の大半を占める約54・8億円を受注したとされる興和株式会社の広報部に問い合わせた。なお、伊藤忠商事の受注額は28・5億円、マツオカコーポレーションは約7・6億円で、両社にも問い合わせたが、折り返し連絡するとの回答で、22日中に連絡はなかった。

▲興和株式会社ホームページより

IWJの質問と興和の広報部の回答、詳細については語らず

 IWJの質問(1)「約54・8億円と報じられている受注金額は事実か?」

 興和の回答「事実である」

 IWJの質問(2)「随意契約か? 随意契約なら契約の経緯を教えてほしい」

 興和の回答「いずれも非公表の方針である」

 IWJの質問(3)「何枚受注し、そのうち何枚納品したのか?」

 興和の回答「それらに関しても非公表の方針である」

 IWJの質問(4)「納品した中に不良品は含まれていたのか?」

 興和の回答「まだ確認できていない」

 IWJの質問(5)「生産工場はどこにあり、どんな体制なのか?」

 興和の回答「国内外の生産協力工場で、具体的地名等は答えられない」

 以上、詳細については何も答えられないとの回答です。

ネットで広がるミャンマー支援に積極的だった安倍昭恵氏をめぐる疑惑の声

 興和は3月5日、4月にはガーゼマスクの月5000万枚供給を目指すと発表し、「ミャンマーにある協力企業の工場で、繊維製品の生産ラインをマスク製造に転用する」と報じられた。

 このミャンマーでの生産に関し、安倍総理夫人の昭恵氏がミャンマー支援に積極的なことから、昭恵氏のコネで興和が随意契約したのではないかとの疑惑がネット上で発生している。

▲安倍昭恵氏と訪日中のスー・スー・ルイン・ミャンマー大統領夫人(昭恵氏むかって右隣)(外務省HPより)

 安倍昭恵氏は、第1次安倍内閣の退陣後に、自ら入学した立教大学大学院の修士論文で「ミャンマーの寺子屋教育」を取り上げたのをはじめ、総理夫人としてミャンマーを何回も訪問、ミャンマー大統領夫人との懇談やミャンマー支援団体との交流を重ねてきた。毎年5月に開かれる「ミャンマー祭り」に、以前は実行委員会の名誉会長として参加してきたが、今年はコロナのために参加できず、落胆しているとも報じられている。

 なお、2013年に安倍総理夫妻がミャンマーを訪問した際の政府専用機には、「アベ友」で知られる加計学園の加計晃太郎理事長が同乗したことを、民進党の宮崎岳志議員の質問に安倍総理自身が回答してる。当時加計学園はミャンマーからの留学生受け入れを積極的に進めていたとされる。

 こうした安倍昭恵氏とミャンマーとの強いつながりから、今回の興和によるミャンマーでの生産を前提としたマスクの大量受注が、昭恵氏とのコネクションによるものではないかとの疑惑がネット上で起こったものだ。

 IWJは、この疑問を興和の担当者に直接ぶつけ、質問を続けた。

 IWJの質問(6)「今回の国からのマスク受注は、安倍昭恵氏とのコネによる随意契約ではないか?」

 興和の回答「弊社はもともと不織布のマスクを作っていたが増産が間に合わない中で、国から要請を受けて、布マスクの生産に取り組んだのであり、安倍昭恵氏とのコネによる発注ということは一切ない」

 IWJの質問(7)「なぜ国が御社に要請したのか?」

 興和の回答「国がなぜ当社に要請したかは当社が答えることができないので、国に聞いてほしい」

 IWJの質問(8)「政府がアベノマスクの発注先である御社の名前をずっと公表せず、御社も名乗り出なかったのはなぜか?」

 興和の回答「3月5日発表の報道資料で『国からの要請のもと』ガーゼマスクを3月に1500万枚、4月に5000万枚規模の生産を目指すと明記しており、けっして隠してきたわけではない」

 IWJの質問(9)「マスク配布総予算約466億円と3社の製造費約91憶円との間に、約375億円もの差額があるのはなぜか?」

 興和の回答「マスクを納品するまでが当社の仕事で、その先は弊社で答えるべき質問ではないので、国に聞いていただきたい」

 興和との質疑応答は以上で終わったが、IWJでは今後も、国民の健康・生命に直結する血税の使われ方の問題として、この件を継続的に追っていきたい。

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